香港⇒広州⇒仏山⇒深セン(仏山市と誘致契約)

朝7時半出発の電車で広州に行く。

朝5時半起きだったので眠い。

9時過ぎには広州に到着し、オフィスに直行した。

今日は、仏山市と誘致契約を締結するので、広州会社社長と一緒に仏山出張する事になっている。

10時過ぎにオフィス出発。11時には仏山に到着した。

久しぶりの仏山市内だが、昔からの商業都市だったこともあり、インフラが整っている。但し、のんびりとして治安がよいので、生活するには悪くない場所である。ただ、広州に近すぎるので、仏山宿泊の機会はあまりないのが残念。

街には日本料理屋が目立つ。聞くと、市内に10数件有るらしい。最近、日本企業の誘致が順調なのだろう。

仏山市の概況説明を受け、誘致契約を結び、会食。

会食をした仏山賓館は、経貿局の真向かいで、5星級の立派なホテルである。

市長、副市長、経貿局の局長も参加してくれた。経貿局の局長は、昔、順徳市長との事。

その後、ハイテク産業区を視察。台湾のPremierという会社(デジタルカメラ等を製造)の合弁工場を見るが、大変立派な設備、工場内の規律である。

視察後、車で広州東駅に直行し、深セン行きの電車に乗った。

深セン到着は午後5時。

ホテルチェックイン後、深セン会社の社長と会食。

今後のコンサルティングの取り組みについて打ち合わせた。

僕の好きな日本料理屋で会食。

久保田、八海山、三千盛という好きな日本酒を次々とのみ満足するが、飲みすぎた。


香港(NDFの話を聞く)

週末よく寝たので体調は回復。

朝の7時50分に出社する。

今日中に提出を頼まれているオピニオンを、まだやっていない。

朝からうなりつづける事しきり。

昼食時間になったので、下のセブンイレブンでカップヌードルを買ったが、結局、食べても力が入らず、サンドウィッチを買いなおした。

結局、最初からまともなものを食べておけばよかった。

ともあれ、食べながら仕事をして、午後2時にオピニオン完了。直ぐに来客が到着。

わざわざ、出向いてもらったのは恐縮であったが、銀行の方にNDF(Non Deliverable Forward

差金決済型為替ヘッジ)の説明をしてもらった。

この用語は、97年当時から耳にしているが、実際に使った事はなく、一度真剣に研究して模様と思ったものである。

中国は、先物が禁止されており、ヘッジ目的の為替予約もできない状況にある。これを、中国外で、差金決済型で、通常の為替予約と同じ効果を出そうという制度であり、所謂、抜け道的方法であるが、考えた人間は偉い。何事も、「制度で出来ない」という所で止まってしまう人間と、その現実を踏まえて解決方法を考える人間がいるものである。

この方法は、海外と中国法人の貿易取引の契約を、人民元建てにするところにポイントがある。

その上で、中国側ではなく、海外側で実質的な為替予約をするのであるが、貿易取引で中国が人民元立て契約を結べるようになったのは数年前である。つまり、抜け道的NDFの制度が先に出来、その後、(国内では未だに為替予約を禁じながら)NDFの運用を助成するような形で、人民元建て貿易契約が認められたわけで、いかにも中国的で面白い。

その後、残務をこなし、5時半の面談を終わらせると、早々に帰宅する事にした。

明日は朝の5時起きで出張である。

気候も涼しくなってきたので、1時間ほど歩いて帰る事にした。

途中でそごうに寄り、ホームズの本を7冊購入。

子供の頃から始まって、同じ本を買うのは何回目だろうか。。。


香港(疲労こんぱい)

朝起きるとふらふらする。

出張続きだったのと、昼・夜会食続きだったのが体に堪えているらしい。

休みたいところだが、そういう日に限って打ち合わせが多い。

朝10時半からクライアントと面談、12時から某新聞社と、会食しながら講演会の打ち合わせ、帰るとすぐに社内打ち合わせ、午後3時からクライアントと打ち合わせ(2時間)、戻るのを待っていたクライアントからの電話を受け、6時より急遽面談、7時から電話で1時間相談、という感じで、一日中、E−mailの対応もままならない一日であった。

やはり、今年の12月11日より可能となる独資商業企業(卸売)の相談が多い。今日一日で、合計3時間はその相談である。

やっと、面談・電話から開放されたのは夜8時であったが、今日中に回答しないといけない相談が数件残っている。月曜日のNNAの連載原稿もまだ書いていない。

気力を振り絞り、一時間半でこれらを仕上げ、会社を出た。

今日は、酒を飲む気がしない。

スーパーでお惣菜を買うか、最近近所にある事が発覚した吉野家で牛丼を食べるか、迷いに迷って、行きつけの焼鳥屋に行く。

酒を殆ど飲まずに、食事だけしようという予定。

ビールを1本頼んで見たが、一口飲んでギブアップ。レモンソーダ(酎ハイの焼酎抜き)で代用する事とした。あとは湯豆腐、メンチカツ、おから。

ボジョレーヌーボーの解禁日の様で、おやじさんは、日本人クラブの試飲会に出かけており不在。

さっさと食事を済ませて、ふらふらしながら家に帰ってすぐに寝た。

明日は朝7時起きだ。


深セン⇒香港

朝、深センから香港に戻り出社。

KCR(国境の羅湖からの鉄道)の終点がが、ホンハム駅から尖東駅迄延長され、MTR(地下鉄)のチムサツイ駅と構内で繋がったので、試してみる。

乗り換えに少々歩くが便利になった。遊歩道があるので、荷物を持っていてもそれ程苦にならない。MTRでチムサツイからオフィスのある金鐘駅は一駅で、順調にオフィスにたどり着いた。

オフィスに戻り、E−mailの整理をすると、10時より日本香港協会の理事の方と面談。そのまま会食(飲茶)となった。

香港フォーラムをやっており、ホテルが異様に高いという。

そういえば、今週香港にきている出張者は、ホテルが取れず、エアポートホテルに宿泊していると言っていた。

ただでさえ、中国大陸からの観光客でホテルがタイトになっているので、展示会等があると、すぐホテルが取れなくなっている。景気の回復は望ましいが、不便な事この上ない。

午後も幾つか打ち合わせをこなし、7時に良く行く日本料理屋で会食。

提携関係にある会計事務所の社長と和やかに酒を飲んだ。

僕は煮魚が食べられないが、同氏は大好きな模様。今日の目玉は「きんき」だったが、同氏にお願いして塩焼きで許してもらう。


広州⇒深セン(深センで飲んで歌う)

朝、E−mailの整理をすると、深センに向かう。

広州から深センの電車(所要時間一時間強)は、10分に一本程度走っているので便利である。

深センにつくと、日本風(?)イタリアンレストランに行き、提携関係にある総合物流会社(内資企業)のCEO他と会食した。

ここは、30代の人間が中心の若くて元気がよい企業であるが、通関、コンサルティング、貿易、ソフトウェア、保税倉庫管理、デイリー業務代行などの子会社を有する企業グループで、北京・上海・広州・深センを始めとする中国全土に事業展開をしている。

なかなかしっかりした企業であるし、CEOや子会社の社長とは、年齢が比較的近く(といっても、僕より随分若いが!)気が合う。

話の流れで、今晩、カラオケに行こうということになったので、滞在を一泊延ばす事とした。

一旦彼らと別れ、福田保税区管理局と面談。保税区の方向性について話し合った。

その後、塩田保税区(一年ほど行っていなかった)に行き、最近認可された、物流園区の場所を確認。先ほど食事をした会社が投資した保税倉庫の看板も見つかった。

夜7時半より会食。

会食は、CEOの友人という税関関係者もJoin。WTO加盟に際して、重要な役割を果たした人間のようである。彼は、大変真面目な人間のようで、淡々と、和やかに食事をして、一次会で帰宅。タイ料理はあまり美味しくなかった。

残った6名+二次会から駆けつけた1名の合計7名で、新しく出来たKaraoke Boxに行く。

日本・香港ではちょっと考えられないほど規模が大きく、豪華なボックスである。

ロビーの豪華さに圧倒されるし、部屋も綺麗。

1時過ぎまで皆なで歌いまくった。

日本語の歌も良く揃っているが、無さそうな歌(例、ボブサップ・アラジン)の歌が有るのに、無いと困る歌(例、Bz)が無くうろたえる。

彼らも良く歌う。

若い人間ばかりで、なにやら、TVドラマに出てきそうな会社である。

瓶ビールを2ダース空けた(飲んだのは4人)。


広州(コンサルティングの仕組み作り)

朝一番で、数ヶ月前に開いたJETRO広州の所長と面談し、その後、広州市のとある政府機関と面談する。国家認可が必要なコンサルティング請負案件での提携について協議したが、上手く話がまとまりそうである。これで、当座の課題がクリアできる。

オフィスに戻ると、先週末に相談が有った会社請負案件に関して督促が入っている。

これは、他のコンサルティング機関が、マンパワーその他の問題により最後まで出来なくなったので、請負行程の一部を代行してくれとクライアント側から頼まれたものである。つまるところは、こちらに仕事が来た時点では、既に話が込み入っており、スケジュールも遅れている。今までの付けがこちらに回ってくる訳で、こんな話が一番嫌である。

午後は、終日、再来月開設予定のHP打ち合わせを行う。

7時に仕事を終わらせ、広州会社社長行きつけの日本料理屋に会食に行く。

先月まで無かった鍋物が始まったので、キムチ鍋を食べた。

寒くなってきたので美味しい。

考えてみれば、2日連続で辛い鍋だ。


香港(全然力が入らない一日)

日曜日は、何時も執筆にあてるのだが、今日は全く以って不調。

全く仕事をする気にならない。

溜まった資料を読んでみるが、殆ど頭に入らず。

PCに向かっても、殆ど創作意欲が湧かず。

ついついベッドに転がり、昼寝をしたり、推理小説を読んだりしてしまう。

そういえば、子供の頃は、推理小説作家にあこがれたり、児童文学作家にあこがれたりしたな、と昔を懐かしんでは見る。

とはいっても、結局、1冊も書けなかったので、単に、子供らしい夢物語だったのであるが。。。

ついつい、現実逃避に走る一日。

2ヶ月に一度くらいはこんな日があるものだ。

今日は、早く寝てしまおう。

香港(今日は早起き)

朝の5時に起きて、コート取りをする。一ヵ月後のコートの予約である。

7時から受付が開始になるが、5時半には並ぶ必要がある。

3〜4ヶ月に一度順番が回ってくるのだが、この3年間、何時も一番手だったのに、今日は先に数名並んでおり驚く。希望のコートが取れず残念。

9時過ぎにイミグレ(入境局)に行き、パーマネントIDの申請を行った。

人が溢れている。担当者は、黙々と事務処理をしている。

インタビューと聞いていたが、基本的にはエビデンスのオリジナル確認である。

1時間ちょっとで手続は終わったが、大半が並んでいる時間であった。

会社に行き、生命保険会社の現法社長と昼食を取る。

一年前に出来た日本料理のレストラン。

天丼と掛けそばのセットを頼むと、海老が6本くらい入っている立派なもので、美味しかったが、HK$ 200(サービス料込み)という料金は、昼食としてはいかにも高い!

現法社長は、前夜、店を4件梯子して、飲み終わったのが朝の5時らしい。

僕が起きたのと同じ時間だ。

それでも、ちゃんと仕事をしているパワーに感心する。でも、頭の中は真っ白だろう。

午後仕事をし、ストレスが溜まったので、知人を誘って飲みに行った。

仕事の話はやめましょう、という約束で、気軽に飲んだ。

知人は気軽に飲みすぎて、酔ってひっくり返っていたが、一応、幸せそうに飲んでくれていたのでよかった。


香港(新しい作品のアイデアを考える)

昨日は、早く帰ったので、そのまま寝れば良かったのであるが、日記を書いて、その後、新しい執筆のアイデアを纏めていたら、寝るのが遅くなってしまった。

朝から眠い。

次の作品は、短編企業小説風のつくりにしてみようかと思う。

香港現地法人の経理課長を主役にして(中国テイストを効かせて)、不正、横領、事故等の発生と摘発迄を小説にしてみようかなと考えた。

自分が経理をしているため、不正の手口は幾つも思い付くが、どうやっても痕跡は残るし、最終的には発見されそうである。

ちょっと、常識のある人間はやらないだろうなぁと思うが、やはり、常識が無い人間、若しくは追い詰められている人間が多いのであろう。

そんな事を考えていたら、本社の人事部長からお触れが回っている。

交際費の不正使用(領収書の改ざん、日付の修正など)を行ったら、今後は解雇処分等の厳しい対応で望む、という事である。

社内にも追い詰められた人間がいるのであろうか。

夜は、知人が新しく作ったカラオケボックスを除いてみる。

日本語が流暢な米国人で、日本で僕と同じ流派(マイナー流派)の合気道をしていた人物が開いた店である。

昔は、Big Echoが香港にあったが、ここが無くなってから、日本の歌を歌えるところが少なく、難儀していたのでありがたい限りである。

音響もいいし、歌の日本のBoxと遜色ない品揃えである。

場所が狭い(部屋数が少ない)のと、まだリカーライセンスが取れていない(あと10日掛かる模様)のが難点。ウーロン茶を2杯飲んで4曲歌った。


香港(ちょっと風邪気味)

ちょっと風邪気味。

昨日、残業流れで酒を飲みに行ったのが良くなかったか。

僕は読み飛ばしてしまったのだが、日経新聞に、東莞の工場で、食堂の食事の不満から従業員が暴動、という記事が出ていたらしい。

最近、従業員のストライキ、暴動という話を聞くことが多くなった様な気がする。

僕が最近聞いた中でも、「賃金の不満」、「福利厚生の不足」、「工場リストラ(従業員削減)により、残った工員の残業時間が増加した事による不満」等、色々な問題がある。

住み込みで長時間労働をする工員にとって、食事というのは数少ない楽しみの一つであり、工場管理をする側にとっても、食事のコストと質の管理は、重要事項である事は確かである。

但し、食事の内容だけで、暴動が起こるというのも少々考えずらい。

事態を煽る人間がいたか、日頃の不満が溜まっていたか、何らかの伏線が会ったのではないかと思う。

ちょっと前までは、珠江デルタの工場には、内陸の若者が、一旗挙げる事を夢見て出稼ぎに来る為、勤勉であり皆な残業を好む、というのが定説とされてきていた。

それからすると、残業の増加によるストライキ、というのは考えにくそうであるが、現実に、この様な問題が生じている。

最近になって、中国でも人手不足が問題になりつつある。この様な状況を背景にして、労働者が権利を主張する場が増えてきたのであろうか。

ただ、一口に、工場とは言っても、その労働環境、待遇は、千差万別だ。

工員、元工員等から話を聞く機会もあるが、ひどい工場は有るようである。

この様な違い、個々人の志向の違いを無視して、ステレオタイプな発言(珠江デルタの工員は、勤勉で残業を好むという)をする事は、事態をミスリードする危険性があるのは確かであろう。


中国ビジネスコンサルタント水野真澄のブログ