香港に戻ると、3日連続の宴席。そして、3日目の金曜日は、昼食も胡同レストランで、NNAの方と10周年記念パーティーの打ち合わせ。胃と身体がちょっと辛い。
胡同レストランは、夜はそれなりの値段がするし、何時も満席。その点、昼はなかなかの良心価格だし、それほど込み合っていないので、のんびりと食事ができる。打ち合わせには良い環境。
料金は、前菜3品、メイン2品、主食1品をチョイスする形で、約HK$200x人数(全員同じオーダーでないといけない)。3人の食事で、水と珈琲を含めてHK$1,000。素晴らしい眺望と雰囲気付きである事を考えれば、お得感あり。
打ち合わせもスムーズに進み、満足してオフィスに戻る。
月別アーカイブ: 2018年6月
10周年記念パーティー
正式なご案内は7月早々となりますが、10周年記念パーティーの日程が決まりましたので、ご連絡致します。
上海・香港で開催致しますが、会場の収容人数の関係で、クライアント企業様・提携先企業様に限定してのご招待となります事、ご容赦の程、お願い致します。
<上海会場> 水野コンサルタンシーグループ主催
日時:2018年8月31日(金)16:00~18:00
会場:上海揚子精品酒店 9階珍珠庁
住所:上海市黄浦区漢口路740号
地下鉄1号線/2号線/8号線 人民広場駅14号出口 徒歩5分
定員:100名様(先着順)
<香港会場> 水野コンサルタンシー・NNA共同主催
水野コンサルタンシー10周年・NNA中国ビジネス講座連載777回記念
日時:2018年9月7日(金)18時~20時
会場:香港日本人倶楽部
住所:香港銅鑼灣謝斐道535號 「Tower 535」 9樓
Unit 902, 9/F, Tower 535, 535 Jaffe Road, Causeway bay, Hong Kong.
地下鉄港島線 銅鑼湾駅D1出口 徒歩2分
定員:60名様(先着順)
上海の会場は、1985年に僕が初めて中国を訪問した時に宿泊したホテル。33年経過して、同じホテルで記念行事を開けることを、心より感謝している。そして、香港は、NNAとの共催。共催とした理由は、10年前の独立起業の時の思い出が鮮烈であるため。前の会社を退職した時に、一切の連絡先(携帯電話・Email)が変わり、名刺も返上した。また、それまでのクライアント様との自発的な連絡も制限されたので、待ちの姿勢を余儀なくされた。大げさに言えば、無人島にたどり着いた様な孤立感の中、NNAが、中国ビジネス講座連載300回記念の名目でパーティーを開いてくれ、クライアント企業様が集まってくれたのは有難かった。
そんなこんなで、社会との交流が復活し、今の約300社のクライアント様に至るという次第。その思い出があるため、NNAに共催をお願いし、同意いただいたのが、共催となった運び。
この時、300回記念だったのが、今では777回記念。10年の月日の流れを感じる。
食べ物はいまひとつだった今回の福州
2泊3日で福州訪問。
最初の夜は日本料理を食べ、メニューの写真に惹かれたざるそばを注文。ビジュアル(氷の容器)は非常に良いのだが、残念ながら味が悪い。中国製造の練りわさびは、凶暴なほどの辛さで、入れすぎて気が遠のく。これはまいった。ほとんど残すことに。
宿泊したインターコンチネンタルホテルでは、2回ルームサービスを頼む。ナシゴレンは外れ。海南チキンは、まあまあの味でちょっと救われた。
という事で、福州は、良いところだが、上海・香港に比べると、食事の面では選択肢が限られる。特に、今回は疲れもあって、ホテル周辺で済ませたこともあり、食事には恵まれなかった。悲しい気持ちで、暮れゆく窓の外を眺める。
台北から香港経由で上海に
台北は2泊の滞在で、桃園空港から、香港トランジットで上海へ。
今は、台湾から中国本土まで直行便が当たり前のように飛んでいるので、ずいぶん遠回りなルートと感じるが、一昔前までは、これが当たり前だった。
10数年前に、上海浦東空港に、中華航空(台湾のエア)が止まっているのを見て、驚いて、NNAの三井さんに、「何事でしょう!?」と電話したのを思い出す。当時は、旧正月時期に特別チャーター便が出ていたとの事だが、それでもルートは香港経由だったはず。時代は変わる。
台湾のキャセイラウンジ。麺、点心の種類が非常に多い。更に、全て一口サイズ(麺も一口分量)なので、何種類も食べられる。台湾らしいホスピタリティだ。
そして、トランジットの香港空港で
家庭的なホスピタリティは台湾より落ちるが、高級感はこちらの方が上。台湾と香港の特徴がよく出ている。
台北バー巡り・酒向(SAKOH)
台北バー巡りの2軒目(本当は、4軒ご紹介頂く予定だったようだが、僕の方から、「そんなには飲めません」と泣きを入れて、2軒に調整頂いた)。
銀座の有名な酒向バーの分店。これは、金がかかっているというのが、一目でわかる店の作り。
カクテルが美しく、美味しい。店の雰囲気も良く、居るだけで楽しい店だ。店のオリジナルカクテル(リボンが巻いてあるもの)に加え、ブルームーン、バイオレットフィズ、ブルーベリーマティーニ、栗のリキュールを使ったカクテルを頂く。
次の台北訪問時も、必ずまた行くであろう。
台北バー巡り(Bar忠)
台湾2番目(且つ最終泊日)は、バー巡りをする事とする。
台北に良いバーは無いか、という問いかけに対し、「今は良い日本人経営バーがたくさんある。一昔前とは大違い」という意見を頂いたので、何軒かご紹介頂く事になったもの。
最初は、新生北路三段にあるBar忠(Chu)。落ち着いた雰囲気で、料理が充実している。まず、突き出しからして、鯛のこぶ締め、ピクルスなど、この様な感じ。こぶ締め美味しい。
そして、Facebookに載せたら食いつきが一番有った写真が、この生ガキのラフロイグがけ。熱烈なアイラモルト派には堪えられない一品の様だ。僕は、普通にレモンを絞った方が好きだが・・・
そして、ピオーネを使ったカクテルが美味かった。苺、葡萄系のカクテルが好きな僕である。
という事で、落ち着ける良いバーであった。
僕は、1~2年に1回しか台湾に行かないので、キャッチアップできていなかったが、台北で飲むといえば、林森北路で歌いながら、という様式も、随分変わってきているようだ。バー好きな僕としては有難い。
行く先々でバーを見つけて、バーテンダーの方と雑談するのだが、小規模で簡素な内装のバーだとホーチミンでは200~300万円でも開ける(但し、客単価は低い)という話をされた。上海だと、もう最低700~800万円程度は必要だろうか。
この日に聞いた話では、台湾は、営業許可やリカーライセンスのハードルが相対的に低いので、その分、味も当然だが、内装など(雰囲気作り)も凝る必要が有り、金がかかるとの由。
さもありなんと納得した次第。
端午節休みに台北に行く
端午節休みを利用して、2泊3日で台北に行く。ちょっとだけ仕事めいたイベントもあったが、基本的には旅行。昨年の社員旅行以来、1年ぶりの台湾だ。
端午節と言えば、以前、企業派遣台湾研修生が、会社の枠を越えて、端午節にドラゴンボートを漕ぐイベントが有り、僕も語学研修着任早々それに参加した。
結果的には、箸にも棒にもかからなかったが、それなりに良い思い出だ。
初日は、大学時代の友人二人が、友人を連れて旅行に来たので(合計4人)彼らを連れて、30数年ぶりの天厨菜館。相変わらず、安くてうまい。サービスも30年前と同じで(荒っぽい)、はじめて中華圏を訪問する友人たちは、ビビっていた。
今では、年間70回程度飛行機に乗り、海外生活が長くなった僕だが、台湾研修の時は、はじめての海外居住。飛行機に乗るのも生まれてこの方5回目という状況であった。月に一回報告書を提出に行く以外は、出社しなくてよい(学校に行っているだけで良い。学校は、基本マンツーマン授業)という恵まれた条件だったが、それが仇になり、最初の1ヶ月は、寂しさでパニックを起こしかけた。うまく克服できたが、メンタルは、何がきっかけで乱れるか分からないので怖い。新しい環境に来たての人間に対しては、努めて優しく接しようと考えているのだが、それは、この時の自分の経験によるところが大きい。
写真は、二日目の昼に食べた牛肉麺。台湾に来たら、牛肉麺と小菜(昆布やら豆腐やら)は、一度は食べないとと思う。
香港宴会続き(三笠屋・グランドハイアットステーキハウス)
香港に戻っても宴席続き。3日連続の宴席をこなして台湾だ。
宴席初日は、グランドハイアットのステーキハウス。ここは初めてだが、使用しているクレジットカードのキャッシュクーポンが送られてきたので、使用のための選択。
そこそこの金額で一瞬喜んだが、年会費が高いので、その穴埋めという感じ。毎年、会費の支払いになると胸が痛むが、ほぼ同時にクーポンが送られてくるのは、大人しく払わせるための方便か。
ただ、ステーキは美味かった。今まで食べたなかでも特別の美味さ。トリュフを乗せたのも一因だが、焼き方も絶妙だ。これは、たまには来たい店だ。
次の日は三笠屋。その次の日も三笠屋で接待頂いたので、2日連続三笠屋だ。この日は贅沢しようと、食べまくる。炭水化物の過剰摂取は反省するが、美味しく楽しかった。
何時もながら、大将はパフォーマーだ。
空飛ぶタイヤ封切記念で本木監督と同窓会
日本滞在最後の夜、「空飛ぶタイヤ」の封切を祈念して、監督の本木克英君を囲んで同窓会を開こうという話がまとまった。彼は、大学時代の同級生。
その日は既に、他の宴席が決まっていたので、「行きたいけど、おそらく無理だと思うよ」と伝えてあったが、一次会が結構早く終わったので、虎ノ門から渋谷までタクシーで駆け付け合流。同級生チャットからは、「早く来い、早く来い」のコメントが飛び込み、改めて、学生時代の友人は良いもんだ、と実感。
彼とは、1990年に僕が福州研修生、彼が、松竹の助監督をやっている時、福州から彼の大船の松竹寮に電話をかけて、1時間くらい近況を話し合ったのが最後。帰国時に住所録を紛失してしまい、連絡が途絶えていた。それが、1997年に香港赴任していた頃、日経新聞で、「本木監督、てなもんや商社でデビュー」という記事を見て、うれしいとともに、「彼もとうとうメディアに出たか。僕は、今後も新聞に載る事もないのかな」とショックを受けたのも確かで、その悔しさがばねになった部分もある。
そんなこんなで2件宴席掛け持ち。日本酒と紹興酒をたくさん飲んだが、これからも頑張ろうという気持ちになった宴会であった(他の皆も、随分飲んでいた)。
しかし、他の同級生に会うのも30年以上ぶり(一人は、メガバンクの広州支店長だったので、数年前に会ったが)。他の人間の頑張りを、素直に喜んでいて、「みんな、こんなにいい人間だったんだ」と感心。それが一番印象に残った。
ともあれ、懐かしい皆に会えて楽しかった。まだまだ頑張ろう。
東京ステーションホテルのカメリアで打ち合わせる
名古屋滞在が終わると、東京に移動(土曜日)。新幹線内で食べる昼食用の駅弁をどうしようかと考えに考え、かなりボリュームが多い牛メンチカツ弁当を選ぶ。
今回(原稿アップ時には既に終了しているが)の日本出張は、スケジュールがハードな分、やたらとお腹が空いた。体重管理をしなくてはと思うが、そうすると倒れそうで、踏み切れず。
東京駅に到着すると、旧友である劉新宇弁護士と、東京ステーションホテルのカメリアで、ビールを飲みながら打ち合わせ。僕も移動が多いが、彼も多い。ここ数ヶ月の接点を探しに探した結果、この2時間しかない、という結論に達し、お互いの最寄りの東京駅で会う事にしたもの。
劉弁護士より、「最近、クライアントから、わざわざお手を煩わせるのは恐縮ですので、部下の方と打ち合わせますと言われる事がままある。年寄は引っ込んでていいよと言われているようで寂しいですなあ」という話があった。僕も同様の感想を、ここ暫く持っている。お互い50代半ばなので、実務家としては、世代交代の時期かなという気もする。
時代・世代の必然ではあるが、そういう年齢になってきたのかなと思うと、少々寂しい次第である。