火鍋を食べる(鼎王无老锅)

火鍋を食べると「中国に戻って来た」という感じがする。香港の時から良く食べた。ただ、上海の火鍋屋は、どちらかというと綺麗な作りのところが多く、料金も高かったりする。甚だしいところだと、大したものを食べなくても、一人2万円程度する火鍋屋も少なからずあるが、火鍋だけは安い店の方が旨いなという気がする。今回行ったのは中級店という感じの店で、過去に何度か行った店。ただ、何時も行く黄金城道の店は当日予約ができなかったので、初めて行く凯旋路店だ。

ここら辺は初めて。住所の長寧国際広場のどこにあるんだ?と首をかしげながら歩いていると、左隣のレストランビルに店名を発見。そちらに向かう。

ここは、台湾風になるのかな?という訳で、辛いスープ(鍋底)でも、さほど辛くはない。

豆腐が好きだ。揚げ湯葉、麵筋(香港では生根という)は必須。香港の生根は、もっと薄くてより好み。これを一人3セットくらいは頼む。そしてキヌガサダケも好きだ。肉はさほど重要ではないが、全く無いわけにもいかないので一つ頼む。

ワインは高いのと、冬の寒さに震えているので、紹興酒(黄酒)。紹興酒は5年物で1千円ちょっとだが、ワインは安くても8千円以上する。何でこんなに値段が違うのか。中国のワインの値付けは高すぎだ。

そんなこんなで満足したが、火鍋の匂いは二回シャワーを浴びて、やっと落ちた。火鍋は、これが難儀だな。

上海生活再スタート

上海浦東空港での入国手続きはあっさり終わった。PCR検査無し(これは分かっていた)、陰性証明のチェックもなし、ついでに荷物検査も無し(はい、行って行って、という感じ)。コロナ関係の規制をする気は全くないのが分かった。瞬時に集団免疫を付けてしまった余裕かな。
タクシーを捉まえ、2か月ぶりの自宅に戻る。既に、2年以上暮らした家だが、なぜかがらんとして見える。2010年以降、一人暮らしが続いており、すっかり慣れたはずだったのが、「寂しいな」と初めて感じる。まあ、すぐにまた慣れるであろう。

街は、全く以て平穏無事。感染は完全に収束しており、道行く人は3~4割がマスクをしていない状況。

前職の先輩と、仕事関係の話が有るので、行きつけの居酒屋で集合。到着した日に会食ができる。3年前までは当たり前だった日々が戻ってきた。もう少し早くこうして欲しかったが、先ずは、元の生活が戻ってきたことを祝おう。

担々麺の麻婆豆腐掛けで〆。