怖い思いをしながらも上海到着

昨晩上海に到着。
香港でボクシングの練習をしてからの移動だったので、18時発の便を予約したが、状況からして、遅くなると(台風の)影響が深刻になるかもしれんと、便を1時間早めてもらう。
定刻通りの出発。
元々乗る予定だった便は、40分のディレイの通知が来たので早めて正解。

上海には無事到着したが、着陸時はジェットコースターの様でかなり怖かった。
機内には子供もいたが、泣く子もいなかった。
たいした子供たちだ。

台風の影響ありやなしや分からないが、空港は今まで見た事がないほどがらがらだった。

またもや台風に合わせて移動

台風が上海に接近する中、今日上海に移動予定。
前回の日本開業記念講演会の時も、台風と同時の日本到着だったので、2ヶ月連続台風と鉢合わせだ。

思い起こせば、今年の2月に日本から香港に移動した際は、火山の噴火と大雪が重なり飛行機が飛ばなかったし、3月の地震の際は日本で講演会だった。

ピンポイントでこれらの事態にぶつかっている気がしてならないが、単に移動が多いだけの気のせいか!?

中国移転価格調査

ここにきて、移転価格税制の調査が開始された感があり、ここ数カ月で、税務局より移転価格文書の提示を求められる事例が多数出てきている。

「特別税務調整実施弁法・試行(国税発[2009]第2号)」により、移転価格文書の作成が義務付けられた訳だが、初回(2008年分)の作成の期限は2009年末。
よって、2010年から移転価格調査が開始されるかなと思っていたが、1年以上時間が経過し、最近になって、本格化してきたようだ。

移転価格文書の提示に関する税務局の要求は、20日以内の提出、数ヵ月後の提出等、事例によってまちまちであるが、弁法に基づけば、税務局は20日以内の提出を要求する事ができるので要注意だ。
言われてから作成しても間に合わない。

文書の提示の後、どの様な税務局の対応となるかは現時点では読めないが、まだ作成していない、という状況だと、最初の段階で躓く事になってしまうので、この点、再確認の様があろう。

深圳酒菜屋で料理を堪能する

牛タン、スパゲティサラダ、タヌキ豆腐

久しぶりの深圳だ。
亀一を日本から呼んで、チェイスチャイナの運営会議。
技術的な問題は、アドヴァイザーの斉藤さんの意見を聞く必要があったので、会議の場所を深圳にしたもの。

午後3時から2時間半ほど会議をし、その後、酒菜屋に移動。
ここしばらく、深圳で会食をした事がなかったので、酒菜屋は恐らく2年ぶりだ。
味も忘れた感じであった。

が、印象に残っていた以上に味が良く、ちょっと嬉しくなってしまった。
最初に頼んだのが、牛タン、スパゲティサラダ、たぬき豆腐。

前にも書いたけれど、僕はマカロニサラダをこよなく愛している。
マカロニサラダだけどんぶり一杯食べたいくらいだ。
今回、残念ながらマカロニサラダはなかったが、スパゲティサラダの味付けが、僕の好きなマカロニサラダの味そのもの(ハムとキュウリだけしか入れず、マヨネーズのシンプルな味付け)で、お代りを頼みたくなってしまったほどだ。

牛タンの鮮度はすこぶる良い。
そして、たぬき豆腐。
冷ややっこにたれと天かすを入れただけだが、大学時代、有楽町のガード下が好きだった頃、ガード下の人気メニューだったものだ。
懐かしい。

牛肉網焼きも美味しい。
カロリーハーフメンチカツは、中に野菜をたくさん入れているので、純粋なメンチカツよりはすかすかな感じがするが、これは、それがコンセプトなので致し方なかろう。

そんな訳で、久々の酒菜屋は大当たりだった。
惜しむらくは、日本酒が朝香しかない事だ。

朝香を僕が初めて飲んだのは、1997年の事。
その頃から比べると、品質が格段に向上したので、純米吟醸をの飲めばそれなりに満足できるのであるが、それでも、朝香しか飲めないというのは、日本酒党の僕には悲しい。

まあ、残念な点はその点だけで、料理の味は良かったから、満足な会食ではあった。

グリッシーニとアニメ展

前菜とリゾット

クライアント様から、グランドハイアットホテルのグリッシーニに招待頂いた。
グリッシーニは、今までの香港滞在で3回程度しか行った事がない。
基本的に招待頂いたものだ。
最後が2006年だったので5年ぶり。
ランチであまり食べられないが、「嬉しいなぁ」と思いながら現地到着。

注文したのは2品のコースで、海老の前菜とリゾット。
見た目も味も美味しかった。
量は少ないので、(このレストランの名称にもなっている)グリッシーニをたくさん食べる。
これがまた美味しい。

最後はカフェラテ。

グランドハイアットの隣の、香港コンベンションセンターでは、アニメ展示会が開催されている様で、すごい若者の数だ。
アニメの恰好で歩く香港人の若者たち。
実際に見てみるとすごいなあ、の一言。

そう言えば、2007年(僕がまだ丸紅の時代)に、同期から、「香港で秋葉原祭りの様な企画をやりたいので、採算を分析してくれ」と言われた事がある。
アニメ、メイド喫茶等を展示会としてやりたいという事であったが、「採算的に苦しいのでやめておけ」と言った事がある。

その企画は自然消滅した様であるが、出店候補一覧に書いてあるメイド喫茶の社名が、「メイドインジャパン」だったのだけが、妙に印象に残っている。

個人所得税法改定で思い出に浸る

今日は忙しかった!

12時~19時まで外出で、E-mail整理ができなかった事もあり、仕事が終わったのは0時半。
それも、書く筈だった、時事通信の連載原稿に手がつけられないままである。
これは、明日の朝一番の仕事に持ち越し。
そして、深圳に移動する電車の中で、三井住友コンサルティングの連載原稿を書かなくては。

明日書く時事通信原稿に関しては、個人所得税法実施条例の改定が公布され、外国人の月次控除が4,800元に据え置かれる事になったので、これを書けばよいので気が楽だ。
何事も、テーマを決めたら30分~1時間で原稿が書けるのだが、決めるまでが毎回悩みに悩む。

因みに、9月1日より、個人所得税の基礎控除(月次)が2,000元から3,500元に引き上げられるが、外国人の追加控除は変更されるかが注目されていた。
税法に続いて公布された実施条例(改定)で、基礎控除の引き上げと同額、外国人の追加控除が引き下げられたので、外国人の月次控除は4,800元のままに据え置かれる事となった。
2008年にも、同様の事があったので予想はしていたが、その通りになった。
まあ、何時かの時点で、外国人の追加控除は打ち切られる可能性は高かろうが。
やはろ、外国人である、という理由だけで、中国人よりも個人所得税が安いというのは、理論的整合性は取れない。
また、フリンジベネフィット(家賃補助、出張手当、規制費用、子女教育費等)の分野でも、外国人に対する優遇はまだ残っており、個人所得税は、残り少なくなってきた、外国人であるがゆえに優遇が享受できる分野。



昔を思い返してみると、僕が初めて中国に赴任した頃(1989年)は、外国人に対して税額半減の特例があった。
個人所得税額を計算した上で、外国人の場合は税額が半減が認められた。

それが、1994年の税制改正で、外国人の追加控除が認められ、税率修正が行われる一方で、この半減措置が打ち切られた。
改定個人所得税法公布時に、税務局は、税額自体は増えないと発表し、確かに計算するとその通りであったが、改正税法施行と同時に、為替統合(実質的な人民元切り下げ)が行われ、外国人の外貨払い給与の人民元換算額が跳ね上がった。
その結果、中国の個人所得税が、超過累進課税方式であるため、税額が増えた事がある、なんとなく言いくるめられたような気になったものだ。
今から思うと懐かしい話だ。

ただ、外国人だからゆえに、税金が少ないというのは、外国人は所得が高く、(特に、超過累進課税を前提とすれば)高額の税金を払っているのでその調整、という意義であろう。

(僕の最初の赴任から思い返すと)20年以上の時が経過し、少なくとも、沿海部のホワイトカラーを例にとれば、中国人と外国人の所得格差が小さくなってきた(逆転している場合も少なくない)。

時の流れを感じるが、何れにしても、時代の変化の中で、外国人の追加控除の必然性も、薄れてきているのは確かであろう。
個人的には(追加控除の適用を受けている身としては)困るが、月次控除額が外国人と中国人で統一されるのは、遠い未来の話ではないかもしれない。

悲しい顔と嬉しいニュース

何故か物悲しい顔に写った写真

昨日慕情の後、SEEDで軽く酒を飲んだ。
ふと気が向いて自分の写真を撮たら、妙に物悲しい顔で映っていて驚いた。
気分は全然悲しくなかったのだが。
考えていたのは、会社も3年で軌道に乗ったし、真面目で良く働く部下ばかりだし、クライアントは良い方ばかりだし、自由にやりたい仕事ができるし、幸せだなあ、などと、のんきな事だったのだが。
不思議なものだ。
顔と気分は必ずしも一致していないのか!?
1人のバーは、人をさびしい顔(物思いにふけった顔)にしてしまうのか。

シティスーパーで買った日本の卵

話変わって、一昨日シティスーパーに行ったら日本の卵が有った。
昨日ジャスコに行ったら、更に、豊富な種類が揃っていた。
今年早々は鳥インフルエンザ。それから原発関係でずっと日本の卵が入手できず困っていた。
そばやチキンラーメンに入れるのは、やはり日本の卵でないと美味しくない。
そんな訳で、日本の卵が変えて大喜びだ。
この数カ月の嬉しいニュースTOP10に入るくらい嬉しい。

慕情でちょっと健康的な食事

竹輪ポテトサラダとかぼちゃの煮物

今週一週間は香港だ。
ここしばらく運動不足になっていたので、ボクシングのレッスンを3回入れ、走り込みもしっかりする予定。

昨日はさっそくボクシングのレッスン。
5ラウンドでへとへとになった。
運動不足が堪える。

ジムからマッサージに直行。
すさまじく痛い(下手な痛さではないのでよかった)マッサージに悲鳴を上げた後、体に良いものを食べようと慕情に行く。

竹輪のポテトサラダ包み揚げとかぼちゃの煮物。
ほうれん草のおひたしがなかったので、カボチャに。
かぼちゃの煮物なんで、30代の頃までは自分で注文するなんて考えもしなかった食べ物だ。
野菜を食べようという意識が出てきたのはこの数年の事。
食べてみれば美味しい。

サバ塩、軟骨、ご飯

そしてサバの塩焼き、軟骨串あげにご飯。
何となく、健康的な食事という感じになった。

その後、Bar Seedに寄って就寝。

シャロンのうどん

シャロンの鍋焼きカレーうどん

上海から香港に移動する際、虹橋空港を使ったので、シャロンで鍋焼きカレーうどんを食べた。
空港にあるシャロンの味には意見がある人もあろうが(料理の味自体を取れば、確かに決して美味しいとは言えないかもしれないが)、虹橋空港、浦東第一空港を使う時は、シャロンのカレーかうどんを必ず食べてしまう。
空港にある、というのが重要なのであろうと思う。
そして、1980年代にもあったというところが凄い。

1989年に、台湾の語学研修から福州の実務研修に切り替わった時、上海虹橋空港に入り、福州行き便に乗り換えた。
当時、台湾の学校の先生や、周りの人たちからは、中国に行ったら何もないぞ、覚悟しろと脅され(彼ら自身中国行った事がなかった筈なので、単なる思い込みと脅しだ)、暗い気持ちで虹橋空港に到着した時、シャロンがあってどれだけほっとした事か。
その後(1990年代)も、上海出張し、空港で「手打ち風うどん」という赤ちょうちんを見ると、ついほっとして食べてしまったものだ。
まだ、中国出張のハードシップが高くて、上海でも日本料理が少なかった頃だ。

20年以上が経過し、時代は変わったが、そんな思い出が強く残っているので、シャロンを見ると「食べねばいかん」という気持になるのであろう。

今回食べた鍋焼きカレーうどんは、味はいつもの通り。
美味しさを云々するのではなく、僕にとっては思い出の味なのであろう。
1980年代・1990年代前半を知らない人にとっては、どうでも良い話かもしれないけれど。

因みに、日本行き便数本の搭乗前だった事もあり、シャロンは空き席がない程の満員であった。

年齢当てクイズは嫌いだ

宴席の折、特に二次会ネタとして、「水野さんって何歳だと思う」というネタ振りが頻繁にある。
これが大の苦手だ。

まあ、年齢よりは若く見られるので、善意で言って頂いているのだと思うけれど、我ながら、47歳(来月48歳)という年齢は、最近実感せざるを得ない。
意地を張って言わないけれど、小さい文字が見えなくなったり、肌のつやが無くなったり、(染めないと)髪が白かったりとか、変化を痛感する今日この頃だ。

そんな状況下の年齢あてクイズは、当てられても気まずいし、外れても「実は50歳前」という回答をせざるを得ないし、その後、しばし雰囲気に乗れなくなってしまう。。
また、20代の人間にとっては40歳越えれば皆同じだろから、「そんな事私に聞かれても、30代でも40代でも、同じ事だよ、と思ってるだろうなぁ」と考えると、「頼むから早くこの話題を終わらせてくれ」という居心地の悪さを感じる。

そんな訳で、僕に限らず、他人の年齢あてクイズは、対象となった人が内心うろたえている事が多いので、やめた方がよいと思う。
僕個人としては、切にやめて頂きたいと思っているし。

という訳で、いっそ観念して開き直るか。
髪もバッサリ切って、年齢相応を目指そうか、と考え始めている最近の僕である。

中国ビジネスコンサルタント水野真澄のブログ