4月6日は横浜で講習会開催。
日本・上海・広州の3か所で開催するが、今月のテーマは、「極めて実務的な観点から解説する組織再編(合併・持分譲渡・増減資)」と最新のトピックス。
極めて実務的な観点、と断ったのは、当然、法律面も解説するのだが、法律だけ読んでいても分からない、解説書を読んでも書いてないものの、「これが分かっていないとトラブルにつながる」という点は極めて多い。それを実務者目線で解説したいと考えたため。
例えば、外資企業の合併に付いて、根拠規定である「外商投資企業の合併と分割に関する規定(対外貿易経済合作部・国家工商行政管理局令[2001]第8号)」を読めば、吸収合併・新設合併の2形態が有るという事が分かる。ただ、どちらを採用すべきかについては一定の注意点が有る。また、吸収合併の場合、どちらが存続会社でどちらが消滅会社になるべきかという点、更には、吸収合併許可を取れば、自動的に片方が存続会社、片方がその支店になる訳ではなく、経営活動の中断を防ぐためには、一定の事前準備(消滅会社所在地での支店の開設など)が必要だ。この様な、法律だけを読んでも分からない点を、実務者目線で(トラブルが回避できるように)解説しようというのが趣旨。
日本の会場は、オフィス(横浜ランドマークタワー)付近の日本丸訓練センター。桜の花が満開だ。