シンガポールからインドネシアに

シンガポールに2泊した後は、12時半発のシンガポール航空でジャカルタに移動。
シンガポール航空は、初めて乗るが、サービス、機材共に、なるほどと思わせる充実ぶり。良いエアではあると思うが、いかんせん、何のステイタスもない上に、エコノミー。且つ、初めての搭乗なので、サービスを受ける序列が一番下となり、なかなか面倒だ。ステイタスがないというのは辛い。

シンガポール空港では、フードコートで目に留まった担々麺を食べる。ジャカルタに行く前日にインドネシア料理を食べ、香港に戻る前日に中華を食べるという先走りぶり。ただ、上海料理と銘打つ店の割には、期待以上に本格的な担々麺で満足する。上海料理屋で担々麺。中国本土だと、思い切りの違和感があるが、こういう状況は日本もシンガポールも同じか。

ジャカルタ到着。5年ぶりの訪問だが、真新しい第3ターミナルに到着し、また、街のインフラも整備されているため、ずいぶん、前回と印象が違う。

丸紅時代の後輩の谷垣君と合流し、彼の勧めもあり、日本の資金・技術援助を受けた地下鉄に乗ってみる。

ごくごく普通の地下鉄。治安の悪さも感じず、乗り心地も悪くない。運行もオンタイム。

そして、丸紅時代の先輩も交えて会食。
何事もてきぱきとしており、速度の速い中華圏に比べると、インドネシアは穏やかで速度が遅い。日本人の感覚からすると、イラつく面もあるが、一方で、その速度に慣れると、住み易さと愛着を感じるようだ。
ただ、イスラム圏だけに、酒がなかなか買えないなど(レストラン、ホテルでは飲めるが種類は限られる)、生活の不自由はある模様。どこに住むのも、それなりの苦労がある。日本は日本で、食事は安くて美味いが、通勤のストレスは他地域にない過酷さだし、居住ストレスは、決して低くはない。
まあ、良い部分を見て生活する事が大切という事だろう。