外貨管理マニュアル改定作業

中国外貨管理マニュアルQ&Aの改定をしたいと思っていながら諸般の事情よりできなかったが、やっと着手できた。
作業開始したのは先週木曜日。木金の二日間は2件面談が有ったが、それ以外は作業に没頭。週末も寝食忘れる勢いでひたすら改定作業を続け、4日間で6万字近い改定作業を行った。随分の書き直し、根拠条文の変更をしている事を考えれば我ながら早い。まあ、着手するまでに時間がかかったが。おかげで(あまりに根詰めて作業をしたので)魂が抜け落ちたような気分だ。
全体100問中、本日時点で45問が終了。この勢いでいけば7月中旬には改定作業は終了するであろう。
まだ余裕が有りそうなので、これが終わったら、2009年の改定が最終となっている、中国ビジネス投資Q&Aも8月末までに終わらそう。インターネット、ゲーム、上場など、新しいネタも入れようと思っている。これは、ちょっと趣向を変えて、Amazonのプリントオンデマンド方式を採用し、それにPDF販売を併用してはどうかと思案中。
そして、秋には、ビジネスモデルに関する新著。これを書けばノルマの1年3冊が達成できる(ビジネスモデルの本は、来年にずれ込むかも)。

そんな訳で、何もできない週末(酒も1滴も飲まず、食事も豆腐と冷蔵庫に有ったフィッシュボールを焼いて食べた程度)。誰とも会話をしていない。あまりにむなしいので、気分だけ住居のプールの写真。昨年撮影して、使う機会が無いまま1年経過してしまったので気分だけ・・・
家のプール

大雨の中上海での講習会

6月22日は上海で定例の講習会。前の週に日本で開いた2時間のものと同じ内容(外債管理変更、通関単様式の変更、役務増値税制度変更、オフショア取引管理強化)。それに加えて、資本項目外貨換金の規制緩和が有ったので(匯発[2016]16号)これに付いても簡単に解説する。
生憎の雨(午前中は雷もなる様な大雨)にも拘わらず、100人弱の方にお集まりいただき熱心に聴講頂いた。事後の質問も30分お受けしたので、結果2.5時間。先週からの疲労が蓄積しており、終わった後(タクシー移動中)は気分が悪くなる。
上海講演会1上海講演会2

これは別の日ながら、オバマ広場の小羽にて。ここの料理は何時もながら美しい。
小羽1小羽2小羽3小羽4小羽5小羽6小羽7小羽8

日本経済新聞コラム

昨日の日本経済新聞掲載コラム(電子版・アジアコーナー)。
日系
コンプライアンス管理の厳しい大手企業が、租税回避目的が無いにも拘わらず、何故タックスヘイブンを活用するのかという理由を書いてみました。
記事はこちらをご覧ください。

話変わって。中国外貨管理マニュアルQ&Aも前回の改定版発売より3年が経過し、かなり法制度の変化が行われた事から、改定作業を開始した。昨日は一日中この作業に没頭して(100問中)9問改定。パズルの様で大変。

上海へ移動

6月20日に日本から上海移動。充実した日本出張であった。
いつもは、香港・日本便のみビジネスにアップグレードするのだが(香港⇒日本⇒上海⇒香港の三角移動をすると、1回分アップグレードが可能なマイルがたまるため)、今回は初めて日本⇒上海便もアップグレード。快適だったのは良いけれど、2時間半の移動というのは、ちともったいない様な気もする。特に、昼の移動で酒も飲めなかったし・・・
機内食

時代の変化に付いていかねば

6月17日の講演会の後は蝶理の井上中国総代表と、18日は香港時代の知人と、という様な感じで日本酒を飲みながら、色々な事を語った数日間であった。その際に感じた事だが、中国の位置づけや日本企業の活動内容は、過去10~20年で大きく変わっている。
日本企業のそもそもの進出は生産型企業(特に、輸出形態)、それが、自動車をはじめとする国内販売形態に移り変わり、2000年代中盤には販売会社がトレンドとなった。
最近では、中国での上場、インターネット、ゲーム、医療などのご相談がかなり多い。これが中国の投資環境の変化であり、その変化は極めて大きい。中国関係のご相談を受けていると、過去と比べて難易度も格段に上がってきている(というか、複雑になってきている)のを感じる。どれだけ経験を踏んでも、勉強と情報のアップデートが必要であるし、その気持を忘れたら自分のポジションを維持できない。この点、これから先も好奇心も保ちつつ、謙虚な姿勢で学べるかがどうかが、自分自身の課題かと思う。
また、人々の話を聞いていると、また、報道を見ていると、この様な時代の変化に付いて行っておらず、いまだに中国=組み立て加工場という数十年前の意識のままの論調も見受けられる。変化の激しい中国(ASEAN等でも同じだが)では、時代の変化に付いていくのは難しい。ただ、それができないと、判断を誤る危険が有る。これは、いつも肝に銘じておかないといけない事だ。

話変わって、これは秋田料理。なまはげが怖い。
なまはげなまはげビール鶏かわおにぎり
こちらは殆ど写真を撮らなかったが、青森料理。僕の好きな田酒があるのが嬉しかった。何の魚か忘れてしまったが、粕漬の様な料理と、納豆と筋子ごはん。納豆筋子の色がきれいだ。
魚の粕漬 - コピー納豆筋子 - コピー

因みに、井上総代表との会話の中で、少年よ大志を抱けというクラーク博士の言葉は、Boys be ambitious like this old manという風につながっている、という話を伺った。いい言葉だ。そういう気持ちを持ち続けたい。

刺身と日本酒で英気を養い6時間の講演に

スタジアム<
6月17日(金)は10~17時と長丁場の講演会。一人で6時間話すので、体調には万全を期さなくてはならない。
慣れとは有り難いもので、講演会やTVで緊張する事はまずない。講演会は年間約60回開催し続けているので日常生活の一部という感が有る。TVも初出演(2002年)が生放送(高難易度から開始)。これを何回かこなしたら緊張する事はなくなった。
ただ、そんな僕が、午前の講演会は緊張する。講演会自体に緊張するのではなく、若干睡眠障害気味であるため、午前の講演会の前日は「眠れなかったらどうしよう」と不安になり、それがプレッシャーになって、結果一睡もできない事がままあるのだ。徹夜状態で6時間の講演会をこなしたことが3回あるが、あれは辛かった。ただ、今回は、前夜実家で日本酒(羽根屋)を飲み、あっさり眠りに付いた。9時間ほど眠ったので体調は万全。朝から早く話したくてしかたがないくらいであった。

関内駅到着は朝9時前。横浜スタジアムを越えて横浜情報文化センターに向かう。僕が初めて横浜に引っ越してきた時は、まだ(横浜スタジアムは無く)平和球場だった。ここで、年に一回(かな)米軍関係者がお祭りを開いており。小学校の頃、そこではじめてレモネードを飲んだ。「ヘンリー君とアバラ―に出てくるのはこの飲み物か!」と興奮したのが懐かしい。
コーヒーを飲みながらタマゴサンド
小学校2年生の終わりに横浜に引っ越した。名古屋からであったので、慣れるかどうか不安だったが、一瞬でこの環境が気に入った。今でも、横浜を歩いていると幸せな気分になる。そんな気分に浸りながら、会場の近くの店(コンビニの発展形の様な店)でコーヒーを飲みレジュメに目を通す。
講演は、貿易管理、外貨管理、税制、国際税務と一通りを解説した。長丁場の講演は、講師よりも聴講者の方の方が大変な面もある。熱心にご聴講頂いた皆様に、心より感謝致します。

ちなみに、これが前日実家での食事。日本到着以降、忙しく動き回っていたので疲れ気味。刺身、日本酒を楽しんでいたら、2時間後には意識を無くしていた。
家飯 - コピー刺身 - コピーいくら - コピー

横浜の講演会は情報文化センターで

6月14日(火)は2時間の定例講習会、17日(金)は6時間(昼休み含めて7時間)の講演会であった。場所は同じ横浜情報文化センター。日本での講演会場に付いては、過去数年試行錯誤したけれど、4月にこの会場を使用した結果、使い勝手が良かったので、自社主催の講演は原則ここで開催しようと決めた。
みなといらい駅(みなとみらい線)の真上で、講演会場に直接エレベーターで上がってこられるという立地がよい。また、古い建造物に新しい建物を加えた、如何にも横浜風(上海風でもある)の雰囲気も良い。ちなみに、地下一階にはさくら水産があり、500円のお手頃ランチを提供している。6月17日(金)の昼食はここで杉山君と一緒だったが、彼は前日「ここの良いところは、机の上にゆで卵がたくさん置かれていて取り放題なんですよ!」と熱く語っていた。当日、食事をあらかた食べ終えたあと嬉しそうに卵を割ったら、実は生卵だったので、ぎゃふんという顔をしながら醤油をかけて食べていたのが印象的だった。最近、健康に気を遣い出したため、その状況でもご飯をおかわりしなかったのは感心だ。
情報文化センター内部
これは窓からの景色。
外の眺め外の眺め2
地下にはさくら水産。1階にはアルテリーベという有名なレストランと他の洋食(名前を忘れた)。そして2階にはカフェと食事場所が多いのも便利。14日(火)は、2階のカフェで昼食を取りながらレジュメを読む。ランチは1,000円(コーヒーは別料金だが、サラダ・スープ付きの価格)。この写真をウィチャットにアップしたら、中国在住の友人達より「60元か!日本は安い」という反応が返ってきた。中国の人達が、口々に「日本は安い」という。時代は変わってきたものだ。初駐在の1989年を考えると、その変化に驚くばかり。
中sh区

日本出張

6月11日に香港から日本に移動。今回は、一週間(5営業日)で、講演会2回(2時間&6時間)と面談8件。まあ、普通のスケジュールというところか。最近、疲れがたまっているため、ぐったりとしたながら移動。機内食が美味しかったのが救いであった。洋食と日本酒。そして、最後の1杯は、シャンパンにオレンジジュールを混ぜてもらいミモザにした。そんな感じで羽田到着。
機内食ミモザ羽田空港

日本での無料講演会のお知らせ(東京・横浜・金沢・大阪・名古屋)

無料講演会のお知らせです。会計ソフト業界大手ピー・シー・エー株式会社(東証一部、以下PCA)が全国12都市にて開催する「PCAソリューションカンファレンス」にメインスピーカーとして登壇します。僕の講演は、東京・横浜・金沢・大阪・名古屋の5ヶ所。「中国事業の注意点と不正・税務リスクの防止/中国流通税改革の概要」について講演します。
ご希望の方は、以下参照の上、お申込み下さい。

■ プログラム(僕の担当分)
『中国事業の注意点と不正・税務リスクの防止/中国流通税改革の概要』
講師:Mizuno Consultancy Holdings Limited. 代表 水野真澄
1.中国事業の注意点と不正・税務リスクの防止
1)中国出張とPE認定の関係(PE認定が行われる理由とその影響)
2)中国企業からのサービスフィー、ロイヤルティ徴収方法
3)中国子会社からの管理費徴収と移転価格リスク
4)中国の税務調査の傾向と対応
5)中国でおきた不正事例と防止のための対処法(バックリベート、架空計上、経費不正支出など)
6)外資企業の役職(董事・総経理・法定代表人)の権限と権限移譲の注意点。

2.中国流通税改革の概要
1)中国の流通税
2)営改増(営業税廃止と増値税転換)の経緯
3)流通税改革の実務上の注意点
4)中国からの業務委託料、ロイヤルティ等の回収と源泉徴収に際しての注意点

■ セミナー情報
【東京会場】
日程:2016年7月12日(火)
場所:秋葉原コンベンションホール(セミナー会場B)
URL:http://www.akibahall.jp/data/access.html
水野登壇セミナー時間:13:00~14:30(受付開始はセミナー15分前)
※10:20~18:00の間にその他のセミナー、11:00~18:00に展示会も開催されています。

【横浜会場】
日程:2016年7月13日(水)
場所:みなとみらいクイーンズフォーラム(セミナー会場 会議室E)
URL:http://www.qsy-tqc.jp/office/
水野登壇セミナー時間:16:00~17:20(受付開始はセミナー15分前)

【金沢会場】
日程:2016年7月15日(金)
場所:ANAクランウンホテル金沢(セミナー会場A)
URL:http://www.anacrowneplaza-kanazawa.jp/access/train.html
水野登壇セミナー時間:14:30~15:50(受付開始はセミナー15分前)

【大阪会場】
日程:2016年8月2日(火)
場所:梅田スカイビル(セミナー会場B)
URL:http://www.skybldg.co.jp/access/walk.html
水野登壇セミナー時間:12:50~14:10(受付開始はセミナー15分前)

【名古屋会場】
日程:2016年8月3日(水)
場所:ヒルトン名古屋(セミナー会場A)
URL:http://www.hiltonnagoya.com/access
水野登壇セミナー時間:11:20~12:40(受付開始はセミナー15分前)

■費用
無料(全会場)

■お申込み
Emailにて下記事項を、seminar@mizuno-ch.com  まで、お申し込みください。
お申込み確認後、主催者より受講証をご連絡いたします。
※ご参加いただく方のお名前、E-Mailはご参加者全員分をご記入ください。

【会社名】(※前(株)/後(株)含め)
【部署名】
【氏 名】(ふりがな)
【郵便番号】
【住所】 
【E-mail】
【業種】
【従業員数】
【希望会場】

■お問い合わせ
ピー・シー・エー株式会社 
グローバルソリューション事業部(担当:島倉・今野)
TEL : 03-5211-2700 FAX : 03-5211-2745

バトラーにて孤独を紛らわす

6月9日は端午節で休日だった。前日(講演会の後)は気持ち良く飲んだし、本当は、家で豆腐でも食べて禁酒日にと思っていたが、人恋しさに襲われた。結果、一人でバトラーに。
バーバトラービール
予約しないとまず入れない店だが、この日は休日のためか空いていた。ここは生ハムとチーズが美味しいが、さすがに一人でチーズの盛り合わせは食べられない。座っていた場所の前で作っていたので、人が食べるものを撮影させてもらう。
チーズ生ハム
これは一人用にしてもらったチーズとハムの盛り合わせ(チーズは好きなブルーチーズだけ)。そして、オイルサーディン。
美しい。そして美味しい。
ハムサーディン
そんな感じで、かなり飲んでしまったが、精神的には救われた感有り。
苺シャンパン