広州では、何度かコンビニに行ったが、どこにも顔認証決済が置いてある。上海より普及している感が。これを使えば、完全な手ぶらで(財布も携帯電話も持たずに)買い物に行ける訳で、確かに便利である。昔読んだ、星新一のショートショートの世界の様だ。面白いので、使ってみたが、残念ながら外国人は使用不可だった。ウィチャットペイ・アリペイ共に、実名認証(パスポートを持った写真をプラットフォームに送付)しているので、技術的には可能なはずだが、政策的な問題であろう。
会食が終わり、歩いて帰る時に、不思議なカラオケ場を見つけた。若い女性が熱唱しており、数名男性も椅子に座っている。何かと思い、インターネット検索してみると、去年できた、簡易カラオケのようで、勝手にそこに入り、歌いたくなったら、携帯アプリで料金を払って歌いたい歌を指定する。聞いている人も、携帯アプリで歌っている人の評価ができるようだ。
体育館前の広場では、運動している人だけでなく、スケボーや、自転車の曲乗りの練習をしている若者が。時代の流れを感じる。
若いころの僕が、嬉々として飛び回っていた頃の広州とは違う。
翌日の朝は、珠江新城で面談。ここも、僕の若いころに無かった(栄えてなかった)区画だが、今では、金融、大手企業は、ここに揃っている。
付近で牛肉麺を食べる。本当は、広東風のワンタンメンが食べたかったので、店の選択ミスだが、味は、まあまあだった。
そして、午後に広州市商務局を訪問。特段の要件はなく、単なる挨拶。僕は、10年弱前から、広州市政府(投資促進中心)のシンクタンクメンバーとなっているが、この1年間何もできていないので、忘れられないように、投資促進局の局長以下に挨拶。ビジネストラックの状況(現状、招聘状の取得は、極めて困難)等を意見交換する。関係ないが、前に泊まっていた、ピカチュウステッカーの車に心をつかまれた。