先月は、2回続けて中国人の寿司職人さんの店を訪問し、美味しかった(中国人の日本料理人のレベルが非常に上がっているのを認識)が、お任せしかないので、多すぎて困ったという経験をした。やはり、自由に選べる店が良い。
「やはり、日本人料理人の店だ!」という事で、前川寿司を訪問。この店は信頼できる。
まずは、秋刀魚の刺身。鮮度が良い。中国でこれだけ鮮度の良い秋刀魚の刺身が食べられるのは有難い。久々に美味しい秋刀魚の刺身だった。続いて、イシカゲガイ?。
赤貝に鰹のたたき。食事量に合わせて、丁度よい分量に作り分けてくれる。鰹のたたきを作る藁の調達に苦労されたようで(ネットショップで買ったら薬品臭くて使えず、安徽省の農家から直接購入したとか)、そんな話を興味深く伺う。
のどぐろと松茸の酒蒸し。そして、〆の握りは2貫。
やはり、こんな感じで料理人の方との間合いで、食べたいものを考え、提案して頂き料理を楽しむというのは大切。その意味で、日本人の職人さんの店が、日本人的には有難い。とはいえ、日本人でも若いうちは寿司屋のカウンターに座るのは緊張するもので、これは、年をとって、馴染みの店ができてこその楽しみ方なのかなとも思う。
ともあれ、幸せを感じる会食であった。