日本移動前に思う

ともあれ大変な3週間だったが、やっと峠を越えた。
移動時間を利用して、増値税の書籍も昨日書き上げた。
あとは、明日日本に移動するだけ。
日本では、早稲田大学で社会人対象コースでの講義(20日)。そして、会員様向け勉強会(24日)。面談・会食もいくつか入っているが、前回の出張に比べればスケジュール的にはゆとりがある。 ストレスを下げて、体調を元に戻そう。

1987年に社会人になってから、絶えず、自分に負荷をかけて仕事をしてきた。
これは、大学時代の経験もある程度関係している。
大学時代はろくに勉強もせず、合気道ばかりやっていた。
一応、二段を取って主将になったが、強くはなり切れなかった。体格的に恵まれてないからと言い訳していたが、その理由は自分が一番よくわかっていた。
練習量はこなしたものの、主将で練習スケジュールを自分で決められるのに甘え、本当に自分が嫌いな練習(走り込みとか乱取りとか)を少なめにしたからだ。あの時、吐きそうになるまで走り込んでいたら、乱取りをこなしていたら、もっと強くなれたはずで、結局、辛さから逃げたという苦い後悔が残った。
その反省があって、ともあれできるだけ努力してみようと決めて会社に入った。
そして、社会に出れば、自然と競争に駆り立てられる。
企業の中にいるときは、絶えず競争の中にあり、走り続けないと、沈んで行ってしまいそうな焦りがあるし。独立起業してからは自分の組織と部下を守るための懸命の戦いとなる。いつまでたっても焦りと恐怖感が抜けない。
これは僕だけの話ではなく、誰でも同じであろう。
小さいながらも会社を持てば、みんなそう思いながら経営するのだろうし、会社員の辛さは(変な話だが)会社員を辞めてよくわかった。

社会で生きていくには、努力なしではいられない。
身のまわりでは、十人が十人、何らかの努力をしている。
その中で実績を出そうとすれば、必死にもがかないといけないし、必死で頑張ったつもりになっても、少し実績を残せる程度。
あとは、5年、10年、20年と、その努力を継続する事で、少しづつ実績が生まれていく。

世の中甘くは無く、焦りと苦しみの繰り返し。
でも、成果が出た束の間の喜びで、走り続けていく。
ともあれ、まだ20年は走り続けないといけないし、走り続けていくだろう。
まだまだ先は長いな。
そんなことを考える旧正月の年末。