深圳から上海へ(3年の時間の経過を感じる)

4泊の広東省滞在(広州3泊、深圳1泊)を終えて、空港に移動する。移動直前まで面談していたので、あたふただったが、良く働いた。思えば、普通にこういった動きができていたのは2019年12月まで。同じ動きができるようになるまで3年間。僕の年齢でいえば56才と59才。似ているようで、この3年の年齢差はかなり大きい。
定年退職する同期が増え、還暦も直前。訪問先でも、自分より年上の方は殆どいなくなる。3年の空間が有ったので、その事実を突然突き付けられた気がして、少し戸惑った。

まあ、僕は最低75才までは働くであろうから、まだまだ先は長い。ただ、いろんな意味で年齢に逆らっていかなくてはならないし、その為には、逆に年齢を意識して、一層の努力をしていかねばならないなと実感した。
深圳空港はきらびやかで巨大。すごいなと思うが、その巨大さに落ち着かなくもある。一面の光が、それを後押しする。人間心理のなせる業か、自分の年齢による感性か。

飛行機は定刻で到着。今回は、行きも帰りも全くディレイがなかった。広州・深圳では、暑い暑いと言っていたのが、上海に到着すると、吐く息が白くなる。中国の広大さを実感する。

良く働いて疲れた。家に直行して、極めて簡単な鍋を作って早めに就寝。

広州市政府の新クランクメンバーに再任される

広州市政府(広州市国際投資促進中心)のシンクタンクメンバーに再任されたので、就任式に参加した。2年任期だが、僕は制度開始の2013年から連続して就任しているので、今回は6度目。過去、僕以外の外国人が任命されたことも有ったようだが、再任事例はゼロのようで、連続指名されているのは僕だけだ。
日系では、みずほ銀行も組織として任命されていたが(銀行は、みずほと三井住友が交代で任命されている模様)、外国人の参加は僕だけで、中国語オンリーの2時間の式典は、少々ヒマであったがやむを得ない。

こんな感じで任命書と記念の置物をもらう。最初に広州を訪問したのは1985年。その後、広州とこの様な形で関わるとは、あの時想像もしなかった。やはり嬉しいことだ。


これは、オフィスにある過去の記念品(最初は任命書だけだったが、途中から置物をくれるようになった)。

広州2日目(行政機関・クライアント様訪問と会食2件)

広州初日は、到着して、ビジネス上も関係が有る友人と会食しただけなので、本番は二日目からだ。
この日は訪問先5件(その内、2件は政府機関)と会食2件と忙しい。まあ、1件(昼)は社内会食だが。

まずは、広州市天河区の商務局(RCEPセミナーでお世話になった)。そして、広州市投資促進局(僕がシンクタンクメンバーに再任されることもあり)。中国語オンリーの会議は少々疲れる。面談が終わると、オフィスに戻って、1時間ほど仕事。その後、オフィス付近の耀中広場にある「79号漁船海鮮店」で会食。広州で食べる広東風海鮮は、やはり本場の味に近く美味しい。

パッションフルーツと合わせたトコブシ(小鮑魚)は、少々凝りすぎ(不味くはないが、普通に醤油で料理してくれた方が旨い)。ただ、全般的に味付けもあっさりして、僕好みの美味い料理であった。

広東風の細い焼きそば、生煎包は好物だが、ダイエット中で食べられず、残念なことこの上ない。

広州のオフィス街は、こんなビルが立ち並ぶ。日本の名古屋的なイメージかな。まあ、広州のビルの方がはるかに高いが、何となく僕の中でイメージが似ている。

そして、夕食はK11のMercatoだ。上海では何度か行ったが(両親が上海に来た時も行った店)、広州は初訪問。見るからに豪華な店だ。特に、テラス席が良い。

ただ、上海と比べると、値付けは、まあまあ(少し安い)かなと思う。ワインも300元台からあるので、選び方によっては、それなりに抑えられる。

会食相手が、日程を1日間違えており、他で食事しているところを呼び出す、というハプニングは有ったが、到着までの1時間半は、一人で、それなりに優雅な時間を過ごせた。

ステーキは、ミント味のソースはちょっと抵抗有り。ただ、肉質・焼き加減は文句ないので、なるべくソースを避けて食べる。

全面的に満足したが、ワインを2本開けてしまい、支払いはちょっと痛いなと感じた。気を許すといけない(笑)。

広東省(広州・深圳)出張

久しぶりの広東省訪問だ。2022年はコロナのせいで身動きが取れなかったが、やっと自由に移動できるようになりホッとする。中国内の方々はみんな同じの様で、クライアント様、友人など、出張を繰り返している。経済の始動を身体で感じる。


虹橋空港は、コロナ前と同じ。ただ、チェックイン等の対応が、極めてシステマチックに、そして迅速になっているので感心。

全くディレイはなく、定刻で新白雲空港到着。暑い。この季節の移動の温度差のダメージを、久々に思い出した。


翌日には体が慣れるのだが、到着したての時は、ともかく暑く感じる。まあ、タクシーの運転手もTシャツ姿なので、暑いのは確かであるが。朝、上海で外出した時にはコートを着ていたので、それを思えば、広州は南国だなと改めて感じる。

ホテル到着は夜7時。8時の待ち合わせて友人と蕎麦屋で会食。

久々の広州で、なにやらほっとした気分になった。

昨今の状況(コロナ明けを実感する)

日本での宴席続きで、3Kg体重が増えた。一週間で1Kg落としたが、最低、あと2Kg。ただ、ベスト体重は62Kgくらいだろうから、あと4Kgを2か月間で落とそうかと考えている。
そのため、朝はオートミール。昼は小さいおにぎり一個とみそ汁。夜は主食抜きという食生活。それに、週に3~4回ジム。この生活を続ければ、1か月2Kgは落ちるであろう。
これは、土曜日(18日)の夕食。久々の自炊(というほど大したものではないが)。
ここ1~2か月、必死で働き、精神的にも疲弊していたが、その疲れが、この日にどっと出た。仕事は1時間でギブアップ。ジムに行くのも断念。休日だからと割り切って、午後3時からビールを飲み、小説を読み始めた。そして、4時半から豆腐主体の鍋。

しかし、中国では、昨今、コロナ明けを実感する。クライアントの方々も、盛んに出張を繰り返している。コロナ期間中に動けなかった分を取り戻すような勢いだ。僕も、今週は1週間広東省。経済が動き出すのが、肌感覚で理解できる。
そして、昨日の居酒屋では、たくさんの店員さんが「太った!」と嘆いていた。12月のコロナの急遽蔓延で運動する習慣が途切れ、そこから旧正月に突入した結果体重が増えたようだ。みんな、これから運動再開!と言っていたが、僕も同じ。何れにしても、コロナ明けの活動を加速しよう。

普通の生活(バーでどん兵衛、そして帰宅)

上海の平穏な日々が続いている。来週は、広東省出張だ。日本のメディアがどう報道するかはさておいて、中国では既に感染は収束し、人々に緊張感は全くない。(集団免疫を取得して)既に過ぎ去った事、という意識であるし、その通りであると思う。

ただ、昨年のロックダウンで、一人の生活が続いた後遺症で、一人自宅で食事をして眠ることができない。つまり、寂しい。外食が続くのはやむを得ないか。
この日は、日本人経営の簡易バー。簡易バーというのは、手の込んだものは全くやらないという趣旨(笑)。この店で、唯一、若干の手間をかける(お湯をかける)どん兵衛を食べた。

そして帰宅だ。最近は、ちょっと夜が早くなってきた。11時前には就寝。

火鍋を食べる(鼎王无老锅)

火鍋を食べると「中国に戻って来た」という感じがする。香港の時から良く食べた。ただ、上海の火鍋屋は、どちらかというと綺麗な作りのところが多く、料金も高かったりする。甚だしいところだと、大したものを食べなくても、一人2万円程度する火鍋屋も少なからずあるが、火鍋だけは安い店の方が旨いなという気がする。今回行ったのは中級店という感じの店で、過去に何度か行った店。ただ、何時も行く黄金城道の店は当日予約ができなかったので、初めて行く凯旋路店だ。

ここら辺は初めて。住所の長寧国際広場のどこにあるんだ?と首をかしげながら歩いていると、左隣のレストランビルに店名を発見。そちらに向かう。

ここは、台湾風になるのかな?という訳で、辛いスープ(鍋底)でも、さほど辛くはない。

豆腐が好きだ。揚げ湯葉、麵筋(香港では生根という)は必須。香港の生根は、もっと薄くてより好み。これを一人3セットくらいは頼む。そしてキヌガサダケも好きだ。肉はさほど重要ではないが、全く無いわけにもいかないので一つ頼む。

ワインは高いのと、冬の寒さに震えているので、紹興酒(黄酒)。紹興酒は5年物で1千円ちょっとだが、ワインは安くても8千円以上する。何でこんなに値段が違うのか。中国のワインの値付けは高すぎだ。

そんなこんなで満足したが、火鍋の匂いは二回シャワーを浴びて、やっと落ちた。火鍋は、これが難儀だな。

上海生活再スタート

上海浦東空港での入国手続きはあっさり終わった。PCR検査無し(これは分かっていた)、陰性証明のチェックもなし、ついでに荷物検査も無し(はい、行って行って、という感じ)。コロナ関係の規制をする気は全くないのが分かった。瞬時に集団免疫を付けてしまった余裕かな。
タクシーを捉まえ、2か月ぶりの自宅に戻る。既に、2年以上暮らした家だが、なぜかがらんとして見える。2010年以降、一人暮らしが続いており、すっかり慣れたはずだったのが、「寂しいな」と初めて感じる。まあ、すぐにまた慣れるであろう。

街は、全く以て平穏無事。感染は完全に収束しており、道行く人は3~4割がマスクをしていない状況。

前職の先輩と、仕事関係の話が有るので、行きつけの居酒屋で集合。到着した日に会食ができる。3年前までは当たり前だった日々が戻ってきた。もう少し早くこうして欲しかったが、先ずは、元の生活が戻ってきたことを祝おう。

担々麺の麻婆豆腐掛けで〆。

朝9時便で出発

朝6時にチェックアウトして、ホテルバスで成田空港に移動。乗るのは9時10分発の全日空便だ。長らくキャセイ航空の使用が主だったので、ワンワールドのJALを使ってきた。結果、全日空だと何のステイタスもないのでアウェイ感が強い。早くJAL便が復活してほしいと思うことしきり。成田空港は、活気は戻りつつあるが、まだ、あとひと頑張りという感じか。

ラウンジは、この時点(到着時)は空いていたが、これは時間が早いため。その後、どんどん人が来て、最終的には満席に近い状況となった。勿論、コロナ対策で使用できない席が多いことを前提とした満席だが。

空港では、まず朝のコーヒーが飲みたいと思うが、刺激を避けてカプチーノにする。空腹なので、何か食べる必要が有るが、日本対座中に2~3Kg体重が増えた。本能のままに食べる訳にはいかないので、小さなきつね蕎麦だけにする。

機内食を食べて移動。映画も見ずに、ただただのんびり。