連載原稿の執筆

現在、僕の連載は、Daily NNA(毎週月曜)、時事通信(隔週金曜)、三井住友銀行月報(月1回)、三井住友コンサルティング(月1回)、コンシェルジュ(月1回)の5本。
その内、NNAの連載が、毎週月曜なので、執筆が特につらい。
月曜朝刊行版の原稿であるが、提出は、日曜日(前日)の午前中までとしてもらっている。
それはありがたいのだが、毎週土曜日は、目が醒めてから、ずっと何を書こうか悩んでいる。
どうしても思いつかない場合は、憂鬱な気分のまま就寝し、日曜日、早めに起きて、数時間で何を書こうか必死に考える。
こんな生活を、約11年続けているので、週末が憂鬱である。

もう少し早く書けばよかろう(金曜までに書けば、週末ゆっくりできるだろう)と言われれば、まさにその通りとしか答えようがないが、それができない。
5種類の連載とはいえ、執筆は合計9本(毎月)となるし、スポットの原稿依頼、本の執筆、講演会のレジュメ、TV出演の資料提出、更には本業のコンサルティングと合わさると、毎日何らかの締め切りが有る、というのが公的な早めに書けない(ぎりぎりにならないと書けない)理由。
ただ、実際のところは、学生時代の夏休みの宿題は、誰しも、8月末にならないと手が付かない、というのと同じ理屈だ。

そんな感じで、辛い連載であるが、これを続けているから、新しい動向が頭の中に整理できているのは確かだ。
法律を読んだだけでは、その内容を、整理・記憶する事はできない。
新しいビジネス動向を、整理・理解し、何時でも引き出せるようにするためには、一旦、自分の言葉に置き換える必要があり、文章にまとめるステップが不可欠だ。
NNA、時事通信の連載があると、毎週嫌でも、新しい法律を探し、読み、纏めざるを得ない。
この過程を踏むので、クライアント様から質問を頂いた時、すぐに反応できる。
そう考えると、この連載は、運動選手にとっての、ランニングや筋トレの様なもの。
これを続けているから、コンサルティングができる、というのは確かだと思う。
そんな訳で、この生活は、今後も続くのであろう。