感染対策あれこれ

中国では、新型コロナは抑え込まれており、ワクチン接種も進んできたので、街中の管理は、最近、緩やかになってきた。健康コード(アプリ)を見せなくても入れるビルが増えてきたし、道行く人も、マスク無しの割合が高くなっている。
自分は、来月ワクチン接種をする予定。9月ごろに居留許可を延長したら、日本に一時帰国したいなと検討中。現時点で、効力が確認できている期間(実験データがある期間)は半年程度らしいので、再度、中国に戻る時点で、ワクチン効力が継続しているタイミングで接種しようと思う次第。また、中国での隔離を経験するのは気が重いが・・・

ちなみに、現在知人が一名、日本のホテルで隔離中(ホテルの隔離パッケージ利用)。もう一名の知人は深圳で隔離中。両者の環境の違いが面白い。
深圳の集中隔離の場所は、こんな感じ。留置所のようだ(格子付き窓は嫌だ)。僕が経験した、格子はないが景観の無い部屋と、どちらが良いかは判断が難しいが、それでも、この写真を見て、あれほど嫌だった自分の隔離部屋が、良く思えてきた。

一方、日本のホテル(空港付近)は、館内のレストランも売店も使用は自由で、朝はビュッフェまである模様。更に、外に出てもとがめられないので、隔離者は、近所のコンビニやラーメン屋に、当たり前の様に行っているとの由。
隔離される側とすれば、緩やかなのが有難い。中国は厳しいが、香港やシンガポールも、隔離規則に違反すると、罰金だけでなく、懲役刑を受ける可能性もある。ただ、この徹底度の違いが、感染者数の差となって表れているのは確かであろう。
人の考え方はそれぞれなので、厳しくしても、緩くしても批判する人は必ず出てくる。よって、国としてどういう方針を取るかという問題だが、中国の人々(中国在住の外国人を含め)は、総じて、この厳しい管理を歓迎しているようで、「これだけ厳しく管理しているから、マスク無しで自由に酒が飲める。中国にいて良かっただろ」という声を何度も聞いた。
ただ、あの隔離をもう一度やるのは、返す返す気が重いが。