お知らせいろいろ

朝便で広州。
広州で4件(JETRO広州相談会)面談して、香港に戻る電車の中。
香港到着後、スナフキンの会・香港に出席予定。
先日は、スナフキン・日本を開催したが、上海、香港から帰任された方々で、異様に盛り上がった(というより、異様に盛り上がっている方が数名いた)。
普通は、海外に出ると暴れ出す(自我が開花する)人が多い中、先日のメンバーは、帰国した事で、よりパワーアップした感じであった。
たくましい。

若干のお知らせ。
先日、取材を受けた、月刊プレジデントの発売は8月末(5~6ページの掲載)。
明日収録するアジアの風(BSジャパン)の放映日は、まだ聞いていないので追って報告します。
また、先日受けたアエラ(AERA)の取材が記事になるのは、8月20日発売の8月27日号(但し、これは若干のコメントと名前が載るだけ)。
というのがメディア関連。

また、8月28日には、今月から開始されている、貨物代金決済改革に関するセミナーを開催します。
共同講演者は、前から一度共演してみたかった、中国外貨管理研究の第一人者で、先駆者的な位置付けの、みずほ総研・桑田良望理事。
更には、国家外貨管理局の顧問を務める、金杜弁護士事務所の劉新宇パートナー弁護士。
それに僕の3人で、「貨物代金決済は、どの様な内容か。何が変わるのか」、「改革により、ビジネスオペレーションはどの様な影響があるのか(できるようになる事、できなくなる事は何か)」、更には、「今後の外貨管理政策は、どの様な方向に向かうのか」という点を、各々の立場から分析・発表する予定です。
今回の制度変更は、過去数十年で最大の改革となりますので、是非、実務にお役立てください。

<講演内容>
2012年8月28日(火) 13時30分~16時30分 (受付開始13時15分
T’s渋谷フラッグ7階 ROOM 7M 
東京都渋谷区宇田川町33番6号 TEL: 03-5457-7881
一般:(税込)15,000円/1名
優待:(税込)8,000円/1名 ※下記該当者様に限定
・チェイス・チャイナ会員様
・MCH会員様
・講演者紹介の方
・過去のチェイス・チャイナ主催セミナーに参加された方
第一部 劉新宇 北京金杜法律事務所 パートナー弁護士
「経常項目決済の外貨管理法令・政策と、今後の外貨管理の方向性」
第二部 桑田良望 みずほ総合研究所(株) 理事
「貨物代金決済改革の概要と従来の制度の違い」
第三部 水野真澄 Mizuno Consultancy Holdings Ltd. 代表取締役社長
「貨物代金決済の実務上の影響と今後可能となるビジネスモデル」

詳細・お申し込みはこちらまで


疲労が噴き出す週末

BSジャパン「アジアの風」の収録が7日(火)に決まったので、その準備中。
こういう番組に出ていると、スーパー等でも品揃えや価格をよく見るようになる。
面白いものだ。

ここしばらくの過密スケジュールの為、昨日(土)は、疲労のあまり、歩くどころか、座っているのも辛いという状況。
しばらく働き過ぎだったので、仕事をしないと決めてひたすら寝る。
夜はクライアントの方と会食だったが、親しい方なので楽しく食事。
おかげで、今日は比較的体調が良い。
番組から依頼された資料提出(製品に関するスコアシート)も無事提出したので、自炊して今日は早く寝よう。

明日は、日帰り広州出張。
朝便で広州に出発し、JETROの相談会をこなし、夜便で帰任。
明後日は、午前中にアジアの風の収録をして、昼から深圳日帰り出張。

引き続きハードではあるが、週末のんびりできたので大丈夫であろう。

外高橋保税区との講演会

7月31日に日本で4時間の講演会(企業研究会主催)を終わらせると、8月1日に上海に移動。
2日は外高橋保税区との共同講演会。
約400人の方に参加頂いた、大規模なものになった。

外高橋保税区管理委員会の主任、税関・検疫局の局長クラスも講演者として参加したが、僕は最後30分のQ&Aを担当。
実は、僕が何を発表するかというのが、講演の直前まで決まらず不安な状況であったが、結局、10個頂いている事前質問に対する税関・検疫局等の回答を代理発表し、更に僕が解説を加える事になった。
事前準備をする時間がなかったので、当日10時から、講演会場で外高橋保税区関係者と、回答の趣旨確認と認識の祖語の有無に関してすり合わせ、ぎりぎりセーフのタイミングで発表にこぎつけた。

こんな感じで慌ただしい状況ではあったが、外高橋保税区からは、VIP待遇で接してもらったし、僕の紹介の際には、ずいぶん持ち上げてもらったのでその点は素直に感謝。
外高橋保税区と講演を行うのは4回目。
外高橋保税区は、3年前の、水野(上海)商務諮詢有限公司の開業記念講演会の時は、応援に駆け付けてくれたり(応援講演をしてくれた)、優秀パートナーに2回選んでくれたり(特に、僕の起業直後に選んでくれたのは嬉しかった)など、随分、親身になって接してくれた。

思い起こせば、1992年。
丸紅の外高橋保税区法人設立準備で、初めて外高橋保税区を訪問したのが、僕と外高橋の関係の始まり。
その時は、浦東地区自体が未開発の状況で(浦東に行ったらタクシーが拾えなかった)、保税区はまさに原っぱの様だった。
そこから十数年で、浦東は高層ビルが密集する先端地域となり、外高橋保税区も巨大な存在となった。
いま、改めて20年の変化に驚くと共に、初めて浦東・外高橋保税区を見た時の、20代の僕を思い出す。
「中国の会計税務を勉強しても、誰も評価してくれないだろうし(20年前はそんな状況だった)、将来日の目が当たらないかもしれないけど、これを研究する事は面白いし、夢がある。だから、中国の会計税務を研究するし、丸紅上海(保税区法人)の経理規則・マニュアルを僕が作ってみる」と決めて、上司に指示もされていないのに(誰からも求められていなかったのに)」、黙々と会計規則を読にみながら、ワープロに向かっていた。
20年後に、こんな状況(中国のプレゼンス、僕の仕事、etc.)になるとは、予想すらできなかった。
だから、これは先見性ではなく、純粋な運である。
ただ、何かに興味を持って、ひたすらやり続ければ、十数年後に、何らかの形で認められ、花が咲くのは確かだと思う。
花の大きさまでは分からないが。
僕も、20年間、興味を持ち続けた事で、こんな形で日の目を見た。
改めて、よかったと思う。


尚、今回のおぜん立てをしてくれたのは、昔僕の会社(丸紅の子会社時代)で働いていた蘆さん。
改めてお礼がしたい。

これから上海で講演

昨日、日本から上海に移動。
今日は、これから外高橋保税区との共同講演会で、出番待ちの準備中。
380名様の申し込みとか。
満員御礼。
今回は、税関、検疫局に対する質問(10個頂いている)に対して、税関・検疫局の回答案をベースに、僕が回答する事になっている。
外高橋の税関・検疫局幹部も参加する中、彼らを代理して僕が回答するというのは不思議な気もするが、久々の機会で面白い。

因みに、日本は忙しかった。
講演会2回。
更に、面談も多かったので、灼熱地獄の中を、スーツを着て歩き回るのは拷問の様であった。
更に、朝の通勤ラッシュ。
ぎっしり詰まった電車の中には、本を目の前に掲げているものの、視線は虚ろでぶつぶつつぶやき続ける男性、荒んだ目で周りを見回している女性、ホームには倒れている人間、そしてそれに目もくれず通り過ぎる人々等。
この光景は怖い。
この光景を初めて見る外国人は、胆が縮み上がるに違いない。

そんな事を久々に感じた日本滞在であった。

寝ても寝ても眠い

日本での週末。
暑さにばて気味になりながら仕事中。
この一週間、ベッドに横になった途端に眠りについた。
いつも眠れずに困っていた最近の僕としては、本当に珍しい事だ。
体が疲れていて、且つ、精神面のストレスも少なくなってきているのだろう。

今日は休日。
朝11時まで寝ていたが、それでも、がボーっとするほど眠い。
疲れが噴出しているのは、疲労回復過程という事だろう。
良い兆候だと思う。
体に素直に耳を傾け、仕事しては横になっての繰り返し。

来週は、講演会2本。
日本では4時間の講演会。
上海は、政府機関と共同なので、僕の出番は30分ちょっとの筈だが、久々の300人規模の講演会だ。
週末も忙しくなりそうだ。

日本滞在中

日本滞在中。
23日(月)は、日経新聞と今後の講演会の打ち合わせ。
その後、1時間ほどアエラ(AERA)の取材を受ける。
中国の組織改廃、撤退等に関する事項。

24日(火)は、曾我法律事務所開業記念講演会。
つつがなく終了。

取りあえずは報告まで・・・

顔が変わってきた

2009年の写真

このブログのプロフィールで使っている写真は、2006年に撮影したものだけど、顔が違うと色んな人から言われるし、我ながら、この6年で顔が随分変化したと思う。
そんな訳で、そろそろこの写真に変えようかと考えている。
これは2009年に撮影したもの。
会社が軌道に乗りたての頃で、2日連続ほぼ徹夜状態で講演会に臨んだので、ちょっとやつれているが、今の顔に近い。


2005年の写真

因みに、これは2005年早々。
あまり苦労を感じさせない顔だ(悪い意味で!?)。
その当時も、人一倍働いている自負はあったのだが、量働く事(努力)と苦労というのは、ちょっと違う次元の概念なのだと今では思う。

2007~2009年にかけて、心身ともにかなり苦労をした。
これが、顔の変化にもたらした影響は少なからずあるであろう。
2009年以降は、会社は安定したが、やはり会社経営の責任やプレッシャーは、絶えず感じでいる。
そんな日々の積み重ねで、徐々に、経営者の顔になっていくのであろうか。

年齢、苦労、自覚(責任感)といった、いろんな要素で人の顔は変わるものだと、改めて感じる。
年を取ったのは(というより、見かけの若さがなくなってきたのは)一抹の悲しさはあるのだが、2005年の顔と今の顔を見比べれば、やはり、今の方が、適切な(?)コンサルタントの顔ではないかと思う。また、経営者としても。

前に読んだ本に、「どんな経営者でも、経営のプレッシャーと不安から逃れられる人間はいない。不安から逃れる最大の方法は、死に物狂いで努力する事だ」というセリフがあった。
僕の業態は、設備投資や仕入債務に関する資金負担がないので、資金面のプレッシャーは、製造業の方に比べれば格段に軽いはず。
それでも、不安はいつでもある。
そして、不安があるから努力する。

経営、それだけでなく、人生というのはこういうものなのだろうなと思う。
そして、それが顔に現れたのなら、それはそれで良い事だと思う。

つぶやき岩の秘密を購入

日本到着。
講演会のレジュメも作り、連載原稿も書いているので、久々にのんびりできる日曜日だ。
先日出演したBSジャパン・アジアの風の録画を、自分では初めてみる。
小一時間かけて収録したのだが、当然の頃ながらカットされる部分が多いので、使われたのはごく一部。
ただ、良いところをポイントでピックアップして、うまく仕上げているので感心する。
番組放映後、テーマとなった魔法のフライパンを予約した(東急ハンズで7か月待ちとか)という方が数名いた。
メーカーの方と顧問契約がある訳ではないので、商品が売れても僕は1円の儲けにもならないのだが、そんな感じの反響があると、それはそれで少しうれしい。

番組を見終わると、髪を切って、近所の本屋に行く。
ここで、新田次郎の「つぶやき岩の秘密(新潮文庫)」を見つけて、うれしさのあまり即購入。
小学校の頃の、NHK少年ドラマシリーズで見て、強く印象に残ったドラマ。
その後、大学生になってから、本が買いたいと思って探したのだが、過去に出版されていた少年用の本は既に廃刊。
古本屋に行くたびに探してはみたが、まったく見つけられないまま今に至っていた。
新潮文庫から刊行されたのは先月の様だ。
20数年ぶりに、読みたかった本が発行(出版社が違うので、復刻ではないな)されて、思いもよらず購入できてた。
こんな事もあるものだ。

配当送金あれこれ

現在、上海と広州の子会社で、配当送金の手続をしているところ。

中国からの配当というのは、原則としては対外送金上の問題は殆どないのだが、オンタイムに実行できるかどうか、というのはまた別の話だ。
配当送金時には、確定申告書、会計監査報告書、董事会決議書を準備する必要があるので、確定申告前に実施する事はできない。
確定申告は翌年5月末が期限なので、それから董事会決議をするとして、最速で6月という事になる。

また、配当額がUS$3万を超過すると、匯発[2008]64号の規定に基づく税務局の許可が必要になるし、香港に対する配当だと、企業所得税の源泉徴収が5%に軽減されるので(日本に対する配当の場合は10%)、租税条約適用に関する事前登記(国税発[2009]124号)が必要だ。
因みに、租税条約適用の事前登記証の有効期限は3年間。

そんなこんなはあるけれど、6月末には配当ができると期待して、作業を急いでいたが、
上海は、税務局内の人事異動で業務が手に付かないのでしばし待てと言われる。
広州は、事前登記証の有効期限がまだ1年残っているのだが、所管の税務局のシステムが変わったので、再申請が必要と言われ、法律云々ではなく、税務局の事情で事前登記の再申請を余儀なくされる。

こんな感じでずるずる時間がかかったが、上海の送金許可(税務局の許可)は本日取得できた。
広州は、8月上旬くらいとか。

いくら自由化が進んでいるとはいえ、日本や香港の感覚(特に、時間感覚)で物事を考える訳にはいかない。
まあ、8月初旬に双方から送金を受ける事ができれば、よしとせねばならないだろう。

そんな作業をしていて思い出したのが、中間配当の事。
中国でも、一応、中間配当の制度はあるが、財務状況の良好性に関する一定の要件をクリアした上で、所管税務局の確認を要すると規定されている。

ただ、この様な優遇措置に関して、所管税務局の許可を取得するのは、現実には極めて困難。
仮に、税務局と交渉して、許可が取得できるとしても、通常の期末配当ですらこんな感じなので、中間配当など、許可に何か月かかるかわからない。
結果として、ずるずると数か月が経過して、期末配当の時期が来てしまう事態が容易に想像できる。

制度的には中間配当は可能なので、検討する企業の方もいるのだが、実際には、こんな理由でまず無理と考えておいた方がよい事になる。
実務をしていると、ここらへんの感覚が良く分かる。

疲れた時に見る夢

仕事で肉体的、精神的なプレッシャーを受けている時(仕事で極度に疲れている時)、必ず見る夢がある。「試験の数日前になって、授業にもまったく出ていないし、試験範囲も分からない科目があり、どうしよう」と頭を抱えている夢だ。
大学時代、出席を取らず、優を取りやすい教授の科目ばかり選んでいたので、優の数は比較的多かったが、合気道ばかりやっていて、殆ど授業にでなかった。
当然、心の中に、後ろめたさと、若干の恐怖感を抱えていたので(それなら出席しろ、と言われそうだが)、それが、深層心理に入り込んでしまっているようで、20数年経った今でもまだ夢に見る。

そんな訳で、この夢を見たら、自分が疲れているという一種のサイン。
それを、久々に見た。
7月24、31、8月2日、22、28日と講演会(全部テーマが違う)が続くので、それも要因の一つとなっているのであろう。

ちょっと、1日早めに寝る日を作ろうか。

中国ビジネスコンサルタント水野真澄のブログ