山歩き4日目(アジアベストハイキングコースのドラゴンズバックを歩く)

イースター山歩き4日目。
酒をあまり飲まずにすぐ就寝するので、深夜2時、4時、6時と目を覚まし、結局7時半頃起き出した。
香港トレイル50Kmは、残すところセクション7と8。
ガイドブック(香港アルプス)を見ると、セクション7はあまり面白くないという事だったので、これを飛ばして8から歩こうかと思ったが、歩き通した方が悔いが無かろうと思い直し、昨日の終了地点(太潭水溏)より開始。
前半は7.5KMのコースだが、最後の長い上り階段(とはいえ、昨日に比べればいたって楽)以外は、平坦で歩きやすい。
コース7開始
時折、見える景色がきれいで、なかなか楽しく歩いた。
廃村
タイタムを眺める
これ(下の写真)はセクション7終了間際の岩山。
7終了間際の岩

こんな感じで、セクション7を終了し、最終セクション開始。
最終セクションは、アジアベストハイキングコースに選ばれている部分であり、ここから開始する人が非常に多い(セクション7は、殆ど歩いている人がいなかったが)。
セクション8の入り口にたどり着いたら、バスから大群が降り立ち、わさわさと登って行った。
いきなりの登り階段が渋滞状態だ・・・
そんな感じで、こちらは座る椅子もなく、7.5Km歩いた状態から、群れに押し込まれるようにして歩き出す。
ドラゴンバック
階段を上ると、こんな感じの尾根を行く。
これが、ドラゴンズバック(龍の背)と呼ばれる部分で、アジアベストハイキングコースに選ばれたゆえんだが、ここからの見晴らしが素晴らしい。
8石こうの眺め
石こうゴルフ場
とは言え、この4日間のコースは、結構どこでも眺めがよく、更に、このコースは人がぎっしりで、景色を楽しむ余裕もあまりない。
うれしさも中くらいなり・・・という感じである。
これは、ゴールの大浪湾を上から見たところ。
この時は、既に3時間以上座れず歩き通しだったので、「まだ、あそこまで歩くのか!」と絶望的な気分になったが。
大浪湾
ともあれゴールの大浪湾にたどり着き、本日の約16Kmは終了。
香港トレイル50Kmに加えて、ビクトリアピーク登り等々もしたので、4日間で約60Km歩いた事になる。
疲労困憊。足が痛い。
コースの最後は、久々に肉体苦痛を味わった。
香港の休日は明日までだが、中国は開くので、明日はパーカー山にちょこっと登り、昔よく行った太古城で昼食をしてから仕事をするか、と画策中。
ただ、やってよかった。
香港の自然、魅力を再確認した4日間だったし、この半年間、業務多忙を理由に運動から遠ざかっていた事を反省した。
体を動かすのは良い。
ともあれ、一人合宿状態のイースター、良い経験になった。

一人合宿生活

イースター休みに歩こうと思った理由は、特に無いのだが、しいて言えば、前から自然の中を長時間歩いてみたいと思っており、それを実現するチャンス(仕事から離れる時間)ができた、というもの。
何故、長時間かけて歩きたいかというと、「無心になってみたい」からであり、どうせ歩くなら景色のよい場所が良い。
ついでに言えば、ダイエットもしよう。という、ある意味軽いのり。

とは言え、歩くのを義務付けると、朝起きて、自分でおにぎりを作り出発する。
家に帰ると、衣類やタオルを洗濯して、自分で料理して食事という生活になる。
非常に規則的な生活で、言ってみれば、一人合宿状態という感が有る。

そんな訳で、食事も合宿の様なものだが(ダイエットも兼ねているので、夜は主食は食べない)、自動的に酒の量も減るし、こんな健康的な生活もたまには良いかなと思う次第。
あと2日。

初日の食事
初日の食事

2日目夕食。
2日目夕食。

2日目に作ったエビとパプリカのしょうが焼き。なかなか美味しかった。
2日目に作ったエビとパプリカのしょうが焼き。なかなか美味しかった。

山歩き3日目(景色はいいが階段登りが洒落にならない)

山歩き3日目。太もも・ふくらはぎに疲労が蓄積しているが、ともあれ朝8時半に出発。

バスで黄泥涌水塘まで行き、コース開始。
上り坂をそこそこ登ってコース入口(陽明山荘の脇)にたどり着くと、すぐに延々と続く階段が。
最初はこんな感じで緩やかだが、登るにつれて高低差が激しくなる。

延々と続く階段(これは開始早々の簡単に登れるもの)。だんだん高低差がひどくなる。
延々と続く階段(これは開始早々の簡単に登れるもの)。だんだん高低差がひどくなる。

長い登りの後に急な下り。その後、また延々と昇って下るという状態で、たかだか5Kmの距離が2時間以上もかかった。
ジムで2時間以上延々とステアマスターをやり続ける様な状態で、まさに生き地獄という感じであった。
石切り場の脇の道を歩いていく。
石切り場の脇の道を歩いていく。

ただ、眺めは良い。
3日間で一番だ。
ビクトリア湾側を臨む。
ビクトリア湾側を臨む。

オーシャンパーク側(昨日とは違う角度から)
オーシャンパーク側(昨日とは違う角度から)

貯水池を眺める。
貯水池を眺める。

息も絶え絶えで休憩場に到着。30分の休憩。
おにぎりを食べて体力を回復。
後半(4.5Km)は、数年前に歩いた事が有るし、平坦で歩きやすい道だ。もう終わったも同然。

タイタムの貯水池。
タイタムの貯水池。

タイタム
貯水池には鯉が泳いでいる。
貯水池には鯉が泳いでいる。

前半と後半は、ほぼ同じ距離なのに、前半2時間15分程度に比べ、後半は45分で歩いてしまった。
前半の厳しさがうかがい知れる。
ともあれ、今日歩いた距離は約10Kmと3日間で一番短かった(初日の半分程度)が、前半の辛さが洒落にならず、3日間で一番つらかった。
疲れがたまってきているからかもしれないが。

歩き終わると鯉景湾(太古城の近く)に。
太古城には12年間住んだので勝手知ったる場所だ。
スペイン料理レストランで、サンミゲルを飲む。つまみはスペイン風コロッケ。

鯉景湾でサンミゲルを飲む。
鯉景湾でサンミゲルを飲む。

つまみのスペイン風コロッケ。
つまみのスペイン風コロッケ。

飲み終わると、足マッサージ屋に行き、アピタで食材を買い出す。
この日も初日と同じく、北角からホンハム行きのフェリーで帰宅。

辛くなってきた!

山歩き2日目

イースターを利用した山歩き2日目。
自分にプレッシャーを与えないと中断しそうで怖いので、ブログでアップする事に。
2日目は15.5Km。
最初の8Kmは、平坦で歩きやすいものの、眺めが殆ど無く、退屈になる。
山道山道2川

長い階段
そこそこ長い階段を上から見たところ。

2時間で最初の8Kmを歩き、途中でおにぎりを食べ20分休憩。
前日の20Km歩行の影響で足が結構痛い。
後半の7.5Kmは、普通に始まったが、途中でそこそこ長い階段有り。これを登り切ったら、延々と続く上り坂でかなりきつかった。
それでも歩いていくと、景色は良くなり、オーシャンパークが見える場所に。
オーシャンパークが見える上からの眺め
無事歩ききったが足が痛い。
翌日(今日)は、8.5Kmと短いコースだが、今日以上の階段・登り道が有るという事で少々不安。
香港には高い山は無いとはいえ、疲れがたまり、足が痛い状況での上り下りは、かなりきつい。
昨日は、疲れ切って出口から車道に出ると、九龍側に行ってくれるタクシーがつかまったので、30分後には帰宅できた。
山歩きをした30分後に帰宅できる、という香港の便利さは素晴らしい。
帰宅してビール。
 ビール
ビール2

今年のイースターは山歩き

香港は今日からイースターの5連休だ。
起業後、毎年イースター(だけでなく、どこかが長い休みの時は)他の場所に行って仕事をしていたので、殆どまとまった休みが無かったが、今年は休もうと決めていた。
昨年11月から飛ばして、体力・メンタル的に負担がかかったいたので、いつか体を休めたいと考えており、それを4月のイースターと決めたからだ。
とは言え、ここ1~2週間でブレーキをかけたので、体もメンタルもそこそこ良い状態だが、決めたからには休もうと決意。
5日連続(でできるかどうかはわからないが)香港の山歩きをしようと考えた。少なくても、雨が降らない日は。
10年前からお遍路がしたかったので、その予行演習という感じか。お遍路は、毎日20Kmくらい歩くようなので、それができるかどうか、見定める必要もあるし(お遍路をするためには、ある程度まとまった休みがいるので、あと10年後とかであろうが・・・)。
ともあれ、今までは5日間まとまった休みが取れること自体がなかったので、香港山歩きで健康になろう、というのは良い試みだ。

朝起きて、1時間半ほど最低限必要な業務Emailをすると、家を出る。
セントラルから長いエスカレーターでミッドレベルまで。

ミッドレベルまで続く長いエスカレーター
ミッドレベルまで続く長いエスカレーター

そこから歩いてピークに上る。
坂道が結構きつかったが、こんな事でくじけていては、お遍路はできない。
ヴィクトリアピークよりの眺め
ヴィクトリアピークよりの眺め

これは何度も見た、ピークからの眺め(勿論、歩いて登るのは初めて。今までは、車とかピークトラムで登っていたのだけれど)。

ルガーロード
ルガーロード

山歩きのコースはこんな感じ。
休憩場より階段を降りる
休憩場より階段を降りる

山道
山道

低い山ながら、こうしてみると、結構風情が有る。
山の上山の上雲

ピークからアバディーンまで歩き、街に出る。
アバディーンを眺めるラマ島を眺める

本日は、山歩きコース17Km、街に出るのに1.5Km、ついでに、フェリー乗り場からイオンまでビールの買い出しに行ったので、往復1Kmという感じ。
合計20Km弱歩いたが、山歩きの17Kmは高低差が有るので、平地を歩くのに比べて何倍もつかれる。

今日はこれが限界だった。

日本で銀平・上海で鳥やす

週末の飛行機で日本から上海に移動。
こちらは、移動前の日本での食事。東京丸の内の銀平。
上海では食べた事が有るけれど、日本の銀平に行くのは初めて。
店は満員。空席は全くなし。
銀平さしみ
全般的に美味しかったが、看板の鯛飯は特によかった。
店が忙しかったので、鯛をばらす前の写真が取れなかったのが残念。
鯛飯

上海到着は28日(日)の夕方5時。
安龍路の鳥やすに直行。1年ぶりの訪問か。
とりやす
焼き鳥を頼み、生グレープフルーツ杯を飲む。
この店は、中国人客が主流で、感覚的には中国人7:日本人3という感じだろうか。
もう少し中国人比率が高いかもしれない。
一時は、上海滞在中は毎回ここで食事をしていたが、ここ1年足が遠のいており、 久しぶりの訪問。
カウンターで、20代の中国人女性が、焼き鳥を食べながら焼酎の水割りを飲みを飲んでいる。
なかなか日本風の飲み方が板に付いていると感心。これで上司の愚痴でも言っていたら完璧だ(イメージ)。
焼き鳥

日本滞在・美味しい寿司で癒される

一週間の日本滞在であった。明日便で上海移動。
今回の滞在は、凄く忙しい、という訳ではなかったが、ブログを書くモチベーションが今一つ湧かなかった。
ブログだけでなく、原稿全般が書く気にならない(というより、書くのが辛い)数週間。
こういう時期もあるが、毎回必ず時間が解決する。
今回の日本滞在では、7時間ほど講演(正しくはクライアント企業様の社内研修)をした。
3時間 x 2コマ+休憩1時間。ただ、終了後、30分程度質問受け付けたので、立って話していた時間は6.5時間。
腰に負担がきて、帰りの新幹線(新横浜駅⇒東京駅)の中で、腰の痛みで思わず声を出してうめいてしまったが、一晩寝たら直った。6.5時間程度なら何とか体はもつが、長時間の講演は、やはり喉、腰に負担がかかる。体力勝負だ。

話変わって、先週金曜日に、クライアント様よりごちそうになった寿司(水天宮)。
寿司屋刺身
久しぶりに美味しい寿司を食べた、と素直に思える店であった。
有り難うございました。
刺身アップ
ちなみに、僕はこはだが大変好きだ。
2人前ほど食べさせて頂く。
こはだ
タケノコが、コーンの様な甘さで美味しかった。
タケノコ
そして細巻き。
これまた、僕は、細巻きが有れば握りはいらない。
細巻き
好きなものを好きなだけ食べさせて頂き、前日(6.5時間話した時)の疲れが癒された。

ベトナム関係の準備開始

手持の業務が一息ついた。
クライアント企業様からの質問も全部対応したし、連載原稿も順調にこなしている。
出版関連(初心者マニュアル、増値税書籍)も僕の手を離れた。講演会の準備もできた。
という事で、ベトナム業務の準備を開始した。

投資関係(会社設立・組織再編など)・会計税務等に関しては、中国のビジネス制度をやり込んできた事が思った以上に役に立ち、想定より早くキャッチアップできそうだ。
勿論、中国関係と同じ深さの理解をする事は望むべくもないが、本格的な対応をパートナーにお願いする前のさばき程度であれば、数か月あれば対応できると踏んだ。
今後数か月で、日本語、中国語(台湾が日本よりも早くベトナム展開しているため、資料も充実している)、英語のベトナム関係資料・法令を読み漁る予定。

一方、ベトナム語は開始早々絶望的な気分になっている。
この年齢になって、ベトナム語を自由に操れるようになる、というのは自分でも期待していないが、街を歩いていても、全く文字が読めない、全く会話ができないという今の状態は、さすがに問題だ。
最低限のベトナム語は理解できる様にならねばと、ベトナム語の本を5冊買いこむ。
数か月後には学校に通わねばと思っているが、先ずは本とCDで最低限の単語を憶えようと考え、悪戦苦闘。
複雑な発音記号に悶絶している。
まあ、広東語に発音の要領が似ているのと(一緒ではないが、上げ下げや鼻からの息の抜き方に共通点有り)、広東語と極めて似ている単語が多いのが、ちょっとした救いと言ったところ。
さて、どうなるやら。

前にも言った通り、僕の主業務が中国である事は最後まで変わらず、ベトナムの知識習得は、補完作用の位置付け(広域化する日本企業の商流への対応)。
とは言え、新しい事を始めるというのは何とも楽しい。

ベトナム教材
購入したベトナム語の教材の一部。

 

焼き鳥で昼酒。日本の休日を楽しむ。

昨日は日曜で、仕事も入っていなかったので、朝早めに起きて鎌倉まで散歩する。
実家から1時間ちょっと歩くと、鎌倉の瑞泉寺に到着する。
実家⇒瑞泉寺⇒鎌倉宮の休憩所でビール⇒鶴岡八幡宮経由鎌倉駅、と歩くのが、僕の好きな散歩コース。
ただ、花粉がひどく、外にいると難儀したが・・・
途中で焼き鳥の軟骨、砂肝、ささみ梅を購入。更に、ビールと日本酒(司牡丹と浦霞)を購入し、実家の窓の外の景色を見ながら父親と一杯。日本を堪能。
昼酒

これは山菜天ぷらそば。
蕎麦の皿は、趣味で陶芸をやる父親が作ったもの。
そば
山菜天麩羅
日本の休日。穏やかでくつろいだ1日だった。
繰り返すが、花粉が無ければ、だが。

日本移動、JALの座席に驚く

午後3時半の飛行機で香港から日本に移動。
JALの機体が変わっており、座席が素晴らしい。かなり広々としており、完全に横になれる。
到着座席
最初の1時間はNNA連載の原稿書き。
その後は、足を延ばしてシャンパンを飲みながら映画鑑賞。
足のばし
アオハライドを見る。知らない映画であったが、映画のプログラムを殆ど見尽くした感有り、消去法で選んだがよかった。
舞台となっている高校生活は、僕としては昔も昔。その時の気持は思い出せないくらいだけど、10代・20代の人間の溢れ出すような感情というのは、不安定で不安を抱えているからこそ迫力が有り、それが力を生む。僕が若い人たちと話すのが好きなのは、そんな力・伸びていきたいという前向きな気持ちを感じられるからだろう(勿論、僕が、そういう年齢層の、兄貴というより、父親の様な立ち位置になってしまっているというのもあるが)。
束の間、昔の自分を思い出した。
ウォシュレット
ちなみに、トイレはウォシュレットであった。
おそるべし。
機内食
機内食は洋食。牛のほほ肉の煮込みを選ぶ。
前菜(あと、付け合わせのニョッキ)は美味しいけれど、ほほ肉はいまいち。
来月は和食にしよう。シャンパン2杯と赤ワイン(ボルドー)1杯。ボルドーが口に合った。

ここ数か月続いたハードスケジュールで、先週は、精神的にかなり追い込まれていた。一週間、意図的にブレーキを踏んだので、日一日、体力だけでなく、心も楽になってきた。仕事で自分を追いつめている時(それが数か月続いた時)は、身も心も疲弊し、戦う元気もなくなり厭世的になる。これが体力が回復してくると、「何やらもの寂しい」程度の気持になり、更に、回復すると、心地よい気持ち、瞬間的には幸せな様な気持ちが感じられる。疲労が精神に与える影響というのは、恐ろしい。
よほどの才能の持ち主でない限り、人より努力しないと(自分を追い込まないと)成功できないのは事実。ただ、それで身を亡ぼしてしまっては身もふたもない。
アクセルとブレーキを、うまく使いこなす事が、自分と会社を成長させていくポイントなのだろう。
それがだんだんわかってきた。
取りあえず、全力疾走して、自覚症状が出てきたら減速する、というやり方でよいと思うが(すっかりと慣れてきた)。

中国ビジネスコンサルタント水野真澄のブログ