広州でスナフキンの会

久々の広州だ。
日帰り出張はあったが、宿泊するのは半年以上ぶりではあるまいか。

初日の到着(8日)は夜だったので、軽く飲みに出かける。
毎回顔を出していた「ゆるり」は、今年2月に閉店しているので、行くあてがない。
ウェネバーの太田編集長に電話をかけて、バーがないか尋ねると、「ゆるりだった場所は、今でもバーの様ですよ」との回答。
取り合えずでかける。

「どんな方がやっているのだろう」と思いながらドアを開けると、兄弟船の大将がいた。
「大将自らカウンターですか?」と聞くと、いつもは中国人女性2名(日本語可)がカウンターに入っているが、たまたま両方休暇なので、助っ人との事であった。
入ってすぐに認識してもらえたので、ラッキーな偶然であった。
因みに、店は、「マルタン」という名前。

大連産和牛の霜降りが、g単位の指定で焼いてもらえる(1.6元/g)。
300g焼いてもらったが美味しかった。
ウィスキーは、しばらくご無沙汰だったので、(オールドではなく)ちょっとランクを上げて白州を入れる。

翌9日は広州スナフキンの会。
先日、取材を受けている時、「スナフキンの会ってなんですか」という質問を受けたが、一言で言うと、単なる飲み会だ。
ただ、「仕事の話や難しい話は無しで、単純に笑いながら飲む」のが会の決まり。

場所は焼鳥「甲子園」。
前から行ってみたかった店だ。
シャンパンを持ちこませてもらったのだけど、(甲子園にはコップしかないので)兄弟船の大将が、シャンパングラスを差し入れ(?)てくれた。
ありがとうございます。

甲子園のあとは、またもやマルタン(同じ建物内にあるので、調理場を通ると数秒で行ける)。
小さい丸テーブルに腰掛けて、0時まで笑い・飲む。
話している内にお腹がすいて、ステーキ、たこ焼き、ラーメン、アメリカンドッグなどを食べる。

某商社マンの、「飛行機でのC.Aナンパ撃沈歴(成功一回)」のネタが30分ほど続き、一同揃って大笑い。
会の趣旨にそって楽しく飲んだ一夜であった。

ただ、店を出てからホテルまでが一苦労。
今の広州のタクシー事情は、ひどいものだ。
一時の上海よりひどい。
前日は夜11時。
この日は0時過ぎなのに、路上には、タクシーを捉まえようとする人で溢れている。
路上に、1メートル毎に、人が待って手を挙げている状況。
これは、徒歩か地下鉄で行ける距離でないと、怖くて外出もできないな。

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