お祝いのためのシャンパンを買う

毎年8月31日と9月1日はドンペリロゼを飲むという恒例行事が有るので、香港空港到着後、空港内でシャンパンを購入。本当は、ドンペリロゼ2本とブブクリコを1本買う予定であったが、店員さんが、「何でもいいから6本買うと20%割引になるよ!」と言われ、急きょ、モエシャンドン2本と赤ワインを買い足した。元々、3本の価格がHK$5,500だったが、同じ価格でシャンパン2本と赤ワインが1本付いてきた形になったので、これは幸先が良いぞとほくそ笑む。

なぜ、この様な行事が自分の中で恒例化したかというと、元もと、丸紅退職の日に、同僚が上海のシャンパンバー(今はなきCI5)で、ブブクリコをご馳走してくれたのがきっかけ。

この時は、不安と恐怖でいっぱいだったので、こんな感じで、かなりうつろな表情をしている。これでも、精一杯、爽やかに笑ったつもりだったのだが、まったくそうなっていない。

それが、一周年には、会社の存続に対して、確信が持てるようになったので、同じ場所で、ワンランク上のドンペリでお祝いしたというのが、恒例行事のきっかけ。

これが3年目。価格を高い方にシフトさせていった関係で、ドンペリロゼになり、それが、退職記念日と開業記念日の両日飲むようになった。
空港の免税店で買っても、1本HK$2,500(約4万円)するので、お祝いの酒代だけで8万円というのは、かなり痛い出費だが、安いシャンパンで済ませた年に、反日騒ぎなどが起こり、経営で苦労したので、完全にゲン担ぎになり、毎年、歯を食いしばって飲んでいる(美味しいのだが、価格に歯を食いしばる)。
ただ、1年1年の自分の足跡を噛みしめ、経営課題の克服を確認する日ともなっているので、初心を忘れぬ様、過去を振り返りながらシャンパンを楽しんでいる。さて、明日明後日も、そうしよう。

因みに、これは6年目に、日本事務所の皆とお祝いした時の写真。

香港・三笠屋にて

これは二週間弱前の話ながら、香港の三笠屋で接待を頂いた。
接待を受ける側なので、料理の写真は取らなかったが、大将から最後に「撮ってくださいよ!」と言われ、取りあえず、最後の記念写真だけ。
全般的に美味しかったが、最初に出てきた生牡蠣が、大きいのに軽くて味わい深い。印象的であった。

接待頂いた方は写っていないのだが、どこにでも顔を出す木邨さんが加わり、取りあえず、記念写真。

成田ラウンジにて

今回の日本出張の最終日は、水天宮のロイヤルパークホテルに宿泊。TCATに隣接しているのがポイント。
朝食は食べず、成田空港のJALラウンジでゆったりと昼食。

前日、会食後に、酔った勢いで、コンビニで漫画版太宰治(斜陽・人間失格)を買って読んでしまったが、急に厭世的な気持に襲われたのは困った。
と言いつつ、この写真をウィチャットに掲載したら、「楽しそうですな」というコメントが返ってきたが・・・
確かに、苦しくなるまで食べてしまったので、さほどの厭世観ではないのであろう(腹が膨れたら忘れる程度)。

過去9年を振り返ってみると

会社経営は山あり谷ありで、経営者は気が休まらないとよく言うけれど、確かにそれは本当だと実感する。
過去9年を振り返ってみると、一番大きな出来事は、21年半勤めた丸紅退職と独立起業である事は言うまでもない。そして、2011年の大震災も経営に影響は有ったし、2012年の反日騒動の時は大変だった。そして、2015年のベトナム開業も、軌道に乗せるまでははらはらした。

ただ、2008年に、顧問契約が一旦0になった事で、以前のクライアント様に改めて挨拶させて頂く機会ができ、僕を支えてくれている皆様の気持を受け止め、改めて感謝する事ができた。2012年の反日騒動の際しても、それをきっかけに、1~2か月に1回のクライアント様向け講習会を開催する様になり、サービスの充実を図れた事で、クライアント様の満足度を高める事ができ、解約率も下がった。
ベトナム開業も、最初は、みるみる資金が無くなっていくので、不安で仕方がなかったが、克服してみると、新しい引き出しを持てるようになった。
塞翁が馬という事か。やはり、苦難が有るので、それを改善する努力をし、それが、組織の成長に繋がっている。
ただ、この程度の規模の会社であっても、経営者は楽ではない。

別件になるが、僕の最初の本(2002年に出版した「中国ビジネス投資Q&A」)の日本での書店流通に協力してくれたキョーハンブックスが、親会社の地図共販と共に、半年ほど前に倒産したのは残念だった。
僕自身の都合としては、一時は、日本の書店に僕の本が流れなくなるのではないかと心配したが、過去の実績を考慮してくれ、紀伊国屋書店、八重洲ブックショップなど、幾つかの書店が、子会社であるチェイスチャイナより直接取り扱いをしてくれる事になった(あとは、Amazonなどのネット販売)。
という状況も有り、従来に比べて、僕の本が購入できる日本の書店が限られるので恐縮ですが(日販、トーハンなどの大手取次会社からしか書籍を仕入れない書店が多いため)、ご容赦の上、上記書店でのご購入、若しくは、子会社であるチェイスチャイナに御連絡下さい。
チェイスチャイナでの書籍ご購入はこちらからとなります。

久々の神田藪蕎麦

日本出張で、朝の面談(10~11時半)と午後最初の面談(13時半~15時)の間にちょっと間があいたので、日本所長の杉山君と、久々に神田藪蕎麦に行った。

思えば、10年ちょっと前までは、神田藪蕎麦が好きで、日本出張時の週末、若しくは、空港移動前(日本での業務予定を終わらせた打ち上げ)に、良くここで酒を飲んだものであった。

ただ、2008年の独立起業直後は、暫くその余裕が無く、余裕が出てきた頃には、藪蕎麦が火災で2年ほど再開に時間を要し、再開後は「どうせ行列だろう」と思い敬遠していたため、思えば10年近い時間が経過してしまっていた。
そんなこんなで、やっと、久々の訪問が実現した。



改築は経たものの、雰囲気は昔通り。ゆったりとした時間が流れている。周りの人は、大部分がビールを楽しみながらであり、面談を控え、じっくり飲めない身が恨めしい。確かに、この雰囲気は酒が欲しくなる。

とは言え、十分に食事を楽しみ、「次回は、空港移動前に来てじっくり酒を楽しもう」と心に決めて、次の面談に向かったのであった。

日本国内出張

日本に着いたら国内出張。
ちょっと前に、仕事でお世話になった専門家(社労士・行政書士)の方と会食する事に。
ミシュラン2星の寿司屋にお連れ頂き、大変、美味しかったので行った価値はあるのだが、お任せのみ。食べる順番やタイミングにも細かく口を出されるので(つまり、会話より食べる事に専念して下さい、というスタイル)、僕の求めるスタイルとは違う。当然、写真禁止なので、食べたものの写真はないのだが・・・
専門家としてのレベルの向上と顧客ニーズの折り合い、という点で、いろいろと考えさせられる店であった。

その後2次会に行き、最後は〆のラーメンという暴挙。糖質制限をしている身としては、数年ぶりの事だ。


爽快感は有ったが、その後数日間は、食事量の制限は避けられない。

もうすぐ開業10年目

月曜日(8月21日)に香港から日本に移動。一週間弱の出張。
数週間前までは、疲れが身体に絡みついて、何をやってもとれないという状態だったが、若干、ブレーキを踏んでいたおかげで、かなり回復。2か月ぶりに会う方からも「顔が随分すっきりしましたね」と言われるようになった。


JALの新しい機材で移動。
広くてなかなか快適(座席が、1席⇒2席⇒1席の並びなので、ゆったりできる)。

あと数日で、起業9周年。
がむしゃらに走ってきたので、あっという間だったが、時の経つのは早いものだ。
最近、丸紅の旧知の方々との会食が続いた(年齢的に、同窓会や昔の集まりが増える頃だ)。独立起業前(丸紅100%出資のコンサルティング会社でコンサルティングをしていた時)、丸紅内では、かなりの人間が、「丸紅の看板が有るから、水野はコンサルティングができる」と思っていたようだ。この点、社外の方とは随分受け止め方が違っていたが、時間が経過して、こんな感じで証明でき、古巣の方々からも喜んでもらえるのは、嬉しい限りだ。起業前は、何より自分自身が、独立してやっていけるかどうか、不安と恐怖で一杯だった訳なので。

9年経過し、8つの拠点を作った今、「次はどこに拠点を出すのか」という質問をよく頂く。
ミャンマーはどうか、というご意見が相対的に多いが、あと1年は、新しい拠点を出す気はなく、来年、10周年を迎えてからの検討とする予定。
やはり、新しい環境で拠点を出すのは体力が要る。2年前(2015年9月)に設立したベトナム法人が、やっと一息ついた状態だが、軌道に乗るまではかなり苦労した。しばらくは、8つの拠点の利益率を引き上げ、全拠点黒字化など、体制を万全にしたいという気持だ(開業以来、連結ベースでは全ての年度が黒字だが、毎年、新しい拠点を作ってきた関係で、全拠点黒字は未達成)。
とは言え、拡大を思考しなくなったら、経営者としてはそこで終わってしまう。如何にして好奇心を維持し続けるか、という点が、開業10年目以降の課題になろうか。

日本経済新聞連載

日本経済新聞の連載。今月は、中国の電子マネー化と資金移動の監視強化に付いて書いてみました。
ご興味が有る方はこちらから。

昨今の中国の電子マネーの普及は凄い。
ちょっとした外出なら携帯電話しか持ち歩かない(財布は持ち歩かない)という人間が増えているし、若者の間では、現金を使うのは恥ずかしい、という意識すら出てきている様に感じる。
この点は、日本よりはるかに進んだ状況と言ってよいか。まあ、偽札の多さや、高額紙幣が100元(1,700円程度)と、物価に比して極めて少額である事も影響が有ろうが。
そして、利便性の向上と同時に、資金移動の管理も強化されている。この様な状況を、ここ半年程度の規制強化措置を踏まえて書いてみた。
来月は、資金移動管理許可・銀行口座管理強化は、脱税は資金洗浄規制という趣旨であるとすると、これだけ外貨規制や徴税管理が厳しい中国で、本当に、資金洗浄などできるのか、という点を、外貨管理法規を踏まえて書いてみようかと考えているところ。まだ未定ですが・・・

上海便で5時間空港待機

昨日(土曜日)香港から上海に移動。
15時の飛行機に乗る筈だったが、その便がキャンセルになった(15時便が2回連続でキャンセルになった)。代替便(18:45)も遅れ、結局飛んだのは20時で、5時間遅れ。全線満員で、代替便より早く準備できるのは18時便だけという事なので、ビジネスクラスへのアップグレードを条件に、代替便を素直に受け入れる。という事で(13時半には空港到着していたので)、長時間のラウンジ待機。

1時間寝て、3時間原稿を書く。毎週土曜日恒例のNNA原稿執筆だが、アイデアが全くわかずに苦しみながらの執筆。そうしている内に、日が落ちてくる。

17時半になったので、備え付けのシャンパンを飲み始める。

待機が長くて困ったが、一応、仕事も片付いたので、すっきりした気分で搭乗。

1週間の出来事

先週はなかなかハードであった。
飛行機2本(日本⇒香港&香港⇒上海)、宴席3件、広州出張(講演会)という事で、週末になるとどっと疲れがたまる。
面談(会議)の数は、それほど多く無かったが、それでも動けば疲れはたまる。

という中で、どうでもいいような話題ですが・・・
前にも書いたけれども、何故か麻婆麺が大好きで、好きな食べ物を5個挙げろと言われたら入るのではないかと思うくらいだ。
ただ、これが食べられる店が日本でも少ない(中国ではまず無い?)。有っても、スープが無い(ゆでた麺の上に、そのままマーボ豆腐がのっている)という様な、好みとは異なるものに当たる事がまあまるので、自分で作るのが一番と考えた。

今年3月の引越しでキッチンが狭くなったので、それ以降作っていなかったが、簡便方法(中村屋の即席麻婆豆腐とラ王カップ麺)で代替。
中村屋の麻婆豆腐は納得の味だが、ラ王塩ラーメンとの組み合わせはいまいちだった。
意外に奥が深い。