一週間交代の上海・香港だ。
クリスマスイブで飛行機が混んでいるかと思ったが、機内はガラガラ。
ドラゴンエアのお兄さんも、「便を早めましょうか?前の方がいいですか?後ろの方が空いてますがそちらがいいですか?」と、色々と聞いてくれる。
便を早めてもらったので、ちょっと時間がタイトになったのだが、飛行場でカルボナーラと生ビールと思い、イタリアンに直行。
時間計算を間違えたのと、カルボナーラが出てくるのがちょっと遅かったので、ボーディングに間に合わなくなりかける。
既に出てきたカルボナーラを前に、「70元を無駄にするのはもったいない」と思い、「持ち帰るので包んで下さい。急いで」とお願いする。
中国は持ち帰り文化が定着しているので有難い。
なかなか持ち帰りが来ず、「時間がかかるなぁ」と思っていると、味千ラーメンの袋で出てきた。
隣のラーメン屋まで行って、持ち帰り準備をしてくれたらしい。
プラスティックのどんぶりに箸でカルボナーラを食べるのもおつなものだ。
ここは、味千ラーメンから走って持ってきてくれた店員さんに感謝。
そんな感じで慌ててのった飛行機が、40分ほどディレイ。
機内で手持無沙汰なので、待ち時間中にカルボナーラを早速食べる。
あとは熟睡。
着陸30分前に目を覚ますと、乗務員のお兄さんが「食事は?」と聞くので「いらない」と答え、お茶だけもらう。
お茶を飲み終わる頃、「メリークリスマス」と言って、ハーゲンダッツのバーとチョコレートをくれる。
カルボナーラでお腹いっぱいだったけど、気遣いは嬉しいので、チョコバーを半分食べる。
そんな感じで無事香港到着。
今年最後の飛行機は、周りの人たちが皆な親切だったので、ほのぼのした気分での移動だった。
初めての中国旅行で乗った飛行機(1985年)の事を思い出して、「別世界だなぁ」と考える。
こんな感じの、自発的な気遣いは、20数年前には期待できなかったものだ。
ともあれ慌ただしい年末もあと数日。
今年は12月31日まで仕事。
明日・明後日は広東省だ!