「起業前夜(高任和夫)」という本を、2~3年ぶりに読み返した。
上場を仕掛ける証券マンの主人公(40代)が、会社を退職するまでの過程を描いた本で、僕も、退職前に、2~3度読み直した事がある。
上場云々は僕のノウハウとは違うが、企業管理とか、ビジネスの構築等、主人公と僕で、共通した仕事をしている部分があり、この点、自分の境遇を投影しながら読んだものだ。
上場を仕掛ける証券マンの主人公(40代)が、会社を退職するまでの過程を描いた本で、僕も、退職前に、2~3度読み直した事がある。
上場云々は僕のノウハウとは違うが、企業管理とか、ビジネスの構築等、主人公と僕で、共通した仕事をしている部分があり、この点、自分の境遇を投影しながら読んだものだ。
ただ、久々に読み直してみると、随分、気持の変化が生じていているのに気付いた。
それほど強い共感を覚えなくなったのである。
その理由は、
・小説で描かれている状況よりも、自分の経験の方がリアルなので(本を読むのと実体験する
のでは、実体験の方がリアルなのは当たり前だ)、それほどの臨場感を感じなくなった。
・自分の共感が、会社員の主人公よりオーナー社長に向かう様になった。
というのが主要因であろう。
自分自身で意識していなかった変化なので、ちょっと驚いた。
この作者は好きなので、継続して作品は読んでいるのだが。
実体験を経る事で、人の感性も随分変わるものだ。
改めて気付いた次第。