三川・十酒で会食

一週間以上体調を崩していた。熱はないが、ダルさと喉の腫れ、そして頭痛が続いたので(医者で見てもらったところ、急性咽頭炎とのこと)、いまひとつ頭が働かず、講演会の準備に難儀した。今年はこういった感じの体調の崩し方が多い。ジムの行き過ぎで、身体に負荷がかかっているのかもしれず、調整が必要だ。

そんな中、体調が快方に向かっていたので、南昌路・陕西南路にある三川・十酒という炉端焼き屋に行く。ここは、大众点评(日本でいうと食べログの様なもの)で気になっており、過去に2~3回予約しようとしたが、2日前だったので予約が入らなかった。随分人気がある店だ。今回は、一週間前に予約を入れての訪問。

雰囲気はなかなか良い。店員数も多くて、サービスもなかなかだ。ただ、日本語は通じないので(おそらく)、中国語ができないと苦しいかと思う。それもあって、満席の客の中で日本人は僕一人(僕の連れも中国人)。逆の言い方をすれば、日本料理が、中国でこれだけ受け入れられているという事だ。

日本産生牡蠣、牡丹海老、馬刺し。ここの良いところは、酒の値付けが良心的なこと。神の河ボトルが300元以下(おそらく268元)。大衆的な日本料理屋でも、350元程度の値付けが多いので、これは良心的。勿論、1,000元以上の焼酎も沢山あったが、これは、始めから対象外。

そして、料理名は忘れたが、海胆を揚げたもの。パリパリ感は良いのだが、揚げた海苔の味が全体を支配している。生うにを頼んだ方がよかった。

タラコと牛タン。ここら辺になると、ちょっと頼みすぎたなと思い始める。

そして豆乳鍋。お腹が限界に達したので、テイクアウトして翌日食べたが、体に優しい味付けで、朝食にぴったりであった。
これだけ食べて(写真に撮り忘れたが、焼き鳥をあと5本頼んだ)、1,175元(2万円程度)。上海の相場を考えると、高くもなく安くもなくという感じなのだろうか。客層は、30代のスマートな会社員達という感じ。デートユーズも多そうだ。
自分としては、予約が入れにくいのと(人気店のため)、家・会社から遠いので、何度も行くことはないと思うが(古北の日本料理屋に行くであろう)、中国人の若者たちが好きな日本料理店を観察できたのは興味深かった。残った焼酎は、家に持ち帰る。

銀平で昼食

中国では、デリバリーが極めて便利(日本よりはるかに便利)なので、昼食を外で食べることが殆どなくなってしまった。時間も節約できるし、便利で良いのだけれど、どうしても揚げ物や麺類に偏ることになる(まあ、鮨や刺身のデリバリーも有るのだが、何となくデリバリーで生ものはどうかな、と思ってしまう)。
そこで、気分を変えようと、オフィスに顔を出した後に、付近の銀平に寄り、海鮮丼を食べてみる。

刺身の種類も多く、鮮度も良いので大変美味しい。
美味しいものを食べると、ちょっとメンタルが上がる。食後、のんびり歩きながら帰宅する。今日の上海は16度。心地よい気候だ。

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宴席後のベルギービール

上海は急に冬になった感あり。昼でも6度で寒い。
昨晩の宴席は、虹梅路の萬蔵。萬蔵で食べるのは13年ぶりではないか。以前の勤務先が花園飯店内にあったので、長楽路の萬蔵にはよく行った。昼食が主だが、上海滞在中は、週に2~3回行っていたのではないか。それが、古北に拠点を移して、行く機会を逸していたので、宴席をここで開いてくれたのは有難かった。

宴席後、老外街でベルギービールを飲む。急に冷え込んだためか、昨晩の老外街は人がまばら。まだハロウィン仕様でかぼちゃがいっぱいだ。

寒さに震えながら歩いていたが、十数分で断念してタクシーを捉まえる。無理は良くない。

そんな感じで帰宅。コート無しでは過ごせない季節になってきた。

青島の白ビールが旨い

元同僚(24年来の知人)と会食をしたが、興が乗って3次会迄行ってしまった。やはり、30代の時に、一緒に香港で飲み歩いていた時を思い出して元気が出たのであろうか。
3次会は蒸気海鮮店で、僕は2回目。彼は、毎週のように行っている店。そこで初めて飲んだのが青島の白ビール。しっかりした味わいが有って旨い。

今まで、中国のビールは味が薄いから嫌いだと思い込み(中華料理は脂っぽいので、ビールが薄味になるのは致し方ないと思っており)、選択肢があれば飲むことは絶対になかった。今回も他の選択肢が無かったから頼んだだけだが、時代は変わるものだと感心した。

久々の和平飯店オールドマンジャズ訪問


1985年の初訪問以来、お気に入りの場所である和平飯店・オールドマンジャズバーを久々に訪問したが、以前よりテンションが下がっていて、おやっと思った。
バンドの交代が無い。歌手の歌が極端に少ない。という事で、全体的に以前より盛り上がりに欠ける。
バンドマンが、「以前は華僑とか外国からの客が多かったけど、やはり大切なのは上海のお客さんです」という、少々違和感のいるコメントをしていたけれど、後で考えれば、海外からの入国者を制限しているので客が減った。なので、上海の方はもっと来てくださいね、という趣旨なのかと思い、合点がいった。そして、バンド人員の削減が有ったのかな。
バンドマンには関係ないが、演奏だけでも、かつての活気を維持しないと、再訪者が減るように思えるので、ここらは経営者に再考してほしいところだ。

前川寿司訪問

先月は、2回続けて中国人の寿司職人さんの店を訪問し、美味しかった(中国人の日本料理人のレベルが非常に上がっているのを認識)が、お任せしかないので、多すぎて困ったという経験をした。やはり、自由に選べる店が良い。
「やはり、日本人料理人の店だ!」という事で、前川寿司を訪問。この店は信頼できる。

まずは、秋刀魚の刺身。鮮度が良い。中国でこれだけ鮮度の良い秋刀魚の刺身が食べられるのは有難い。久々に美味しい秋刀魚の刺身だった。続いて、イシカゲガイ?。

赤貝に鰹のたたき。食事量に合わせて、丁度よい分量に作り分けてくれる。鰹のたたきを作る藁の調達に苦労されたようで(ネットショップで買ったら薬品臭くて使えず、安徽省の農家から直接購入したとか)、そんな話を興味深く伺う。

のどぐろと松茸の酒蒸し。そして、〆の握りは2貫。

やはり、こんな感じで料理人の方との間合いで、食べたいものを考え、提案して頂き料理を楽しむというのは大切。その意味で、日本人の職人さんの店が、日本人的には有難い。とはいえ、日本人でも若いうちは寿司屋のカウンターに座るのは緊張するもので、これは、年をとって、馴染みの店ができてこその楽しみ方なのかなとも思う。
ともあれ、幸せを感じる会食であった。