上海の街も

先週の事。上海もすっかり夏めいてきた(まあ、まだ夏ではないが)。
ほぼ同じ場所で、3か月前の写真と今、とても同じ場所とは思えない。
冬夏っぽい
今は日本。今日は、豊橋日帰り出張からの帰りでくたくた。
今日は、簡単ながらこんなところで。。。

スーパーの雲丹

スタンレーからの帰り道、金鐘のパシフィックプレイスに寄って夕食を買う。時間が遅いので、品ぞろえが限定されている中、ふとウニに目が止まる。この分量でHK$300弱(4,000円ちょっと)なのでどうしようかと考えた。ただ、思えば、香港駐在して20年間、幾度となくどうしようかと考えて、高いからと断念を繰り返してきた。一度くらいは買ってもよかろうと思い切ったが、結果としては買ってよかった。
外目からは分からなかったが、2~3重になっているので思ったより分量が有り味も良い。アジは、見切り品(値引き品)だけあって鮮度が落ちていたのが残念だったが(アジはHK$70程度)、日本酒と刺身でまずまず幸せな夕食だった。
まあ、ウニ・あじ・日本酒の3品でHK$600(8,500円)なので、見た目は質素だが、その実贅沢な自宅飯となったが、外国で和食の食材・日本酒をそろえるとこんなもんだろうと割り切る(普段は豆腐生活なので、さほど自炊に金はかかっていないが)。
うにアジ
最近、香港では自炊が非常に多い。一人で外食するのはまだよいが、そのあと家まで帰る道筋がなんともわびしく、また億劫になってきたためだ。
まあ、一人で自宅で食事をするわびしさと、外食してから家に帰るわびしさとどちらを取るかという問題で、どっちもどっち(慣れの問題)という気もするが。ともあれ、次回は、ウニといくらを揃えて日本酒の肴にしよう(下の写真は、別の日にイオンで買ったイクラを醤油漬けにして食べたもの。イオンで買えば価格も良心的)。
家刺身

香港・スタンレーにて

先週は、中国が労働節の連休、日本がGWとのんびりした数日間が過ごせたため、残務をほぼ片づける事ができた。
勿論、今年出す予定の本の執筆がまだ始まっていないのだが・・・
僕は書くのが早いので、その気になれば1~2か月で1冊書いてしまうが、その気になるまで時間がかかり、結局、帳尻が有ってしまうという問題がある。この15年間は、毎年3冊程度、コンスタントに本を出版しているので、今年も同じく、ステップワンシリーズの第三作(ビジネスモデル)、外貨管理マニュアルの改訂版、中国ビジネス投資Q&Aの改定版の3冊を書く気でいる。ただ、昨年に出した本(ステップワン2冊、増値税本)の執筆のしんどさが残っており、まだ書く気になれない。ここら辺は、自分の気持にスイッチが入るのをただ待つ必要がある。もう少ししたら、追い詰められて執筆を開始するであろう。

話変わって、2~3年ぶりに香港のスタンレー(赤柱)に行ってきた。ふらっと訪れてビール・ワインを飲もうかと。心配された雨も降らず、ちょっとした気分転換になった。
スタンレースタンレー3
スタンレー2スタンレー4

広州での講演会

4月27日は、広州で金杜法律事務所(中国最大手の弁護士事務所)と共同主催の講演会を開催。
ここ数年、共同講演会はやらない事にしているが、金杜法律事務所の劉パートナー弁護士(日本デパートメントの責任者)が、僕と14年来の友人という事で特別。4月27日(広州)・6月8日(香港)と2回開催する事に。
4月27日は、広州の金杜法律事務所のオフィス会議室を借りての開催。立派なビルでセキュリティが厳重。
3名の講演(僕+金杜法律事務所の弁護士2名)で2.5時間。
金杜講演風景ビル
最近、不眠の気味有り、前日、2時間しか眠っていない状況にて、少々しんどさは有ったが、無事終了。

一人酒

最近、疲れがたまっているのは長年の蓄積か。移動続き、締め切り続きの生活を続けている訳だから、ある程度やむを得ない。ただ、1年の内にも波が有る。今は疲れがどっと出ている状況にて、しばし無理をしなければまた馬力が湧いてくるであろう。
そんな訳で、最近は、比較的一人で酒を飲む事が多い(軽く)。飲んで早めに家に引き上げて寝る。疲れがたまっている時は、身体がそんなパターンを求めているのであろう。
2週間ほど前。週末、香港を散歩してパブに行きつく。大きなグラスでビールで一杯。つまみ(そして、この日の夕食)はこの手羽先だけ。
香港夕方香港ビール香港手羽先
1時間ほどくつろぐと帰宅。すっかり夜になっていた。
香港夜

そして上海。オフィス付近のBlue Frogにて。これがこの日の夕食。
ダイエットは終了したが、57Kg台の体重をキープするため、必然的に食事量は以前より少なくなっている。麺と丼物の定食を見ると、恐れおののいてしまうし、昼に麺を一杯食べると罪悪感を感じる。まあ、これが今の適量という事であろう。
blue frog

週末の仕事と酒

疲労が蓄積。
先週の香港⇒上海便が7時間のディレイで空港到着が午前1時半、タクシーも行列、という状況が疲労に拍車をかけた感がある。
その中、先週末は、土、日ともずっと仕事。
2012年1月1日から段階的な試行措置が行われている営改増が、財税[2016]36号の施行で、今年5月1日からの増値税に統合される。36号の分量は多いが、重要性が高いので翻訳をクライアント企業様に届けねばと、土曜日はチェックを続けていたもの。自分で法律を翻訳する(本当は、外注したものを、そのまま使えないので修正しただけだが)のは本当に久しぶり。独立起業直後の1年は、翻訳代が捻出できないので自分で翻訳もしていたが、それ以降は外注&部下が点検という形で対応していた。こんな風に作業するのは、非常に懐かしい気分だ。
税法

一通り作業が終わったのは、土曜日夜7時半。全身が疲労による凝りで痛い。肩、腰が特にひどい。住居近くのマッサージ店に飛び込み、90分全身マッサージ。僕は月に何回かマッサージに行くが、僕を担当するマッサージ師の反応は、驚く(呆れる?)か笑いだすかのどちらか。「こんなに凝った人間は見た事無い」というのが定番のリアクションとなってしまっている。今回は、おじさんにぎゅうぎゅう揉まれ、うめきながら90分。体に筋が打ち込まれていた様な感じは無くなったが、揉み返しは必至だろう(実際、日曜の夜は、揉み返しによる全身の痛みで目が醒めた)。
マッサージが終わると蕎麦道へ。ここは上喜元があるのが良い。何種類も日本酒が置いてあるが、これが一番気に入っている。
上喜元皮ハムカツ
一人で2時間ほど、仕事終了とマッサージ効果で放心しながら酒を飲む。

外国人

これより上海移動ながら、飛行機は5時間ディレイ。これで飛べばよいのであるが、更に遅れると辛い。
これだけ遅れるのは久しぶりだ。
酒が飲めない日に、こんな感じでラウンジで長時間待機は辛い。昨年11月から始めた毎月10日間酒抜きは継続中で、今日抜かないと計算が合わなくなってしまう事から我慢中。
空港

話変わるが、前回、上海に到着した際、ほぼ同時にカナダからの便が到着し、周りはカナダからの旅行者が大勢いた。
パスポートコントロールの「中国公民、外国人」という表示を見て、僕より幾分か年配の西洋人夫婦が、「私たちは外国人だ!」と楽しそうに笑っていたのが面白かった。僕自身は、海外生活がもう20年になる。そうすると、自分が外国人であるという状況に慣れきってしまう。
それが珍しい状況である事を、ふと認識した一瞬であった。

講演会のお知らせ

この様な形で、2回(5月13日・6月17日)に分けて有料セミナーを行います。
1回6時間(+休憩1時間)と長いのですが、中国ビジネスの基本(貿易・外貨管理・人事労務・会計・税務)を2日間でマスターしようというものです。また、受講者の方には、後日、水野の無料面談を実施致しますので、ご興味のある方は是非。
初回(5月)は、人事労務(開澤法律事務所・王穏弁護士)、企業の組織形態と権限・個人所得税(水野)。
二回目(6月)は、貿易・外貨管理・国際課税・輸出入通関に伴う課税(水野)となります。

詳細、お申し込みはこちらをご参照下さい。

2日間でマスターする中国ビジネス実務特別講座
(貿易、外貨管理、税法、ビジネスモデル、人事労務、個人所得税、会社組織)

【主催】
株式会社チェイス・チャイナ(http://chasechina.jp)
【日時】
第1日目 2016年5月13日(金)10:00~17:00 ※9:30開場、1時間昼休憩あり
第2日目 2016年6月17日(金)10:00~17:00 ※9:30開場、1時間昼休憩あり

【会場】
横浜情報文化センター7階大会議室 横浜市中区日本大通11番地(http://www.idec.or.jp/shisetsu/jouhou/access.php)
(JR・関内駅から徒歩10分、みなとみらい線・日本大通り駅から徒歩0分)

【費用・1名様】※定員数20名程度
受講者様別 両日同時お申込み(10%割引)
※後日、水野講師との無料面談の特典があります 何れか1日のみのお申込み
※無料面談の特典はございません
一般 32,400円(税込) 18,000円(税込)
MCH会員、講師招待 16,200円(税込) 9,000円(税込)
チェイス購読者、優待受講者 21,600円(税込) 12,000円(税込)
資料のみのご希望 20,000円(税込)※無料面談の特典はございません

【講師プロフィール】
Mizuno Consultancy Holdings Ltd.代表取締役社長 水野真澄
1963年生まれ。1987年早稲田大学政治経済学部卒業、同年丸紅入社。本社財務部・経理部、丸紅香港華南有限公司、
丸紅のコンサルティング子会社(M&C)の代表取締役社長を経て、2008年8月末に丸紅退職。現職に至る。
広州市シンクタンクメンバー(投資促進中心専家倉専家)、肇慶市顧問、ジェトロ中小企業現地支援PF上海・江蘇省・浙江省
コーディネーター、香港貿易発展局アドヴァイザー、横浜市(IDEC)アドヴァイザー、中小企業基盤整備機構アドヴァイザーを兼務。
また、2009年上海総合保税区(現自由貿易試験区)の優秀パートナーに選出される。
中国・アジアでビジネス展開を行う日系企業に対してコンサルティング業務を推進。新聞、雑誌、TV等でも幅広い活動を行なっている。中国外貨管理マニュアルQ&A(NNA)、中国ビジネス投資Q&A(キョーハンブックス)等著書多数。著書は、中国語、韓国語 にも翻訳されている。

上海開澤法律事務所パートナー弁護士 王穏
日本東京大学 法学士 日本一橋大学 民法修士1995年 中国弁護士資格取得
日本中小企業基盤整備機構国際化支援アドバイザー、上海JETROリテイン契約(開澤法律事務所契約)指定弁護士
財団法人海外技術者研修協会(AOTS)海外顧問GIFU海外市場開拓支援アドバイザー
中国及び日本の法律・ビジネススタイル・思考・文化に精通 中国における日系企業へ経営アドバイス(人事労務、債権問題、
許認可関連、知的財産等)、調査、法的分析・最善スキームのアドバイス、企業投資、再構築業務経験豊富
専門:契約法、人事労務、外商投資、企業合併(M&A)、行政許認可、その他日常経営管理全般(中国語・日本語)
・債権回収

プログラム詳細
第1日目 2016年5月13日(金)
前半10:00~13:00(3時間)
上海開澤法律事務所パートナー弁護士 王穏氏 後半14:00~17:00(3時間)
水野コンサルタンシーグループ代表 水野真澄氏
(一)現地法人のおける労務管理問題の概観
(二)現場の実例から見る、現地法人の労務管理の問題点とその改善策
一、労働契約について
・労働契約法の内容、労働契約締結時の注意点
二、採用・解雇
・採用時の注意点(試用期間など)、就業規則、秘密保持締結の重要性、解雇時の注意点
①解雇理由別対応(自己都合、会社都合、懲戒解雇など)
②無期限固定雇用(条件、規定など)
③経済補償金の支払義務、支払不要のケース
④労働仲裁の対応
三、人事評価
・昇給・減給の規定について
四、社会保険
・社会保険や住宅公積金の加入について
五、最近の法的動き
・派遣について、ふたりっ子政策について
六、現地法人によく見られる労務相談
(三)まとめ
現地法人の労務管理の心得
1.中国拠点・法人の組織と役割
① 会社の最高意思決定機関(株主会・董事会)
② 法定代表人の役割
③ 駐在員事務所の人員制限
2.個人所得税
① 個人所得税の計算方法
② 個人所得税における福利費の扱い
③ 個人所得税の納税と確定申告
④ 5年超連続駐在による課税方式の変更と対応
⑤ 中国内兼務者の個人所得税
3.日本居住者の中国での個人所得税課税
① 日本からの出張に関するビザ・税務上の注意点
② 日本からの出張者のビザと個人所得税の関係
③ 183日ルールの注意点
④ 出張に関するPE認定
⑤ 日本居住者の駐在員事務所代表兼務
⑥ 日本居住者の董事・総経理兼務
4.駐在員の税務リスク
① 駐在員の身分否定のPE認定
② 親会社の業務委託料での運営と代理人PEの可能性

第2日目 2016年6月17日(金)
10:00~17:00(6時間※1時間昼休憩あり)水野コンサルタンシーグループ代表 水野真澄氏
第1部 中国における貿易管理
Ⅰ.中国の貿易モデル
1.貿易権 2.外資商業企業(販売会社)の設立 3.加工貿易
Ⅱ.保税区域を活用したビジネスモデル
1.保税区域の概要と機能 2.保税区の増値税輸出還付と保税物流園区
3.保税区を活用した非居住者在庫 4.保税区域遊
第2部 調達に関する外貨管理(貨物代金・フィー送金・立替決済等)
Ⅰ.銀行口座の管理と換金の原則
1.銀行口座の種類と管理(外貨口座・人民元口座の種類と管理手法) 2.外貨口座の開設 3.外貨保有と換金 4.非居住者の口座
5.中国企業の国外口座開設
Ⅱ.輸出入代金決済
1.貨物代金決済の原則 2.輸出入ユーザンス、輸出代金前受け金、輸入代金前払金制限の制限 3.クレーム代金処理 4.非居住者の中国内取引関与 5.オフショア取引(三国間貿易)
Ⅲ.非貿易項目(配当、フィー、ロイヤルティ、コミッション)
1.非貿易項目対外送金時の税務許可 2.配当金の対外送金
3.利益の送金(コンサルティング費・ロイヤルティ・コミッション)
4.国際間の立替金決済
第3部 中国の税制
Ⅰ.中国の税制の概要(企業所得税・流通税・その他)
1.所得に対する税金 2.流通税 3.関税 4.不動産に対する課税
5.その他
Ⅱ.所得に対する税金
1.企業所得税
Ⅲ.中国の流通税
1.増値税 2.営業税 3.消費税 4.付加税
第4部 国際課税
Ⅰ.恒久的施設認定(PE課税)
1.PEとは何か 2.PE認定の影響 3.PE認定されない場合
4.中国のPE課税の経緯 5.常駐代表処のPE認定 6.コンサルティングPE
Ⅱ.源泉徴収課税
1.配当・利子・使用料・譲渡所得に関する登記義務
2.租税条約適用のための事前登記 3.対外送金手続の経緯
4.源泉徴収される税金 5.源泉徴収される税金の負担者
第5部 通関上の注意を要するビジネスモデル
1.無償輸入 2.交換・返品・修理 3.DDPの対応可否
4.アセアンとのFTAの活用

※上記プログラムは最新情報を盛り込むために一部予告なく変更する場合がございます。予めご了承ください。

麺とビール

最近疲れ義務。
というか、疲れやすくなっているのは、長年の無理(移動続きの生活)がたたっているためか、体重管理をしているためか(体重を57Kg台でキープしているため、食事量は少ない)、年齢の為か、はたまた気のゆるみか・・・
という感はあるが、昨年9月には水野ベトナムの営業を開始したが、その次のステップを模索するために、5月にはカンボジアに出張する予定。初めての場所は好奇心がそそられる。

さて、ブログ更新が遅れている間に、日本⇒上海⇒香港と到着してしまったが、その間の小ネタ。
4月6日には日本でクライアント様向け勉強会を開催したが、その前に食べた陳健一麻婆豆腐店のランチ。麻婆麺が食べたかったが、それは夜限定メニューとの事で、担々麺か麻婆豆腐のどちらか。決めきれずに両方入っているランチにしたが、やはり麻婆麺が恋しかった。食事制限の為、麺もご飯を一定量残さざるを得ず。
陳健一陳健一2

これは成田空港で。今回の滞在最後の瓶ビールを飲んでいるところ。
エビスビール成田蕎麦屋

役務増値税改正(流通税の一本化の推進)が5月1日より実施されるため、関連法規(財税[2016]36号)の読み込みが必要。通関単のフォーム変更に関する税関総署公告2016年第20号(徴税政策自体に変更はないが、報告義務が追加された点が少々悩ましい)等、久々に法律が動いている感が有る最近。原稿のネタには困らずに済みそうだ。

中国ビジネスコンサルタント水野真澄のブログ