鰻には殆ど思い入れが無いが、年に数回食べたくなる時がある。これは、土用丑の日とは、全然関係ない。
この日がそうだったので、昇鰻魚家と鰻蘭の二か所からデリバリーを頼んだ。
写真は昇鰻魚家のもの。鰻蘭は、鰻の白焼きを頼んだはずが、ご飯がぎっしり詰まった白焼き丼が届いてしまったので、これは、翌日の昼食とすることにした。
鰻が食べたいと言っても、どちらかと言えば、骨と肝。今回は、こんな感じでどっさりと届き、骨が見かけよりもはるかにサクサクして食べやすかったので、良い酒のつまみになった。
この話をFacebookに投稿したら、食通の友人から「一昨年だったか、広州で、清水で養殖した安全な鰻というのを食べたんですが、かなり美味で、値段もほどほどでした。中国産にいつまでも偏見を持ってはいかんなと思いました」というコメントを頂いた。自分も、2000年頃(20年以上前だ!)は丸紅厦門所長だったので、頻繁に福建省のウナギ養殖場や加工場を訪問したが、その頃とは随分、時代が変わっているのだろう。当時も、加工場はかなり近代的な設備で、システマチックだった記憶があるが、それにこだわりがプラスされてきたのかな。
ともあれ、鰻に関しては、日本で食べた方が当然旨いが、それでも、上海では、(少なくとも鰻にあまりこだわりのない自分なら)十分満足できる鰻が食べられる店が幾つかあるのは有難い。