西島君さようなら

1ヶ月弱、研修という事で仕事を手伝ってくれた溝呂木君(なんとなく、西島洋介山を思い出すので、西島君と呼んでいた)が、27日で最後となるので、ささやかに送別会を開いた。

何を食べたい?
と聞いたら、「ちょっとよい感じの居酒屋みたいな所で、から揚げとか、たこわさとか置いてありそうなところ」という希望であった。
でも、「白木屋レベルは嫌で、東方見聞録クラスのところ」という、既に、日本を離れて久しい僕には、よく意味が分からない事をいうので、希望はあっさり無視して、藍屋(沖縄・長崎料理)に行く事にした。
初めてであるが、なかなかリーゾナブルでよいところであった。
将来の夢や方向性などを聞く。
20代中盤ではあるが、すれておらず真面目な若者である。
まだ発言もかわいらしいが、これから世に揉まれてたくましくなっていく事であろう。
僕にもこんな時代があったかなと思うと懐かしい。

スパーリングを試す

食べ終わったら、Big Echoにいく。
西島君は、サザンオンリーという事で、最初から最後までサザンを歌っている。
ついでに、総合格闘技・フルコンタクトカラテをやっているという事なので(須藤元気と同じ車に乗った事があるらしい)、軽くスパーリングをしてみるか、と構えを取ってみる。
1年半前に、酔って寸止めをし損ねた元上司(少林寺三段)に、左目を殴られ眼底出血したという手ひどい目にあった僕は、ちょっと慎重になっているので、「寸止めにもせずに反応するだけ」という約束にしてみた。
本当は、これもやらないほうがよいのであるが・・・

酔った西島君

因みに、酔った西島君。
いままで、怖い顔しろ!と何度言っても、人の良さが顔に表れ全然怖い顔にならなかったものだが、酔っ払えばそこそこ怖い顔もできるようだ。


25日から通常業務

1997年当時の写真

日本の講演会も無事終わり上海に帰任。
25日は旧正月の振り替え出勤なので、元気に仕事中。
⇒ E-mailの不在通知設定が香港でないと解除できないため、僕の会社アドレスにE-mailをすると、不在通知が届いてしまいますが、ちゃんとE-mail見ていますのでご安心ください。

ここ暫く、あくせく仕事をしている為、特に、面白い事はないが、旧正月前に、バレンタインデー(僕としては、既に、縁がなくなってしまった行事だが)に際して、昔、香港にいた研修生を思い出した。
それは、こんな会話。

彼(伊藤君)は、この写真で、帽子をかぶっている人間。
僕より何歳年下かは忘れてしまったけど、1997年に僕が香港赴任した時、20代で業務研修をしていた。ほのぼのした感じの人間で、ちょっとピント外れの発言も多かったが、それはそれなりに楽しめた。ある日の事。
伊:僕は一回だけ台湾に行った事があるんですよ。
水:どうだった?
伊:それが丁度、旧暦のバレンタインデーの時で、カップルが一杯でした。
水:バレンタインでーってのは西洋の行事だろ?何で、旧暦のがあるんだ。
伊:本当ですよ。街中ハートマークでいっぱいでしたし。
水:君が行ったのは何月だ?
伊:夏です。
水:そりゃあ、七夕(情人節)じゃないか。一応、それなら恋人の季節という事になっているが。君は単純だから、ハート見て、バレンタインデート思ったんだね。

そんな感じの彼であったが、今はどうしているのだろうか。
海外生活も随分長くなったので、忘れていた人をふと思い出す事も。

名古屋で組織変更の講演会

朝に名古屋に移動して、東海日中貿易センターさん主催の講演会。
内容は組織変更・撤退・合併。
昨年2月に、明日香出版さんから「中国ビジネス組織変更・撤退完全マニュアル」を出した。
この本は、「中国ビジネス玄人(くろうと)筋には大変評判が良いが、内容がニッチで買ってくれる方が限定されてしまう」という、筆者としては喜んでいいのか悲しんでいいのか分からない本である。
この本を、東海日中さんが大変気に入ってくれて、タイトル通りの講演会を開催してくれた次第。
講演時間が3時間半(一人で講演)なので、「時間が長いな」と最初は思ったものであるが、レジュメを読み直してみるとどうやら時間が足りない。
この内容だと、本当だと5時間でも6時間でも話が出来そうだ。
組織変更というのは、僕自身、大変思い入れがある内容なので、今年中に、組織変更に絞った特別講習会を開くのも一案。
10~20時間くらいかけて、組織変更を解説するような企画。
DVD教材にしても良いかな。
TO 杉山亀一君 ⇒ 企画するように


ともあれ、1時に会場入りして、5時までぶっ通しで講演。
頂いた質問も、合併、持分譲渡、再投資に絡む欠損金の引継ぎや、会計上の処理(パーチェス法と持分プーリングの適用条件)など、意外にマニアックなもの。
お答えしていても楽しかった。

講演会が終わると、例によって、虚脱状態。
精も根も尽き果てた・・・という感じ。
最近、体力がなくなってきたのかな。

僕は、座っていると調子が出ない(立ってないと話がしにくい)タイプなので、立ちっぱなしが応えるようになってきた。
筋トレが必要だ。


実は日本にいます

数日間、旧正月の休暇で怠けていました。
香港の旧正月は、土曜~火曜の4日間だったもので・・・
本日、香港から日本に移動して、働いています。
明日は名古屋で講演会。

4日間の休暇は、まあのんびりしたけれど、休み前日には、NNA連載2回分(3千字)。
休暇中は、コンシェルジュの原稿(1500字)、毎日新聞の原稿2回分(1600字)。
更には、フジサンケイビジネスアイの原稿4回分(6千字)と書いてノルマを果たしていたので、心底のんびりとは出来なかった。
どんどん、追い詰められている気がしなくもないが、まあ、書く場所が多いのは良い事だと、ポジティブに考えることにしよう。

本の作成(出版)に関しては、
「コンサルタントが出来るまで(キョーハンブックスより3月出版予定)」は、最終打ち合わせが終わり、来週、印刷に回すところまできた。
「加工貿易マニュアル(題未定:NNAより出版予定)」も、3月には完成する感じで作業が進んでいる。
昨年12月(中国ビジネス投資Q&A改定新版発行)から4ヶ月で、本を3冊出す事になるので、まあ頑張ったと納得してもよいであろう。
という訳で、この作業を終わらせたら、本の作成はちょっと休憩して、趣味的な原稿を(できれば)書きたい。
どんな原稿かというと、本になるあても無いような、ストーリー性のあるもの。
数年前から、企業小説を書きたいとか言って、全然書けてないという前科があるので、果たして実現するか・・・
狼少年になってしまうので、そろそろ書かねば。
1週間くらい、プチ失踪して書きたいものだ。

そんな感じで、短い休み&日本出張に出掛けるために、連載原稿を書き溜めていたので、ブログの更新が遅れがちであった。

その間に有った事(後付で書きたい事)といえば、蘇州シンガポール工業園区・保税物流中心の話と、常熟開発区の話。
これは、任地に戻ってから書く予定。
一言で言えば、蘇州シンガポール工業園は、順調に発展しており、既に、開発区と言うより、一つの都市という趣になっていると言う感じ。
ここはもともと、単なる開発区ではなく、居住区・金融区・サービス区などの区域を設けた、「街作り」というコンセプトで開発を進めていた。
それが、非常に上手くいっているという印象。
現時点で、園区内の人口が50万人という事であるが、これは、マカオ並みであり、既に、一つの都市である。そう考えると、規模の大きさがわかろうというもの。
今後、(生産型企業の誘致は、ある程度成熟した感があるので)サービス産業・金融を中心に誘致を展開していくのであろう。
そんな感じの、将来的な展望を踏まえた都市設計をしているのがすごいところ。

一方、常熟開発区は、これから誘致が進みそうな場所。
まだ余裕のある土地。5万トンクラスの船が停泊できる港などを備えた開発区で、進出候補地域としては、大変バランスがよい場所だと思う。


あと、書いてないことと言えば、NNAの三井さんと、かなり久しぶりに二人で酒を飲んだ事(2月13日)。
最初は、僕が書こうとしている新しい原稿の題材から話が始まり、何時しか話は人生相談に流れてしまう(珍しく、僕の悩みを三井さんが聞き続けるという展開)。
最後は、相談を受ける三井さんの方が悩みこんで、深酒をしてしまった模様。
いろいろ考えさせてしまって(心配させて)申し訳ありませんでした。
まあ、僕自身は、既に考えは纏まってるので、大丈夫(?)ですが・・・

三井さんとは2001年10月からの付き合いであるが、こんな感じで、真剣な話題で飲んだのは初めての事。
こういう話をすると、人の性格というのが解るものである。
大変実直な方で、なかなか得がたい友人であるのを実感した次第。

これが新しい部屋

新しい部屋の寝室

10日間上海に滞在して、夜香港に移動。
2日間香港で仕事してから旧正月で休み(香港は土日を含めて4連休)。
21日から日本出張と、いつもながら移動続きの生活である。

因みに、先日書いた新しい部屋がこれ。
以前の部屋が6500元で、この部屋は3500元。
という事で、値段は半分近くになったけど、前の部屋よりはるかに使い勝手が良い。
前の部屋は、老房子だったので、芸術的でよかったのであるが、
● 天井が非常に高くて冷暖房がなかなか効かない
● 水圧が大変低い
● 暗い(これはまあ、照明器具をたくさん買えばよいのであるが)
という難点があった。

キッチンとシャワールーム

僕は、「極度の寒がり」、「読書が好きなので明るいところでないと困る」、「ホテル選びの基準でも、水がたっぷり使えるところを選ぶ」という事で、この3つの欠点は、かなり致命的である。
そんな事で、引越しと相成ったが、ここは実用的で使い勝手が良いので、大変ありがたい。

自分で洗った洗濯物を干している

洗濯機も早速使いこなしている。
これで、この家賃はなかなか掘り出し物だ。

受け入れインターン学生の(愛称)西島君

因みに、2月末までの受け入れ学生君の写真。
「笑わず、(カメラを)にらみ上げろ」と指示を出して、なるべく怖い顔をさせようとしたのであるが、どうも怖くないなぁ。

先週の宴会など

ビールをついでくれているのは用心棒ではなくてインターンの助っ人君

12~13日は、蘇州シンガポール工業園区、常熟経済開発区・輸出加工区を訪問。
いろいろ書く事はあるのだけれど、これは、明日か明後日に。

これから会食に参加しなくてはならないので、時間が無い。
先日(2月6日)の講演会打ち上げの光景を写真でアップするにとどめよう。
講演会終了後、花園飯店の裏にある味蔵に移動して、総勢30人くらいで宴会した時の写真。
(外高橋保税区関係者と和やかに会食)。
ただ、この段階で急に体調を崩してしんどくなったので、ビールを飲みながら顔面蒼白。
18時から開始したけれど、19時45分には会計を懇願して、店から脱出。
21時半にはダウン(就寝)してしまった。
という事で、これは倒れる前の貴重な写真。

僕にビールをついでくれているのは、インターンで手伝ってくれている青年。
体格がよく、フルコンタクト空手と総合格闘技をやっている人間なので、用心棒にはちょうど良い。
笑うと人のよさが出てしまうので、「笑うな!」と指示しているのであるが、なかなか出来ないようだ。
トラブル発生時などにまさに欲しかった人材であるが、残念ながら、2月末には米国に帰ってしまう。
ともあれ、雑用をたくさん押し付けてしまっているが、元気に頑張ってくれており感謝。

ローソンのおでんが夕食だった

講演会終了後、高熱を発して倒れてしまい、診療所に行ったらインフルエンザの診断。
予防接種打ったはずなのに・・・
まあ、この1ヶ月の状況(食べられない、眠れないで体も衰弱してた)からすると、繋ってもやむをえなしか、という気もする。
ただ、まじめに薬を飲んでいた(当然、酒も控えた⇒1日だけ飲んだけど)甲斐があってやっと回復。
引越し先の部屋では、洗濯をする余裕もあった。
(前の部屋の洗濯機は高性能すぎて使えなかった。今回のはベーシックなのでOK)。

因みに、夕食はローソンのおでん(全部で5元弱)。
夜ヒマなので亀一に、何をしているかとSMSをすると、
「硫黄島のDVD見ています」という答え。
「今日の夕食は、5元のローソンおでんだ」と打ち返すと、
「映画の兵隊のほうがよいもの食べてます」
という回答であった。
くそー

講演会後にダウン

最初の挨拶をしているところ

講演会は、満員のお客様(210名)にお集まり頂きました。
有難うございます。
受付・会の進行などにもたつきもあり、ご迷惑をおかけしてすみませんでした。

とは言え、盛況な中セミナーを終了できた事感謝いたします。

(以上、ご参加頂いた方々へのお礼の言葉)


講演会は、4時間(内、休憩30分)ばたばた続き。
何とか無事終了してほっとしたら、会の終了直後に体調を崩してしまう。
翌日は38.5度の熱を出してダウン。

まあ、ここ暫く、夜も寝てなかったし、食事もろくに取っていなかったので、抵抗力が弱っていたのはたしかなのだろうが・・・

ともあれ、ほっと一安心の反動であった。

上海できりたんぽを食べた

とりあえず鍋奉行ぶりを発揮してきりたんぽ鍋をつくる

講演会の前日なので夜8時まで準備をしていたが、「明日まわし」と切り上げて、食事に行く事とした。
先日、他のブログ(上海deデート)に「きりたんぽ鍋」の紹介があったので、「これだ!」と叫んで食べにいく。

日本酒の種類が少ないのが難点ではあるが、鍋以外の料理もなかなか気が利いていて美味しい。
食事を開始して40分くらいで、「では、きりたんぽ鍋だ!」と意気込んで2人前注文する。
2人前でも凄い量だ。十分に4人前の量は有る。

亀一は、きりたんぽと五平餅を間違えていたり、テーブルに出されたきりたんぽをいきなり生(?)で食べようとしたりと空振り続きであったが、「これはたいそう美味しい食べ物ですねぇ」と感じ入って食べていた。

いつも苦しそうな顔をしている水本君が楽しそうだ

会食では、「M&Cサウスチャイナの人間は、香港では辛そうに仕事をしるけど、出張先だと顔が変わる(楽しそうな顔になる)」という事が話題になった。
確かに、皆ないっぱいいっぱい(限界点)で仕事をしているような状況なので、会話が全くないし、雑談をしようものならにらまれそうな雰囲気だ。
それが、出張先だとちょっと和むのであろう。
僕自身もそうだという事だ。
そういう水本君が一番楽しそうだ。
香港にいる時は、笑顔が見られない男なのだが・・・

きりたんぽで幸せになったのか、すっかり亀一と同化している。

亀一連載を持つ

連載に使われる亀一の写真はおにぎりのようだ

明日(6日)の講演会に備えて、香港から水本君、広州から麦さん亀一がやってきた。
外高橋保税区関係者も6名会社に詰めて、朝から晩まで打ち合わせ。
総出でおおわらわ。

M&C主催セミナーは、今回で2回目である。
セミナーの主催者となると、その手間は大変なものであるが、今回は、政府系との共同主催なので、お互いのすり合せが大変。
ただ、1年間一緒に業務をこなしてきたパートナーで、既に親しい間柄なので、大変な中にも打ち解けた雰囲気である。

一方、ヒマな人間もいる。
亀一は、当日のビデオ撮影係なので、今日のところはヒマそうだ。
所在なさげにぶらぶらしている。
ただ、その代わりという事で、ごちごちになっていた僕の肩を揉んでくれたので、よしとしよう。

因みに、亀一の連載が、ZA SHANGHAIで始まった。
上海の方々に、分かりやすく華南ビジネスを紹介するというコーナー。
当人も、「ブログとは違って、自分の役に立つ事なので頑張ります」と、失礼な発言をしながらも張り切っている。
そこで使われる著者近影がこの写真。
なんでこんなおにぎりみたいな顔になるのだろう。