外貨管理マニュアルQ&A(流通に回るのは2021年12月になるので、2022年版というタイトルにしてあります)は、表紙が完成し、PDF版があと数日でできてくる。それを印刷所に送れば、3週間程度で完成という運びになります。あと一息。
販売開始したら、また告知しますので、宜しくお願い致します。
月別アーカイブ: 2021年10月
福ちゃんのラーメン
15年来の知人と、新世紀広場の福ちゃんで会食をした。
福ちゃんと言えば、ラーメンだ(焼鳥屋だが)。
2001年にコンサルティングを始めた時、福ちゃん1号店(長楽路)が流行っていて、特に、ラーメンは上海で一番美味しいと言われていた。まだ、日本料理、ラーメンの選択肢も今ほどではない時であったが、確かに美味しく、この店に行くと、条件反射的にラーメンを注文したものだ。
それから時代はずいぶん変わった。その間の中国の発展もすごいが、物価の上昇もすごい。
例えば、最低賃金は、この20年程度で6倍弱になっている。
北京 412元(2000年) 2,320元(2021年) 5.6倍
上海 445元(2000年) 2,590元(2021年) 5.8倍
深圳 特区内547元・特区外419元(2000年) 2,200元(2021年)4.0倍・5.3倍
20年間中国訪問が無い知人に、「あの時は安かったけど、今はどう?」と聞かれたが、「その時の物価の5~8倍だと考えておけばよいかな」と言っておいた。中国は既に安い場所ではなく、上海の生活コストは、家賃を踏まえると、東京より高いともいえる(交通費は安い。ただ、家賃は、30万円出しても、さほど良い場所には住めない)。
日本がすっかり安い国になったのは、僕個人としては複雑な思いだ。
2001年当時の中国は、生活は今より不便であったが、物価が安く楽しく過ごせた。その意味では、日本人にとって、幸せな時期だったように思える。僕自身も懐かしい。
とはいえ、過去に浸ってばかりもいられない。リタイアした訳ではないので、今の環境の中で戦っていかなくてはならない。
そんなことを思いながら、束の間、懐かしい味を楽しんだ。
鼎泰丰のデリバリーを頼む
上海は、一週間前に急に冷え込み、風邪を引いた。ひどい風邪ではなく、熱もなく咳もない。ただ、倦怠感とムカつきが続いた。
部下が症状を薬剤師に伝え、合う薬を購入したことから、土曜日にやっと収まり、食欲が出てきた。
頼んだのは、ティンタイフォンのデリバリー。
ちなみに、中国だと、風邪薬をインターネットで購入する場合(新型肺炎管理の一環だが)、氏名、身分証明書番号、電話番号、体温などをインターネット登記しないといけない。
鼎泰豐の本店は、台湾留学時代(1988年)に、通っていたTLI信義路校の付近にあり、その時初めて食べた。ただ、まだ有名になる前で、今の雰囲気とは随分違った。留学早々だったので、雑然とした雰囲気と建物の汚さが気になり、美味しさを感じなかった。結果、一年の留学期間中、訪問したのは、その時だけ。
その後、海外進出して、みるみるうちに有名になったようで、(台湾研修の後の)福州トレイニーから帰ってしばらくした時、日本に進出したとTVで見て、驚いたものだ。
二回目を食べたのは、2003~2004年頃だったかな。その時初めて、美味しいと感じ、その後、好きになった。
鶏のスープが美味しい。あっさりした鶏肉が、ゴロゴロ入っている食感が素晴らしい。
そして、ショーロンポーと海老シュウマイ。
美味しいのであるが、やはり、台北本店の味は一味違う。何が違うかと言えば、ショーロンポーの皮のもっちりさだ(薄くてもっちりしている。あの食感は、他の店ではない)。久々に台湾旅行に行きたくなった。
外貨管理セミナー、会計税務セミナー
宣伝続きですみません。
11月29日出版予定の「中国外貨管理マニュアルQ&A」のPDF版が、あと10日ほどで完成します。という事で、同著を6時間(2時間x3回)に分けて解説するセミナーを開催します。
聴講者の方には、同著を贈呈するだけでなく、PDF版も贈呈(テキストとして使用)。講義後は、講義内容に関する質問受付(Email、オンライン面談で、水野が直接対応します)。という様な特典があります。
詳細は、こちらをご参照下さい。
また、会計・税務セミナーも開催します。これも6時間(2時間x3回)です。
こちらをご参照下さい。
中国ビジネス動画解説
中国ビジネス動画解説のサンプル動画を作りました。
一本は、外貨管理シリーズ、一本はNNA中国ビジネス講座の解説、そしてもう一本はその他です。
まずは、外貨管理シリーズです(非居住者の中国内取引関与)。
これは、ちょっと前に始めたものですが、現在のコンテンツは61本。毎月、8~10本アップしていきます。
内容は、
① NNAで連載中の中国ビジネス講座は、2021年1月以降の連載は、全て解説。
② 外貨管理、税関、税務など、各種シリーズ。
⇒ まずは、外貨管理シリーズをアップ中。「中国外貨管理マニュアルQ&A」の記載内容をワンテーマごとに解説していきます。
③ その他、最新のトピックスや、知っているようで知らない(若しくは、誤解が生じやすい)中国の制度と実務などの解説。
全て15~20分で解説しています。ご興味のある方は、こちらをご参照下さい。
久々の勝訪問
ここ最近、少々忙しい。
金曜日は、午前から午後にかけて、サービスを開始した有料動画の収録。午後3時からは、上海の日本商工クラブの部会で講演。
昨今、講演会にも希少価値を出す時期かなと思い、講演回数を絞ろうと考えている(自社主催と、規定の報酬をお支払い頂ける場合に限定して、年間講演数を20回程度に抑えようかと思っている)。本件は、部下に対応させるつもりだったが、ちょっと事情有って、僕自身が対応する事になったもの。
そして、火曜日は4時間の講演会。
その合間の土曜日に、虹梅路・真珠城の「勝」を久々に訪問。
この店は、なかなか良い店だ。食事は美味しいし、値付けも良心的。そして、良い酒があり、プレミア焼酎も日本酒も一杯づつ飲ませてくれる。
ストレスがたまると食事量が増える。糖質制限は、一応終了したのだが、それにしても食べ過ぎた一日であった。
が、会食は平和で、極めて楽しく、満足したひと時であった。
中国外貨管理マニュアルQ&A改訂版の出版は11月29日です
外貨管理マニュアルQ&Aの出版予定は、11月29日となります。編集作業の遅れで、1か月ほど遅くなりました。申し訳ありませんが、もう少しお待ちください。
という事で、今回は、ついでに、(皆様が疑問に思いそうな)出版に関する裏話。
印税はどの程度?書店で売れると、どの程度出版社に還元される?という点ですが、印税は通常10%で、売れた部数ではなく、発行部数に対して支払われる(ただ、僕は、子会社から出しているので、無償奉仕)。
次に、書店で売るといくら出版社に還元されるかというと、当社グループのチェイス(出版コード保有)の場合38%であった。つまり、62%手数料で取られて4割弱しか返ってこない。当然、売れた分しか払われないし、出版不況で、その支払いすらも滞りがちであった。
一方、Amazonで販売すると66%支払われる(手数料は34%)。それも、オンタイムで支払われるので、Amazon経由の方がはるかに採算が良くなる。
ただ、書店に並んでいるというのが一つの宣伝になるので、かつてはキョーハンブックス経由で書店に置いていたが、その会社が倒産して、出版卸し会社に対するアクセスが無くなった。
当初は、それまでの実績を評価され、八重洲ブックショップ、紀伊国屋書店などは、直接購入を了解してくれたが、手間がかかるようで、1年程度で流せなくなってしまった。採算的には良い事だが、宣伝効果面では残念だ。
やはり、図書卸しは寡占市場で、彼らの立場が強い。以前、懇意の出版会社の社長が、「日本は外資規制はないとかいうけど、外国の出版社なんてできても、図書卸しは絶対に扱わないので、書店には並びませんよ」と言っていた。これが日本流の外資規制という事か。それは15年ほど前のコメントだが、Eコマースの発達で、そうした規制が切り崩され、その恩恵に自分もあずかっている訳だ。
因みに、15~20年前は、中国関係の本を出せば、売れる時期だった。その時流に僕はうまく乗れた訳であるが、その時期から、「こんな時期は何時までも続くまい」という気持ちを持っていたし(僕は自分を称して、明るい悲観主義者と言っている)、出版社の指定を受けずに、自分が思う様な本を出したい。そんな気持ちが強かった。そこで、自分の出版会社を持とうという発想に繋がり、現在に至る。
まあ、(出版社が子会社なので、印税がもらえないとか、バカ売れするような本じゃないとかいう若干の不満も有るが)時代の後押しも有り、それなりに、思う様にできているというべきか。
ハイボールとナゲット
ジムに行き、パーソナルトレーナーを付けていると、あれ食えこれ食うなとか、色々アドバイスが入るので、以前より食事には気を遣うようになっているが、たまには、ジャンクな食事を求めることも有る。
という事で、モスバーガーのチキンナゲットとハイボール。
軽く食べ、飲み、さっさと寝る。
最近、睡眠がずいぶん改善してきた。
以前は、酒を飲まない日は、30分ごとに目が覚め、苦しい夜を送っていたが、最近、12時頃に寝ると、朝5時くらいまで眠れるケースが多くなってきた(途中で目は覚めることも有るが、比較的すぐに眠れる)。
運動、サプリ、などなどの要因であろう。
15年以上続いた不眠もやっと回復傾向。有難い事だ。
初訪問の寿司屋
ひょんなことから、二週間連続で初訪問の寿司屋に行った。先週は鮨松、今週は鮨望で、両方中国人の寿司職人だ。
総論から言えば、両店とも料理のレベルは高く美味しかった。中国人の日本料理職人のレベルが、これだけ上がったのは驚きだ。
両店ともに、お任せのみ(鮨松は880元のコースのみ。鮨望は780元と1200元ちょっとの2種類の様だ)。お任せで効率性をあげてコストパフォーマンスを良くするというのは、合理的な中国人気質に合ってあるのか。
こちらでもお任せというのが流行っているようで、大众点评(日本でいう食べログの様なアプリ)でも、omakaseとローマ字で当たり前の様に書いてある。ただ、選びたい自分としては、お任せのみは少々困る。
寿司屋では、職人さんと会話をして、刺身主体で何品か選び、最後に細巻き程度で〆ることが多いので、いきなり何貫も寿司が出てくるのは苦しい。
そんな本音は有るのだが、料理自体が美味しいのは確かで、一人780元(12000円程度)の価値は確実にある。
鮨は7貫出てくるようだったが、食べきれないので、4貫に減らしてもらった。味には大変満足したが、次は、単品注文ができる日本人職人の店に行きたくなったのも確かだ。
因みに、カウンターの隣は、中国人男性4人だったが、結構、強面っぽいのに全員カルピスを飲んでいる(カルピスハイかと思ったら、本当にカルピスでお代わりもしていた)ので、妙にかわいらしかった。1997年に香港赴任した直後、香港人男性同士が、居酒屋で、コーラやソーダを飲みながら、延々と話しているのが不思議であったが、これもいかにも中国っぽい光景であろうか。
国慶節休み明けの昼食
国慶節休み中は忙しかった。国慶節の7連休とはいえ、日本と香港は稼働しているので(香港の休日は1日のみ)対応が必要。部下に振れない分、自分が忙しくなる。
ついでに、講演会のレジュメ2件と、新著(中国外貨管理マニュアルQ&A)の校正作業も対応した。
そんなこんなで、休み明け初日の今日は、のんびり昼食を取ろうと南豊城に出かけるが、少し早すぎめぼしい店が開いていない。コーヒーを飲んで時間を潰す。南豊城はリラックマワールドだ。
暫くして、松鶴楼が開いた。前から行ってみたかった店だ。カニ肉ショーロンポーと、蘇州ラーメン、チャーシューを頼む。開店早々で、料理が出てくるまでに20分ほど時間がかかった(自分より前に注文している二組と、料理が出てくるのは、ほぼ同時)。
そして、蘇州ラーメンが出てくる。噂には聞いていたが、本当に美味しい。これが日本のラーメンの原型なのだろうなあ、という味ながら、本当に上品。刺激が無く、じっくりとしたうま味がある。蘇州ラーメンに刺激(ニンニクやら、胡椒やら、化学調味料やら)を加える形で、日本のラーメンが出来たのだろうなと思いながら、上品なスープを飲む。
チャーシューはスープに2分浸してから食べてくれと言われたのでそうしたが、これまた美味い。というか、絶品だ。優雅な昼食であった。