名古屋で仕事と中国の新就業許可管理に付いて

ブログの更新が遅れているうちに、ベトナム⇒香港⇒広州⇒香港⇒上海⇒日本(東京・名古屋・三重・大阪・東京)と移動した。旧正月前の一頑張り、という感じ。日本入りは1月25日。夜10時半に羽田に到着すると、翌朝8時のフライトで中部国際空港に移動。クライアント企業様・名古屋市役所と打ち合わせをする。市役所との面談終了は午後4時半だったので、ホテルに戻る前に、付近にある名古屋城を観光する事にする。

はち丸(ゆるキャラ)が可愛い。

日本経済新聞の連載コラムは、2月2日(木)の掲載予定。何かと話題になっている、外国人就業許可制度(ランク分け)に付いて書いてみた。僕個人としては、ポイント制度の作り方、上海・広州・深圳等で政府機関にヒアリングした感触から言うと、就業許可の発給実務は、現状と大きくは変わらないのではないかと推測しているが、その理由に付いては2月2日のコラムをご参照(電子版アジアコーナー・ビジネスの流儀)。
自分自身の思い出になるが、1989年に初めて実務研修性として福州に赴任した時、3人の研修生(南京・青島・福州)の中で、僕だけ就業許可が発給されず、苦い思いをしたことが有った。僕が赴任した福州駐在員事務所と中国側の受入単位(当時は、外国人の就業ビザ発行に際しては、中国企業の招聘状が必要だった)の関係が悪くなり、招聘状が取得できなかったためである。
こんな感じで、最初の駐在は、就業許可・ビザに苦しめられたものだった。
就業許可の発給基準は国によって異なるし、必ず取得できる訳ではない。経済的なポジションが高い日本はまだ恵まれた方だが。
どの国も、国内の雇用確保のために、外国人の就業を制限する事は有り得る。その中で、実務運用面で、より良い待遇を受けるためには、自分の国の国力が関係してくる。
先人達の努力のおかげで、僕たち世代は恩恵を受けられているが、それを次世代に繋がなくてはいけない。日本の経済力向上のために努力をせねば、という思いは、海外で暮らすと、より強くなるように思う。

ベトナム料理を食べる

ベトナム2日目(1月11日)の昼食はベトナム料理。初めての店だが、エレベーターが凝っている。上から木の箱が下りてきて運んでくれる感じ。3~4人入るのが精いっぱいで速度も遅いので、機能性はないが、雰囲気は十分だ。

中華でも四川料理が好き、という僕だけに、日本料理以外は刺激が有る料理を好む。という事で、タイ料理は好きだがベトナム料理はいまいち、という気分でいたが、好きになるまで食べようと考えての選択。料理が洒落ている。なかなか良い店だ。夜、ワインを飲みながらだと楽しそう。

ベトナム語を習いレタントン酒場で夕食

ホーチミンまでの2.5時間は機内でひたすら寝る。ホーチミン到着10時半。今までないほど空港からの道が混んでいたので、小一時間掛かってホテル着。今回から、部下のアイヴァンさんにベトナム語を教えてもらう事にする。
まずは、ベトナムを好きになる事から始めようと考えたが、そのためには、街を独り歩きできる程度の語学力は必須である。
という事で、毎日2~3時間教えてもらう事としたわけであるが、以前、ベトナム語を教えた経験が有るという事で、そこらの語学学校の教師よりも教えるのが上手く、なかなか勉強がはかどった。

業務時間が終わると、ホテルまでの途中にあるレタントン酒場に。始めていくが、雰囲気・味・値段とバランスが取れており、良い店であった。結果、久々に食べ過ぎる。実は、初日と二日目であまりに食べ過ぎ、1年半ぶりに60Kgを超過してしまった。焦って、それから3日間は昼食抜きの節制で、無事58Kgちょっとに体重を戻した。体重管理はなかなか大変。また、ベトナムでは、あまり歩かないので、更に大変である。

ベトナムに

1月9日ホーチミンに出発。今年は、水野ベトナムの採算化を実現する年なので、毎月ベトナム訪問する事に決定。また、好きになる事から始めよ、という事で、ベトナム語も勉強する事とした。やはり、一人で動き回れるかどうかで気分は全く違うであろう。

出発の日は朝5時に起きて家を出る。
香港のキャセイラウンジで朝食を取りつつ、(飛行機の中で熟睡しようと)シャンパンを一杯だけ飲む。

スターフェリー

先週土曜日の事、香港島まで行く際に、スターフェリーに乗る。チムサッツイから灣仔というのは久しぶりに乗った。
一番後ろの席に座ると、結構空いており景色も船内も良く見えた。イルミネーションが綺麗で遊園地にいる様な気分に。数十円の小旅行であった。

会社員に戻った夢

今年の年始は中国ビジネス投資Q&Aの改定に没頭しておりほぼ一人で過ごす事に。若干の孤独感は有れど、15年間の集大成という感じの大改訂原稿(ほぼ全文書き直しの状況で16万字)が書き終えたので、報われた感が有る。新しい動き(外資企業管理制度の変更、上場・店頭銘柄、インターネット、ゲーム、越境Eコマース、FTA、独占禁止法備案、組織再編、税制改正、その他)は一通り織り込んだ。
ほっとして、九龍側のカフェでイタリアビールを一本。濃厚で美味しいビール。

1月5日は健康診断。レントゲン、胃の内視鏡、その他一通りの検査を受けて、特に問題なしとの事で一安心。γGTPも40程度と標準値。
思えば、会社員時代は150~200程度で推移しており、特に、独立絡みでドタバタしている時は、ストレスが高じて270まで上がってしまった。周りの人間も、軒並み同じような数値だったが・・・。1年前からの摂取量管理の効果も出てきたのは確かだが、ストレスが下がったのも一因であろうか。
年末年始で、会社員に戻った夢を2回観た。ストレスがたまるとこの夢を見る。今回は、一度は、前の会社に出資してもらったコンサルティング会社の持分を買い取ろうともがいている夢。もう一つは、上司が失脚して部下全員が左遷される夢。
やはり会社員時代のストレスは、いまだに心に刻まれているのだろうか。周りから見たら、好き勝手な事ばかりやってストレスとは無縁な会社員生活だという印象を持たれているのかもしれないが・・・
前の会社が、他の会社よりストレスがたまるとは思わない(要するに上司次第なので、どの会社でも同じ事)。ともあれ、会社員はあまねく苦労が多いという事。
ただ、大企業の本社組織で各種の軋轢、複雑な意思決定ステップ、人間関係を経験してきたことが、いまの仕事に役立っているのは確かな事で、何にせよ、苦労が役に立つ事も多いという事か。

今年の元旦は身体と眼を休める

明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い致します。

さて、新年だ。とは言え、特に何をする事も無く通常の1日。まあ、子供の頃から、正月の雰囲気(特別感)が好きではなく、極力普通に過ごそうと努めてきたが、それが自然体になったという事か。とは言え、やはり特別な1日。気分は違う。
ただ、もともと元旦は嫌いであった。1年間必死に頑張り達成した目標がリセットされて、またやり直しという気分になるからだ。そのため、元旦は1年で一番緊張し、ナーバスになる日だった。ただ、今年は何時もと違って非常にすがすがしい気分。昨年中にできる努力はした。今年はその延長であれば良いという意識が有るためか。
三賀日にやらねばならぬ仕事が有るが、元旦だけは仕事をしないと決め、眼を休め、部屋から窓の外を眺める。時間の経過に伴い変わっていく空の色を眺める。これも贅沢な時間の使い方だ。
ともあれ、今年も頑張ろうと穏やかに思う。

若干、話は戻って大晦日。上海から香港空港に到着すると、帰宅途中に刺身を買う。

大晦日は湯豆腐と刺身。

そして、新年は寝坊をした上で、こんな感じの昼食。年越しそばならぬ年迎えそば(?)という感じか。

12月30日は上海・真木乃で料理を楽しみ1年を振り返る

日本で今年最後の追い込み仕事を終わらせ、12月27日に上海へ。

そして大晦日に香港へ移動。前夜(12月30日)は上海の真木乃で食事。カウンターで一人のんびりと。今年最後の正式な食事を楽しみながら(満足した)、今年も頑張ったなと一年を振り返る。

2017年から、ベトナム関係の新連載もNNAで開始する。そして、毎月一回のベトナム出張も入る。忙しい年になるであろう。