先週は、香港⇒広州⇒廈門⇒上海と移動。
広州到着日は来々軒に。夜のラーメン屋の雰囲気はなかなかわびさびが有って良い。ネギチャーシューが美味しかった。
その次は廈門。僕は年間80回程度飛行機に乗るのだが(それ自体、身体に負担がかかるが)、殆どが国際線なのでまだましだ。中国国内線はディレイが多いので、国内移動が多いとハードシップが格段に高くなる。
この時は久しぶりの中国国内便なので、ディレイを心配しつつも、巨大な広州新白雲空港で迷う事を心配して早めに出発。宿泊したホテル(市長大廈)から空港までは徒歩と地下鉄で40分弱。地下鉄で空港の地下に直接到着できる。便利になったものだ。
幸い殆ど迷うことなく、また、飛行機も1.5時間程度の遅れで到着した。先週前半の広州は、ひどい雨と風の悪天候だったので、この程度の遅れで済んだのは、かなりラッキーと言えるであろう(因みに、廈門から上海はオンタイム)。
広州から廈門は1時間ちょっとの飛行。到着すると2.5時間程度の打ち合わせをして炉端焼きの店に連れて行って頂く。廈門は、台湾の影響が強い都市なので、美味しい日本料理が無かったが、随分変わってきたものだと驚く。
何度も書いたが、台湾と福建省が20代の時に生まれてはじめて暮らした外国だけに、台湾・廈門に着くと自然とホッとする。記憶というのは、こういう事か。
仕事も順調に進み、意気揚々と上海に移動。
最近読んだ本
ブログを更新していない間に、香港⇒広州⇒廈門⇒上海とたどり着いています。やっと体調も回復したので、極力更新するように心がけます。
さて、先々週に日本で買って読んだ本がこれ。
久々の真保裕一であり、久々のハードボイルドだったが、面白く読んだ。
ネタバレにならない範囲でコメントを書くと、メディアが恣意性を持って特定の組織・人物を攻撃する事の怖さを書いたもので、地方都市を舞台にしながらも、近未来的なイメージを持ったのは、昨今の世相からの連想か。自分自身、新聞、TV、雑誌に出て、また、インターネットの恩恵を多分に受けている。その意味では、メディアの発達には感謝すべきだが、特定の報道にインターネットが食いつき恣意性を増していく状況は、ともすれば魔女狩りに通じるものが有る。この点、考えさせるものがあったし、自分自身に対しても、引き続き律していかねばいけないなと考えた。
特に、(雑誌や新聞であれば第三者の確認が入るが)ブログやフェイスブック、ツィッターなどは、自分の更新がファイナルになって拡散する。
自分自身は、ここでは人を悪く書かない、不愉快な事(自分自身が遭遇した不愉快な出来事)は書かない、という方針を守っているが、それが一つの砦であろう。自分の意見は、新聞・雑誌等で主張していけばよいので、ブログに付いては(ちょっと平坦かなと自分自身感じる事もあるのは確かだが)このままの方針で行く事であろう。
まったく関係ないが、香港のオフィス付近のパブ。入った事はないが、ちょっと奇抜で興味が惹かれる。
香港の一夜
ご無沙汰しています。
2週間ほどブログが途絶えてしまいました。3週間前に治ったはずの風邪が、次の週の上海の悪天候(寒さ、風、雨、雷)でぶり返し、その後の日本の寒さで回復せず。その中で、移動、講演を繰り返していた為、更新の気力がわきませんでした。やっと回復。
3月17日の事・・・
香港でクライアント企業様限定の講演を終わらせると、日本料理店で海鮮を食べる。経営が変わっているのか店名、雰囲気が変わっていたので大事を取って3品だけ頼んでみたが、なかなか美味しいので安心して料理を矢継ぎ早に頼む。
そして、フェリックスバー。時間が遅かった事もあるが、こんなに空いているフェリックスを初めてみた。
そして珍しく〆の茶餐庁。食べ過ぎたので、翌日は朝・昼抜きを余儀なくされた。
風邪で体調が十分でないなか、こんな生活をするのは確かに良くない。
コラムの紹介
風邪が治る
先週末から体調を崩した。不幸中の幸いで、珍しく一週間続けて香港滞在。面談のアポイントは月曜午前の1件のみ。そして金曜日午後の勉強会。観念して、先週日曜、及び、月曜の午後~金曜の午前は家にこもっていた。
ほぼ4日間(医者に1回行った以外は)部屋から出ず、誰とも会話をしない状況。
さすがに、木曜日の夜(就寝前)は、ストレスが募った。人と会わないのが、これほど辛いとは。
という訳で、金曜日には何とか体調が戻ったので、勉強会後はオフィス付近の酒倉に。体調からすると、あと一日大事を取って休んだ方がよいのだろうが、さすがに、精神的にもたなそうだったので。
日本酒の種類がなかなか豊富で、梵、〆張鶴、刈穂を飲む。
ストレスがすっと下がった気がした。
体調を崩したため食欲無く、図らづしもダイエットにもなったし、5日間断酒が出来た。
それは良かったが何事もバランスが大切だ。
こんなはずではなかったを避けるために
日本経済新聞のコラム第4回は、「こんなはずではなかったを避けるために」と題して、進出時にどう対応しなければならないかを2千字程度で書いています。
報道やインターネット情報が誘導的な事もあるので、踊らされる事無く自分で判断しなくてはならないという例。好む好まざるとに拘わらず、リスク分散のための他拠点展開を余儀なくされている日本企業の状況。進出はサプライチェーンの中で考えなくてはならない。何故なら、製造原価の構成比は、「原材料費60.0%、人件費19.6%、その他の原価は20.4%(2015年在アジア・アジアオセアニア日系企業実態調査)」と原材料費が6割を占めるため、原材料の効率的な調達可否が、採算を大きく左右するからだという注意点。
という様な点を解説しています。
日本経済新聞・ビジネスの流儀(こんなはずではなかったを避けるために)
こちらをご覧ください。
上海・麺(蕎麦以外)
先週金曜日(2月26日)、オフィス付近で昼食は何を食べようかと思案し、結果として「たいしょうけん」に。昼は初めて。
チャーシューメン48元。麺はかなり美味しい。スープも悪くはないが、一年前から、醤油は減塩醤油(塩分控えめ醤油)にして、塩分摂取を押さえている僕にはやはり味が濃く(刺激が強く)感じる。まあ、塩分制限・糖質制限の関係で、ラーメン自体食べるのが久しぶり(4か月ぶり?)だったので、味が濃いかどうかについてのご判断は皆さまで。男性受けするラーメンであるのは確かだと思うが。ともあれ、上海のラーメンのレベルも上がっているなというところ。
そしてこれが、前にも書いたが、1980年代から虹橋空港にあるシャロンの天麩羅うどん。これは、古い時代の上海の代表か。1980年代から精神的な安らぎを与えてくれた感謝で、特別美味しくはないのだが、つい食べてしまう一品。昔の中国を経験した人間としては、ここのうどんは美味しいとか不味いとか評価してはいけない。ある事(というか、有った事)に感謝。でも、蕎麦よりはうどんにしておいた方がよい、と僕は思う。
上海浦東、自由貿易試験区
疲労を引きずっていたので更新が遅れていました。
約一週間前の話になりますが、23日(火)に香港から上海に移動。前夜が殆ど食べていなかったので、ラウンジで久々しっかり食事をする。炭水化物が食べられるということが贅沢に思える今日この頃。
ほぼオンタイムで浦東空港到着。空港からリニア、地下鉄と乗り継ぎ環球金融大廈に到着。いつ見てもこの付近のビルの高さには驚かされる、というよりは、呆れる高さだ。
1時間ほどの会議を順調に終わらせ、30分ほど下のコーヒーショップで事後打ち合わせ。18時半という帰宅ラッシュ時にも拘わらず、思ったよりあっさりタクシーがつかまったので、先日行った「蕎麦道」に直行。今回も上喜元純米を飲みながら、蕎麦屋のつまみを楽しむ。こういう点(蕎麦屋が何店も有り、美味しい日本酒も飲める)は、上海の方が香港よりも良い。
それから数日経って、久々に自由貿易試験区を訪問。日本製品の中国販売のご相談も多いし、考えている事も有るため、輸入品販売、越境Eコマースの近況を確認に行ったもの。
まずはDIGという販売店。ここは、自由貿易試験区内にあるが(区外店舗も有り)、輸入通関を切って内貨にした商品を販売している。1年半前に行った時は、あまりの客の多さに入店制限が行われていたが、目新しさが無くなったためか(店舗が二十数店舗に増えた事も有ろうが)、客が詰めかける状況ではなくなっていた。ワインの種類が多い。また、輸入肉、海鮮等が置かれているが、大部分は南米などの製品。購買責任者に話を聞くと、FTAにより関税コストをセーブできるためとの事。日本製は制度的には輸入可能だが、FTA(関税の減免措置)が実現しない限り、コスト的に置くのは難しいかなとの意見。日本の雑貨製品などはよく売れるとの事で、結構並んでいる。また、サントリー山崎、白州等も有り。サントリーのウィスキーは中国でも人気が有るから、との責任者談。
その後、越境Eコマース関連の企業と面談。越境Eコマースには、直送型(電子ショッピングモールでマッチングをした後、商品は外国企業から中国の消費者に直送される)と保税区域活用型(保税開発区にあらかじめ保管した商品を、マッチング後に国内郵送する)の2種類が有る。直送型の場合は、対応可能な電子ショッピングモールに制限は無いが、保税区域活用型は、電子取引開発試験区公認の電子ショッピングモールのみで、上海の場合は、今のところ跨境通(KJT)のみ。
越境Eコマースは、軽減税率適用(通常の輸入関税・増値税・消費税ではなく、行郵税とう簡易課税)、商品検疫免除という優遇があるが、保税区域活用型に付いては、商品検疫対象・正規課税の対象にする動きが有る。ただ、明らかな抜け道になっている状態なので(保税区域に大量輸送するものに対して、検疫を行わず、軽課税を適用するという点)、これは、当たり前と言えば当たり前の事か。
尚、KJTの倉庫(越境Eコマースで活用できる倉庫には制限が有る)は、まだ、冷凍・冷蔵倉庫が十分整備されているとは言えず、生鮮品・半生鮮品は現段階で扱えないとの事。よって、これらの製品の場合は、直送型のみが対応可能となり、日本からの直送の場合は、1件あたり1,000元以内の商品のみが対応可能となる。
疲れがたまり引き続き自炊生活
先週末(土・日)は香港。土曜日の夕方広州から戻って力尽きたが、日曜日も引き続き体力無し。思った以上に疲れている。部屋から出るのをやめ、引き続き冷蔵庫の整理を決定。体力も回復するし、お金も使わないので一石二鳥と考える。
幸い、仕事は殆ど片付いており、日本経済新聞のコラムを書けば良い。夕方には片づけて自炊。前日がすき焼きだったが、まだ牛肉が冷凍庫にあるので牛鍋にしてみる。写真を見ただけの「太田なわのれん」をならって味噌味に。実物を知らないだけに、味が似ているかどうか判別はできないが、思ったよりも上手くできた。そして、ほうれん草のバターソテーを作り、甘鯛が有ったので焼いてみる。
月曜日はかなり体力が回復した。面談2件。スーツの直しが7着。体重を落としたせいで、服のサイズが合わなくなった。ペース抑え気味で仕事をこなし、イオンで刺身少量と豆腐を買い出し。本当は土曜に食べたかった漬けマグロを作って食べる。
疲れがたまっているため、こんな感じの数日間。
翌23日から上海にて、通常のペースに戻る予定。
今年初めての春の風
2月18日(木)に上海から香港に移動すると、翌朝の電車で広州に。先日開催した講演会のフォローアップとして無料相談会を実施した事によるもの。
夜は新年会。その後、元同僚の丸紅広州・林さんを、深夜1時まで連れまわして昔話(最後は、ラーメン屋=来々軒)。楽しかったが、家族帯同者に迷惑をかけたと反省。
翌日午後2時の電車で香港移動であったが、ホテルから出ると春の風が吹いている。初めて春を感じる瞬間は、毎年、幸せな気分になるが、今年はそれが広州だった。
たまたま出会う人達(コーヒーショップや広州東駅の売店の店員)も親切で、10数年ぶりに、広州の街を好きだと感じた。
僕が初めて中国に来た1985年は、広州が一番暮らしやすい環境だった。改革開放路線開始から7年弱しか経過していない事、そして、南方(主に広東省)から開放が進められた事から、広東省、特に歴史の有る広州が一番住みやすい都市と言えた。
その時の印象が有るので、広州に良いイメージを持っていたが、その後、色々な土地で仕事をするにつれ、上海、廈門等の方が好きになっていった。広州は巨大で無味乾燥な街、という印象が付いてしまったからであろうか。その印象が、またちょっと変わった昨日。
帰宅すると16時半。自分で思っていた以上に疲れており、一度、ソファに横になると、ふらついて全く起き上がる事ができない。旧正月があったため、それなりにブレーキを踏んだつもりだったが、移動続き、講演続きが思った以上に身体に堪えている様だ。
食材を買いに外出する気力が全くない。幸い、冷蔵庫にねぎと牛肉が有ったので(牛肉は冷凍してあった)、すき焼きを作る事にする。一人すき焼きでそそくさと食事を済ませて就寝。