香港(執筆・読書・酒抜きの休日)

昨年12月30日(土)の夜に上海から香港に移動。
それから今日まで、香港でのんびりと過ごした。
のんびりと、とは言っても、会社のE-mailはこなさなかったと言うだけで、新しい本の執筆に没頭していた次第。
会社のE-mailを見なかったのは、年末からシステム不良でE-mailが見られないためで、かれこれ5日間チェックが出来ていない。
年末以降にE-mailをされた方は、こんな事情ですのでご容赦を(お急ぎの方はお電話下さい)。

ただ、E-mail整理をしないおかげで、精神状態もよかったし、執筆もはかどった。
根詰めて書いたおかげで、NNAから出版する本の原稿は一応完成。
今回は、今までの本とは違って、取引図をたくさん入れるつもりなので、図を書いたり、資料整理をしたりの時間は必要であるが、3月には出版の運びにしたいものだ。
出来るかな?
ともあれ、正月休みに本の原稿を完成させた事もあって、気分は大変よい。
2005年の正月以降2年間、精神的に追い詰められて、体調まで悪くなってしまったのが嘘のよう。とまでは言わないが、少なくとも、「酒を飲まないと眠れない」、「電気を消して眠れない」という状況は完全に脱却。
仕事の依頼、執筆依頼は昨年末から目白押しではあるが、全力で飛ばしていけそうな気分である。


余談ながら、年末に松本清張の砂の器を読んだら面白かったので、すっかり清張づいてしまった。
十数冊買って、順次読んでいるところ。
面白い本があると、ごろりと寝床に転がり、ずーっと読んでいるだけで幸せになるのでよい。
お陰で大晦日からの4日間は、酒抜きに成功。
清張ものは、学生の頃に数冊読んだだけだけれども、改めて読むと大変面白い。
とは言え、時代が古いので、随分と世の中の仕組みが変わってしまったのが実感される。
今日読み終わった本のトリックの一つのポイントに、現像した写真の受け取りがあるが、1962年の頃は、カラー写真の現像は、(街中の現像屋ではできずに)直接フィルム製造会社に送ってやってもらわないといけなかった事を知った。
時代と共に、使えなくなるトリックもあるもんだと改めて感じる。