のんびりした週末に外貨管理規制強化の原稿を書く

朝起きたらちょっと頭が痛かった。
昨夜は楽しく飲んだが、少々飲みすぎたかな。
今日は酒抜きを決心。

とりあえず、11時半から近所の中華料理屋に行って飲茶。
二日酔いの胃に中華が少し重いが黙々と食べる。

食べ終わると足&全身マッサージに。
最近、マッサージ屋によく行く。
その甲斐あって、背中と首のごりごりは、随分緩和されてきた。
精神的にも回復基調なのが良いのだろうか。
1~2ヶ月前は、すごい顔色してたらしいので。


軽く昼寝をしてから、NNAの中国ビジネス講座の原稿2回分。
コンシェルジュ上海・北京版の原稿を執筆。

ちょっとタイミングが遅くなってしまったけれど、7月に入って出された、外貨管理規制に関る3本の通知に付いて解説した。

概要は、
① 輸入ユーザンス登記義務の強化(90日超の輸入ユーザンスに関して、金額基準無く登記が必要になっただけでなく、登記可能額の年度累計が、前年度輸入決済総額の10%以内に制限される(2008年10月1日より)。
② 輸出代金前受け金に関する登記義務の開始(2008年7月14日より)。
③ 輸出代金回収に関する照合義務の強化(輸出代金を直接外貨経常口座に入金できず、審査待ち口座に一旦入金、輸出実績との照合を銀行が行った上で、引き出し・元転が認められる)。

この様な規制強化の背景は、投機資金の流入規制という事であるが、①は、ユーザンス輸入の金額を極端に制限される結果に繋がり、影響が大きいであろう。
また、③に付いては、随分手続が煩雑化しそうだ。
そもそも、中国では、かねてより核銷手続という、通関実績と外貨の受け払いの照合が義務付けられているが、これが、更に規制強化される訳で、かなり神経質な対応だ。

2005年に、総量規制の観点より、外資企業の調達に大きな制限が加えられた事が記憶に新しいが(結果的に年末には緩和が行われた)、それに引き続く規制強化ということになるのであろうか。