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出版続きの4ヶ月

今年11月~来年2月にかけて、毎月僕の書籍等(11月のEラーニング教材を含む)が出版される。

11月:「中国ビジネス講座 ビジネス制度編(チェイスチャイナ)」Eラーニング教材
    販売価格 31,500円(税込)詳細はこちらを参照下さい
12月:「変わる! 中国加工貿易の新マニュアル(エヌ・エヌ・エー)」
    販売価格 15,750円(税込)
1月:「改定版・中国ビジネス会計・税務用語集(キョーハンブックス)」
   販売価格 5,040円(税込)
2月:明日香出版の書籍 販売価格 1,575円(税込)

そして、来年早々には、水野コンサルティングと子会社のチェイスチャイナが、日経新聞のデジタル版(日経テレコン)にコンテンツ納入を開始する予定。

通常の仕事をしながら、この3ヶ月でこれだけ執筆・データ整備をした訳なので、疲れるのも当然だなあと思う。
ただ、やりたかった事が、年内に一通りできたので、嬉しい気分であるのは確か。

因みに、Eラーニング教材は、既に販売を開始した。
収録は、以前ブログで紹介したように、僕の家で亀一と合宿状態で行った。

1ページ毎の収録(5分~10分)だが、作業を開始した時は、僕が話し終わると、録音終了のボタンを押した亀一が、「あー極限まで緊張した!」と、胸を押さえて息をはいていた。

が、よく考えてみれば、話しているのは僕一人で、亀一は録音開始と終了のボタンを押しているだけである。
なぜそこまで緊張していたのだろうか。
さらに考えてみると、教材を作ったのも、話をしたのも全部僕であるが、何やら亀一は、半分自分でやったような気になっているふしがある。

してやられた様な気がしなくもないが、ともあれ、そんな感じで亀一の思い入れのある作品なので、よろしくお願いします。

書籍の方も是非!

ホテルあれこれ

2ヶ月ほど前に、上海の住居を引き払った。
1ヶ月の上海滞在が10日程度だと(日本、香港華南、上海が10日づつという感じ)、アパートを継続するか、ホテル住まいに切り替えるか悩むところだ。
ただ、住居を構えていると、「光熱費を払ったか」、「掃除の人を雇わねば」、「水を出しっぱなしにしていないか」等の、小さな悩み事が絶えないので、それなら、ホテル住まいの方が便利だろうと割り切った。
あと、最近は、毎日7Km走っているので、ホテル住まいならフィットネスジムに入会しなくてもよいので、その点も便利だ。
洋服を持って移動しなければいけないが、それは致し方ない。

前回の宿泊は揚子江ホテルであった。
特別すごいホテルでも無いが(ただ、個人的には好きなホテルだ)、2年前(起業早々)、1泊263元の漢庭ホテルから始めたので、やっと5星ホテルに泊まれるようになったか、と考えると、ちょっと嬉しい気がする。
まあ、今はホテル代を浮かせば、それが配当の形で個人収入に直結するので、ずっと5星ホテルで行くかどうかは疑問だが。
何分、今の生活は、1ヶ月で十数泊ホテル住まいなので。

因みに、台湾では、神旺商務ホテルという所に宿泊した。
これは、高級ビジネスホテルという感じだが、かなり感心した。

備品、設備が、今まで宿泊したホテルとは段違いに充実している。
トイレはセンサーで蓋が開閉するウォシュレット。
デスクには、ファックス・ホチキス・蛍光ペン・クリップをはじめとする事務用品が完備。
貸出用の携帯電話まである。
風呂の作りも、狭いスペースを非常に優雅に感じさせる作りだ。

これだけ気遣いを感じさせるホテルはなかなかなかろう。
一泊1.5万円程度(税サ込み)であったが、久々に「やられた!」と感じるホテルであった。
台湾は奥が深い。

継続は力なりだが

今月中旬ブログしばらくお休み公告を出して、二週間ほどブログをお休みさせて頂いた。
継続は力なり、というのは分かるのだけど、宿題と同じで、書く事がプレッシャーになる事もあるし、疲れきっている時は、得てしてネガティブな発言しかできなくなりがちなので、たまにはお休みをするのもいいかな、と思ったもの。
その間、全然休めてなかったので、体調は相変わらず(疲れきっている)なのだが・・・

とは言え、一昨日に、三井住友銀行主催セミナーの事を書いたら、早速、ブログから申し込んで頂いた方がいらした、という話を聞いた。
ずっと休んでいたブログで、こんな感じでタイムリーな反応を頂くと、素直にうれしいです。
ありがとうございました。

という訳で、リハビリ期間中で、文章短めになるかもしれないけれど、ぼちぼち再開させて頂きます・・・

ただいま台湾

疲れがたまりにたまったので、気分転換で週末は台湾で過ごす事に。
2泊3日の滞在。

昨夜は元同僚(丸紅台湾)の高田さんと会食。
楽しい会食だったが、たいして飲んでない割に、あっさり酔って寝てしまった。
やはり疲れているのだろう。

今日は、昼まで寝て、1時間半マッサージをし、ぶらぶらと街中を歩くだけの1日。
本も持たず、ただ、無為に過ごす事に徹する。

台湾にいると、なぜこんなに心がなごむのだろう。
癒される。

短い間だったが、疲れとストレスが取れた気がする。

今年最後のセミナー(香港)

今年最後のセミナーを、12月6日に香港で開きます。
いままで、セミナーは、告知早々の締め切り続きで、受講頂けない方が多く申し訳ありませんでしたが、今回はまだお席があるようです(それはそれでさびしいものですが・・・)。

今回のテーマは人民元。
自分の会社でも、既に、人民元対外決済を実施した立場から、人民元の今後の見通し、対外決済の活用方法を解説します。

無料セミナーです。
詳細は、以下ご参照ください。

1.日時・会場
2010年12月6日(月) 14:00~17:00 (受付開始 : 13: 30 ~)

The Hong Kong Japanese Club (香港日本人倶楽部)
18F, 68 Yee Wo Street, Causeway Bay, HK

2. テーマ
(1)「クロスボーダー人民元による今後の香港・華南ビジネス」
Mizuno Consultancy Holdings 代表取締役社長 水野 真澄

(2) 「人民元、香港ドル相場の今後の見通し」
三井住友銀行 市場営業推進部(香港)副部長 細山大輔

(3)  「SMBC(香港)の支援体制について」
三井住友銀行グローバル・アドバイザリー部(香港)グループ長 片岡万人

3.定員  100名

<お申込み>
E-mail : seminar@smbc.com.hk
Fax No. : 2206-2973 / 2206-2978

<ご照会先>
三井住友銀行 グローバル・アドバイザリー部(香港)
高見様 +852-2206-2285

同香港支店 藤井様 +852-2206-2283

後継者育成と組織の発展

僕はワンマンプレーヤーという印象が強いようだ。
「後継者を育てているか。水野1人でやっていてはダメだ」と人から絶えず言われるのはそのためだろう。
おまけに、僕がいなくなった旧M&Cという会社が、コントロール不能と経営難に陥り1年弱であっさり潰れたので(経緯はこちら)、そのイメージが定着したようだ。

人から「後継者は~」と言われる度に、「当社はチームで動いている。実務は部下が対応できる」と回答している。
おそらく、過去に数百回こう言ったと思うし、これは真実だが、何回言っても受け流されて、その繰り返しになる。
やはり、人は自分のイメージと違う意見を受け入れないものだ。
そのうち、部下まで被害妄想になってしまい、「私達も頑張っているのです」などと言う様になる。
周りの人が言い続けるので、僕が言った様な錯覚に陥るのではないか。
この件に付いては、反論しても聞いてもらえないと諦めているので何も言わないが(僕にそんな問いかけをされる方も、僕がどれだけ頻繁に同じ話をされているかを知ったら驚くだろう)、何分、自分自身の事だから、誰よりも真剣に考えており、一つの方向性に向けて動いているつもりだ。

当社は、社員全員が役割分担をして、全員全力投球で働いている。
僕がいなくなった旧M&Cが管理不能に陥ったのは、各人の能力を使いこなす人間がいなくなってしまった事と、新しい経営者(経営する部)に覚悟がなかったからだ。
部下の言っている事を上司が理解できない、経営者に組織を統率する覚悟がないでは、組織は機能しない。


僕の後継者という点に関して言うならば、「組織としてブランド力を付ける」事を目標に動いている。
僕より10年以上前に業務を開始した(先輩とも言える)コンサルティング会社が、経営者の名前より、会社の名前を看板としているのと同じ事である。
そして、今のまま5~10年努力すれば、それはできると思う。
その話をすると、「そうではなくて、水野の代わりをする人間が必要な筈だ。水野が明日死んだらどうする」と必ず言われる。
その段になると、議論が長引くので早々に話を打ち切るのが常であるが、答えるならば以下の通りだ。

① 僕がいなくなって困るのは集客力。
部下は僕の考え方を植えつけてある筈なので、実務処理能力はある筈。
10年程度の時間をかけて組織としてのブランドを付ければ、集客力は解決できる。
その前に、僕がいなくなる様な事があれば、資本・業務提携関係を通して、この部分は解決していく。

② 能力の範囲は人それぞれ。
僕をもう一人作れ、というのは、講演ができて、本が書けて、動き回れて、酒も飲めて(?)という人間であろうが、人の才能と志向はそれぞれ違う。
僕と同じ事をやりたい人間・同じ範囲の適性を持った人間が、そうそういる訳ではないし、それが絶対的な価値を持っている訳でもない。
僕の代わりになる人間を引き抜く金は無いし、また、そうしたとしても独立するのは止められない。
過去に、高めの報酬で即戦力を簡単に調達しようとしたが、各人、2年程度経つと、続々と転職したのを見ても分かるであろう。

事業を立ち上げる時は、それを統率する、象徴的な人間が必要だと思うが、事業が成長すれば、組織がそれに代替すべきだ。
今、自分の名前を前面に出して案件を獲得しているのは、第一段階(組織のブランドが付くまで)として、それがやりやすいからだ。

僕の下で頑張っている部下たちがいる。
それを飛び越して、新しく探してきたリーダーを据える気は僕にはないし、したとしても、上手くまとまる訳が無い。
組織の成長には、時間がかかる。
1~2年でドラスティックな変化がなくても信じて見ていて欲しい。
2001年末に、僕一人が、手探り状態で始めたコンサルティングの仕事(何をやったらいいのだろう、という状態からのスタートだった)も、9年がかりで、人が育ち、コンテンツ事業や記帳代行・申告代理も抱えた5つの会社になった。
来年には、日本逆上陸も果たそうとしている。
これが、速いか遅いかは、見る人によって違うだろうが、9年で確実に組織として体をなす状態にした筈だ。
それを、あと10年で完成させていくのが目標だ。

長々と僕の会社の話をするのはどうかと思ったが、クライアントの方や部下も読んでいるので、日頃の問いかけに正式に答えておくのもよいかと思い、思うところを文章にした。
食べ物の話を書いている方がこのブログらしいが、ご容赦の程を。

変わる!中国加工貿易新マニュアル完成間近

初稿・再校ゲラとパート1の扉

12月出版予定の、「変わる!中国加工貿易新マニュアル」の再校ゲラが、NNAで編集を担当してくれている督永さんから届いた。
3時間ほど根詰めて、270ページほどを点検する。

今回は、パート1が「来料加工廠の独資転換手続と転換後の運営に付いて」なので、是非、年内には出版したい。
既に、転換作業が本格化しているからだ。
今回は、「来料の独資転換」だけで50ページ。
調べた事はないが、この内容だけで50ページ書いた人間は、おそらく今までいなかろう(いたらごめんなさい)。

また、前にも書いたけど、転廠に関わる増値税の計算式が、7年がかりでやっと整理できたので、今までのぼんやりした解説ではなく、パターン毎に、明確な算式で計算方法を提示した。
その他、今書きたい事は全部書いたと思う。

ゲラはこんな感じ

ちなみに、NNAの督永さんに書籍を担当してもらうのは、2冊目(3冊目かもしれない)だと思うが優秀だ。
最初、世の中にこれだけ丁寧な仕事をする人がいるのかと随分驚かされたが、バランスも取れているので、今では、よほどの事がない限りは、意見をそのまま聞いている。

外貨マニュアルの表紙も、最初の原案が、「いまいち」感あふれていたので、「これはどうかな」と思い、駄目出ししようか迷った事がある。
ただ、「これから良くなります!」と力強く言うので、そこまで言うならとOKしたが、仕上がりは確かに、今まででの本の中では最高の出来であった。

この加工貿易新マニュアルの表紙原案を2ヶ月ほど前に見せてもらったが、それは、外貨マニュアルの原案に輪をかけてがっかり感が漂っていた。
これも信頼して任せる事にしたが、2ヶ月程で、どこまで変わっているかが楽しみだ。

ともあれ、12月には出版になると思います。
請うご期待!

あと、NAC名南の斉藤さんが頑張ってくれた、用語集改定版(キョーハンブックス)も年内発売予定です!

ぶっかけラー油カレーなどを買い込む

日曜日に香港に移動するので、近所のスーパーで食材を買い込んだ。
旅行鞄にぎっしりだ。

米、麦飯、赤飯、カレー、中華丼、親子丼等など。
これだけあれば、1ヶ月は持つであろう。
物価の高い日本であるが、こればかりは、日本で買った方が安い。

今回買った中で、一番インパクトがあったのが、ぶっかけラー油カレー。
美味しいかどうか疑問を感じたが、あまりのインパクトについ買ってしまった。

香港で食べるのが楽しみだ。

渋谷のどん兵衛ショップ

渋谷のどん兵衛ショップで食べたどん兵衛

昨日は、企業研究会主催の講演会。
金杜弁護士事務所(King & Wood)の劉新宇弁護士と共同。
青山での講演会で、渋谷から表参道行きの地下鉄に乗る。

と、渋谷のホームでどん兵衛ショップがあるのが目に入った。
おもしろいので早速入る。
地域限定版どん兵衛がある。
ごぼう天とか、芋煮とか、同じ天ぷらうどんでも、北海道限定版とか。

北海道限定版の天ぷらうどんを食べてみる。
ただ、普通にお湯を書けるだけ。
卵を落とすとか、刻み葱を入れてくれるとか、そういうトッピングもできない。
これでは、家で食べるのと同じだ。
今一つ面白みがない。
立ち食いそばを食べた方が良かったと後悔。
コンセプトはよいので、もうひとひねり欲しいところ。


話変わるが、日本で電車に乗っていると、意外に荒っぽい駆け込み乗車をする人が多いのに気付く。
明らかに間に合わないのが分かるのに、手首だけ入れるとか。
ドアを開けてくれるだろうという読みがあるからそうするのだろうし、実際にドアが開くのだが、これでは鉄道関係者がかわいそうだ。
これで事故が起こると、鉄道側のせいにされる訳だし。

これが、中国の地下鉄だと、如何にもそのまま走りだしそうな怖さがあるから、さすがにこれだけ荒っぽい乗り方はしないのではないか。

ただ、10数年前に、一度、方手首だけ挟まれたまま電車が走り出し(挟まれた人も、そのままの体勢でホームを走り)、ホームのぎりぎりのところで止まったのを見た事があった。
間一髪だ。
鉄道関係者でない僕がいうのは変だが、駆け込み乗車は大変危険だ。
さすがに数分毎に電車が来る山手線で、手首だけを突っ込むような危ない乗り方をするのはやめよう(僕より年上と思しきビジネスマンが駆け込むのを1時間で二人見た)。