無料公開動画です。上海市のロックダウン状況7。
5月7日に、郵便・クーリエ会社のホワイトリスト21社が公開され、5月12日時点では、平常時の六分の一程度の復旧状況と発表されています。それらの状況に加え、現在の物資調達状況、住民の様子などを解説しています。
ご視聴はこちらです(無料公開動画)
水野真澄の雑語りシリーズ開始(2本無料公開)
中国ビジネス動画解説も初めて1年くらいが経過し、コンテンツも100本を超えました。毎月8本以上(自己目標は10本以上)をコミットしていますので、まだまだ増やしていきます。
という事で、新しいシリーズ、「水野真澄の雑語り」を始めました。仕事以外でご相談頂いたことや、僕が思うことを語っていきます。肩の力を抜いて聞いていただけるシリーズにしようと思っています(毎月1,980円の定額サイト内のコンテンツシリーズです)。
現在、2本を無料公開していますので、是非、以下をご視聴頂ければ幸いです。
自分の商品価値の見つけ方
退職、転職、起業(その1)
動画解説にご興味を持って頂けた場合は、こちらをご参照下さい。
石鹸に喜び、リンゴジャムを作る
昨日も政府からの配給が有った。3日連続の配給だ。石鹸が嬉しい。石鹸を入手して、これほどうれしいのは、生まれて初めてだ。このご時世、何をするにもまず手を洗う。ついでに、酒を調達しても、消毒の上、瓶を石鹸で洗う。3月末以降の1か月ちょっとで、新品のハンドソープが3個無くなった。
そして今日、リンゴジャムを作った。支給品のりんごが20個ほど余っており、果物を食べない自分としては対処に困り、思いついたのがりんごジャムであった。自分がジャムを作る日が来ようとは、数ヶ月前には夢想だにしなかった。
幼稚園の頃、ジャムが嫌いで食べられなかった。ただ、食べ終わるまで幼稚園の先生に、付き切りで食べさせられたので、それがトラウマになっており、ジャム嫌いである。
しかし、貴重な食材。有効活用せねばいけないが、これ以外に、活用方法が考え付かなかった。すりおろし器が有ればリンゴジュースにできる。小麦粉がもっとあればリンゴパンケーキが作れるが、すりおろし器は無いし、限りある小麦粉はうどん打ちに使いたい。物資の調達が制限される以上、有るもので創意工夫だ。
上海の新規感染者も、昨日時点で234人。無症状感染は2,783人まで減ってきた。2,500万人もいるんだから、もうゼロも同じじゃん、という気持ちもなくはないが、まあ、あと少しであろうから、暫し付き合おう。もう一息!
鶏スープとうどん
土曜日は朝から食材捌きと仕事に没頭したので、日曜はグータラを決め込む。とはいえ、午前中に、動画を一本収録したが。
比較的早めにビールを飲んで、本を読みながらゴロゴロして午後を過ごす。
とはいえ、昨日届いた鶏を捌かないと傷んでしまうと思い立ち、比較的簡単な鶏スープを作ることにする。作った経験がないので、Makinoの谷口大将に、簡単な作り方をウィチャットで教えてもらう。鶏は、鴨に比べて捌くのが簡単で助かった。生姜、玉葱、白菜を入れて、ただただ煮込む。
朝起きると、9時からPCR検査との連絡。検査に出かける前に、まずはうどんを打つ事にする。先に打って寝かせておけば、昼食に間に合うだろうとの公算。打つのは2回目。最初の時に参考にしたインターネット情報は、水の分量がおかしかったので、今回は調整。丁度良くなった。
鶏スープを飲んだうえで、うどんを入れる。シンプルな味だが、出汁がしっかり出ていて美味しい。これは病みつきになるな。
週末のサバイバル
今日は週末なので、昼まで寝てるぞ!と昨日から決めていたが、朝7時過ぎにチャイムが鳴る。何かと思うと、隣の方が、親切に1階に届いていたであろう海老を届けてくれた。今までに3回ほど、物資をわざわざ届けてくれて申し訳ない。ろくに口をきいたこともないのだが・・・
届いたからにはと、水で洗って、ジプロックに小分けにして、冷凍庫と冷蔵庫に分量を考えて分ける。量が多いし、コロナ期なので、まずは消毒のステップも通すので、結構しんどい。
これが終わると、背脂とラードを作りにかかる。
会社の支給品の豚肉は、脂肪部分が多かったが、捨てるのはもったいない。保存用に調理だ。
それが終わると、これまた会社の支給品の鴨を捌こうと悪戦苦闘。何分、内臓は取ってあるが、皮も首も付いている。安い包丁しかないので、厚い皮と脂肪に阻まれ、全く解体は進まず。ある程度格好をつけた時には疲労困憊。中華包丁が欲しいが、この状況ではやむなし。
疲れ切っていると、また、隣人が、政府支給品の鶏(丸ごと一羽)を届けてくれた。また捌くのか!とうろたえたが、これは、スープにしてみよう(でも中華包丁が欲しいが)。
しかし、長引くロックダウン期間で、全く料理が出来ない独り暮らしの人間(調理器具が無い人間)はどうしているのだろう。
それまで、男のサバイバルスキルと言えば、筋トレや格闘技が思い浮かんでいたが、この1か月で、料理の重要性が格段に上がった。性別問わず、料理は体得必須の技術だなと思う。
ロックダウン下の物資調達事情
日本の報道だけ見ていると、ロックダウン下の物資調達事情は良く分からないだろうと思うので、簡単に解説。
まず、ロックダウンに入って、急に聞くようになったのが団体購買。マンション単位の購入で、これを使えば(ウィチャットアプリでソサエティを作ったり、注文したりする)、物資の調達は全く問題ないどころか、消化しきれない!と逆の悲鳴をあげている人が結構多い。
つまり、現状の問題は物流なので、纏め購入なら、購入は問題ない。一定量(例えば、同じ場所で、卵なら100箱以上購入するなどのノルマ)を満たすことが物資調達の条件になるので、住民が多いマンションは、物資調達は楽だ。一方、これに満たない場合は、注文が難しくなる。個人はなおさらだ。
僕の住んでいるマンションは住民が多いので、他の住民たちは盛んに団体購買をやっている。よって、外出できないことを除けば、普段と変わらない生活を送っているのではなかろうか。というより、行動制限のストレスが購買欲に転化され、普段以上に物を買っているように見て取れる。
僕自身は、団体購買をやっていない。これは、僕自身の問題で、特定のソサエティと深くかかわるのが嫌いだからだ。よって、最悪の事態を想定して、最低限の連絡は保っているが、そんな事態にならなければ、今後も使う予定はない。
さて、そんなある日、政府から4回目の支給品が届いた。野菜やら牛乳らや、色々入っているのだが、中に小麦粉がある。どうしようと考えたが、うどんしか思い浮かばなかった。
打ったことはないが、何時か作ってみたいという気持ちは有ったので、これを機会とインターネットで作り方をチェックする。
見てくれはさておき、自分で食べるには問題ない程度のものはできた。ロックダウン生活。いろんな経験ができるな。
会社の福利品で麻婆豆腐を作る
上海の社員全員に福利品を支給した。
事の発端は、クライアント様から、そういうことはできるか(物流を含めてアレンジしてくれる会社を知っているか)という質問を頂き、対応する過程で、「じゃあ、うちもやろう」という事になったもの。
実は、難しかろうという先入観があり、全く発想が湧かなかったが、今回は、クライアント様の質問に助けられた。
とはいえ、最初に依頼したところは、最終的にアレンジしきれず返金。2週間を無駄にした。上海の総経理が、「もう手当という事で、お金で支給しませんか?」と提案したのだが、「この状況下で手当てをもらっても心に響かない。物だ!」と言って、次の会社を探してもらう。これは数日間で到着。量的には十分で、ロックダウン期間中の食品は十分だ。
ついでに言うと、個人的に、ダメもとでお願いした初めてのルート牛肉が、紆余曲折を経て(20日経過していたので、ほぼ諦めていた)同日に届いた。更に、数日前に、豚肉を注文してしまっていた。ロックダウン期間中には消化できなさそうだが、今回の教訓で、たっぷり冷凍保存しておこう。ともあれ、物資の窮乏で、たんぱく質が極端に不足していた(ごはん、麺だけという生活が、結構続いていた)が、これで安心して肉が食べられる。
そして、念願の麻婆豆腐を作る。
部下たちが、ウィチャットモーメンツで、福利品を喜んでくれたり、福利品で作った料理をアップしているので嬉しく感じる。
上海市ロックダウン状況無料動画第6回(5月1日時点)
ロックダウン解説第6回(無料公開動画)です。
今回のテーマは、サービス性企業のホワイトリスト公開(142社)。今さらながらですが、健康コードの緑・黄・赤のルール(上海市のルール)。そして、僕の目から見た、5月1日時点のロックダウン状況です。
隔離生活まずまず順調
これは、4月29日。隔離状態も2か月を超過すると(青島隔離開始の2月23日から起算)、正直な気持ちは、「辛くはないが、うんざりはする」という感じになる。この日は、仕事はしたが、全くもって元気は出なかった。こういう日は、景気づけにシャンパンを飲むか!と18時から飲み始める。そして、月見そば。平常時なら、「なんだ、月見そばか」という感じだが、生食できる卵が、あと9個しかない(というか、この時点では卵のの頃が9個しかなかった)ので贅沢品だ。
そんな事を考えていると、懇意の日本料理店が連絡をくれ、「足りないものは無いか」と聞いてくれる。我慢すればできるのだが、言葉に甘えて、ビール(24缶)・卵(18個)・鰤カマを売ってもらう。
みんな嬉しい品だ。魚は長い間食べていない。鰤カマは2個あったので、まずは冷凍し、あとで炙って食べようと考える。卵は生食不可のものだが、たっぷり使えるのは有難い。
問題なのは、数日前に感染者が1名出て封鎖区域になっていることで、門まで自分で取りに行けない。
ただ、幸いなことに、翌日は朝一番でPCR検査で、これを利用してピックアップ。魚が傷む前にピックアップできたのは幸い。
こんな感じで、なに不自由なくとは言えないが、まあまあ順調に生活をしている。
ロックダウン26日目
4月1日のロックダウン以降、無感染者を続けていた住居だが、昨日、1名感染者が出たようで、予防区から封鎖管理区に格下げ。7日間は部屋から出られず、7日間はマンション内。まあ、今でもマンション内は変わらないので、7日間の部屋の中という点が少々厳しくなる点か。今でも殆ど部屋からは出ていないし、7日はすぐに過ぎるであろうから、メンタルを崩すほどの変化ではない。元々、この状況から解放されるのは、5月初旬頃かと思っていたので、このまま順調にいけば、スケジュールに狂いはない。メンタル保って、頑張ろう。
さて、そんな少々がっかりな動向は有ったのだが、一方、ワイン9本と牛肉3.6Kgが調達できたのは嬉しい事で、こちらの嬉しさの方が、現在のところは勝っている。
暫く、肉が食べられてないしなあ。そう思うと、ともあれ嬉しい。昨日夜10時半にデリバリーが到着(運んでくれた人、ご苦労様)。とりあえずは、消毒して、ポリ袋に二重にくるんで冷蔵庫に。今日の朝は8時からPCR検査。それが終わると、ひたすら解体作業。
暫くは、食事は大丈夫だな。今晩は、ワインとステーキで景気づけだ!