青山で会食した。この前日は渋谷。数日後は西麻布と、僕とは縁が薄い場所での宴席が続いた。とはいえ、1990~1993年に、外苑前のエグザス(昔あったフィットネスジム)に通っていたので、慣れない中でも、比較的なじみが有る。
一軒目はピッツェリアサヴァティーニ。つまるところは、サヴァティーニの廉価版だが、この店は、僕の人生を、それなりに変えた会食の場所で、思い出の場所と言える。どんな会食かというと、2005年、香港から日本帰任が避けられなくなってきたとき、一緒に食事をした同僚に愚痴をこぼすと、「うちの部門(組織)で、コンサルティング会社設立の稟議をあげてやろう」と言ってくれた。結果、2006年にM&Cという丸紅100%出資のコンサルティング会社ができ、僕が社長を務めるのだが、その2年後、ドタバタ劇が有って、僕は丸紅を退職して独立することになったもの。小さな会食が人生を変えることも有る。
この日の会食は、全く人生には影響のないものであったが(笑い)、写真を撮るのは忘れた。ともあれ、程々に食べたので、バーにでも行こうとするのだが、歩いても歩いても全く見当たらず。やはり、アウェイは辛い。かろうじてバー使いできそうな居酒屋を見つけたのでそこに入る。さすがに、何か食べるものを頼まないといけなかろうと思い、フレンチおでん(大根、卵、プチトマト)というのを注文した。
旨い。特に、トリュフ風味を聞かせた卵+リゾットはかなり旨い。ただ、想定外のボリュームだ。イタリアンを食べた後注文するものではなかった。必死に卵を平らげ、満腹に苦しみながらワインを1杯飲んで退散したのであった。