深センで仕事(貧しい食生活の一日)

10月25日(木)の加工貿易セミナー(在深セン・シャングリラホテル)は、ほぼ定員の200名のお申し込みを頂いた(有難うございます)。
まだ、若干の席はありますので、参加ご希望の方はお早めにご連絡下さい。

という事で、セミナーの打ち合わせの為、更には、僕と一緒に5年間働いてくれた(&深セン対応を任せていた)浜田さんが、今月末をもって退社するので、その後の深セン対応の仕組み作りをするために、深センを訪問した。

セミナーは、今回は広東省の税関の方に出席頂き、方針発表だけでなく、Q&Aで回答を頂く事になる。
それに対する解説を僕がする事になるのであるが、税関の回答の内容が、その場まで分からないので、かなりぶっつけ本番という感じにならざるを得ない。
ちょっと緊張するが、大丈夫であろう。

今後の深セン対応の仕組み作りもほぼ完了。
問題なし。

ともあれ、今週は何回か深センに入らないといけないのだけれど、仕事は概ね順調で、ちゃくちゃくと仕組み作りができているといったところか。

ただ、今日は短い時間で打ち合わせ続きだったので、朝食抜き(これはいつも通り)、昼食はマクドナルドのバーガーを、打合せしながら口に押し込んだ感じ。
夕食は、持ち帰り寿司で、カニカマ細巻きを買ってビールと一緒に食べただけ。
という、乏しい食生活の一日であった。

たまにはこういう食生活の日があってもよいであろう。


相撲ラーメンとビッグボーイ

香港の地下鉄の駅には大きな広告がいくつもおかれている。
ちょっと前にインパクトを残した広告は、オカモトのビッグボーイという商品の広告で、現物を見せないとそのインパクトを伝える事はできないが、ともあれ、「どうリアクションすればいいんだ!?」と見る人に思わせる勢いがあった。
誰が買うんだろう!?という疑問も同時に感じたが。

相撲ラーメンの広告

その、ビッグボーイの驚きが覚めやらぬ先週末、日本から香港に戻って地下鉄に乗ると、味千の相撲ラーメンという広告が眼に飛び込んできた。
写真を見ても、何の具が入っているか分からず、どこら辺が相撲なのだかいまいち分からないが、「えび天が入ってるとこかな?巾着っぽいものも入ってそうだしな、そこらが相撲??」とか、しばし考えてしまった。
具がたくさんで、腹が膨れるから相撲なのだろうか。
ごたごたしてる=ちゃんこ鍋というイメージなのだろうか。
良く分からないけど、ともあれ、ラーメンと一緒に映ってる人物が普通の女性でよかった。
海外でありがちな、太っている東洋人に無理やりちょんまげのかつらかぶせて、「相撲取り!」って広告だとちょっときついからなぁ(良くある)。


因みに、10年以上前の話になるが、僕が香港に赴任した時には、香港においしいラーメン屋が殆どなかった。
九龍側に、「どもん」というサッポロラーメン屋が有って、赴任早々の数年間は、おいしいラーメンが食べたいというと、地下鉄に乗って、少々不便な場所にあるどもんに行ったものだ。
注)
同じ、一駅地下鉄に乗るのでも、九龍側に行くというのは、香港島に住む人間に取ってはちょっと覚悟がいる感じ。逆も真なり。
ここらへんは、香港に住んだ事がある人間しか分からない感覚。

その当時、香港島側でまあおいしいラーメンというと、チェーン店だけど味千という感じで、僕も何度か並んで食べた事がある。
今では、味千も店舗が増えたので、並ぶ事も殆どない。本土でもかなりの展開をしている。
そうなると、有り難味が薄れるのも人情で、更に、香港でおいしいラーメン屋が結構たくさん出来た事もあり、今では、味千ラーメンに入る事は殆どなくなった。
それでも、香港空港に入っているのは便利で、出国審査が終わったあと、ほっとして食べたりするけれど。


そんなこんなで、香港・中国で大きな力を持つ味千ラーメンであるが、さて、相撲ラーメンはヒットするか!
僕は食べないと思うけれど、香港の人は好きなのかも知れない(好きそうな気がする)。
ここらが、現地化の努力ってやつかな。
などと考えてしまった。
あと、馬のマークのビッグボーイは日本人は買わなさそうだけど(でも、もしかして日本でも売られているのかな?)、香港では売れるのだろうか。

ともあれ、オカモトも味千も、現地対応努力(マーケット対応)に余念がないのは確かなようだ。


頭に降ってくるバー

人が浮かれているようにも見える

香港のマンションにある駐車場の入り口に、こんな表示が出ている。
「駐車場のバーに注意」という事が書いてあるが、なにやら表示の絵は、「踏み切りの近くを酔っ払って千鳥足で歩いている人」か、「のんきに歩く人」、はたまた「リンボーダンスをしている人」の様に見える。

これが問題の駐車場の構造

問題の注意すべきバーというのはこれであるが、車が出て行って、ワンテンポしてから落ちてくるので、本当に頭を直撃する可能性があって危険である。
僕も一回、頭に降ってきた事がある。
頭を襲う「どすん!」という衝撃に、「これは文句を言わねば!」と周りを見回したが係員が誰もいない。
おまけに、冷静になって考えてみると、見かけよりもバーは軽いし、緩衝材をまきつけてあるので実は痛くない。
怒るほどの事ではないな、と思い直して、現場を立ち去った当時の僕であった。
意外によく考えている。

しかし、表示の意味するものの正解は、「バーが頭に落ちてきて、脳震盪を起こしてふらふらになった人」なのであろうか。

おそらく完全復活!

朝6時に眼を覚まし、リムジンバスで成田に移動。
飛行機は9時55分発。
最近、出発時のドタバタが続いているが、今回は寝過ごさずに移動できた。

今回の出張では、仕事の面でも、今後の取り組みの面でも、有意義な話ができた。
僕を支えてくれる人たちの存在を、今更ながら実感して感謝した。

あと、1年近く、ずっとナーバスな精神状態が続いていたけれど、先週~今週にかけて、精神的に励み・支えになる事があったので、やる気と元気を取り戻した。
おそらく完全復活だ。
これから、攻めに転じるつもり。
「精神的に乗ってきた時の僕の行動力は、自分で言うのもなんだが(誰も言ってくれないので仕方なく言うけど)凄いぞ!」と心の中で叫んだりする。

M&Cを立ち上げて、短い間で、色んな面白い仕組みは作ってきたつもり。
あとは、この仕組みを育てて、大きくするのが来年の仕事だろう。
社内的に、開業草々の会社であっても、先行投資の為の赤字・最終利益減が認められず、毎年、黒字&前年以上の利益が求められる。その為、人員の先行確保が出来ず、その分、僕の負担が大きくなり、体力的にも、精神的にもダメージが蓄積されてきた。
その状況は変わらないが、今の状態であればやりぬけるだろう。

僕の持ち味は、堅苦しい仕事とやんちゃ坊主な行動が同居してる点。
あまり聞き分けが良くては、却って持ち味を欠くだろう。
ともあれ、あれこれ考えずに打って出よう!

因みに、今回は成田でそばが食べたくなった。
それも、立ち食い蕎麦味の蕎麦。
どこにしようか悩んだ末に、入国審査を終わらせた後にある、セルフサービス形式のレストランに行く。
天ぷら蕎麦に生卵。
狙い通り、芸術的なほどに僕が望んでいた立ち食い蕎麦の味だ。
これは満足。
ボーディングが迫っていたので、5分で急いで食べてゲートに急ぐ。

機内では、香港⇒日本で結末を見逃したホラー映画を最後まで見る。
怖いものが極端に苦手な僕でも大丈夫な、良い?ホラーであった。
たとえて言うなら、学園祭のお化け屋敷に入った感じか。

まだ時間が余ったので、行きに見た「キサラギ」をもう一度見る。
役者全員の演技が良い味を出しているので、二度目であるが大笑い。
すごく満足してしまった。


社名をM&Aに間違われる

お昼から講演会。
昼食を30分で食べてから、1時間半講演という形式で、僕的には一番やり難い形式。
やはり食事をした直後は、話す方も眠くなるし、聞いている方はもっと眠くなる。
まあ、普通にしていれば寝てしまうだろう。
という事で、雑談で眠気を追い払おうとしていたら、時間配分を間違えてしまった。
大変悔しい。

講演の際に、社名をM&Aに間違えられており、「最近は中国でもM&A業務が多いんですか?」という質問を受けたのは面白かった。
実際、M&C上海で手がけている業務は、買収案件・企業再編案件が多いので、答えはYesなのであるが、社名は、Management & Consulting(M&C)です!


2時半頃に終了すると、竹橋に直行。
社内打ち合わせを午後6時までこなす。
その後は、寿司屋に移動。
昼食は講演前だったので、眠くならないように、殆ど食べていない。
寿司屋到着時には空腹の極地だったので、刺身を堪能した感じ。
大変よい感じの店であった。
次は近所のバーに移動。
バーでは、ウィスキーと水を1対1で混ぜて、シェークするというカクテル(?)を作ってもらう。
以前、高田崇史の小説の中で、こうするとウィスキーの味が魔法の様に変わって、シンプルながらも複雑な味わいになると書かれてあったので、何度か飲んでみた事がある。
実際には、悪くはないが、小説で絶賛するほど味は変わらない。
久々に頼んで作ってもらたのであるが、ここの店は氷の混ぜ方が絶妙で、大変おいしく作ってくれた。

明日は朝便で日本に移動。

ネタに困ってブログ用の写真を取るが

とある方から、「最近、水野さんのブログは食べ物の話ばかりですね」と言われた。
恐れていた発言だ。

ブログを書いてないと「ちゃんと書きなさい」と言われるし、(今回も結局そうなってしまったけれど)日本出張などで更新が遅れてまとめ書きすると「まとめ書きすると順位が落ちますよ」と言われるし、はたまたビジネスネタを書こうとすると「面白くないです。ネタがないんですか」と言われるし・・・
ここ暫く、ブログを考えて書く余裕がなかったので(小脳で書いてた感じ)、追い詰められて、ついつい食べ物ネタに走ってしまったのを見抜かれてしまった。
これで、写真でもあると、もう少しつかみができるのであろうが、食事に行く時、いちいちカメラもってないし、持ってたとしても、おいしそうなもの出されたら、いちいち写真撮ってる余裕ないし。
しょうがないよなぁ!と開き直る。


今日の会食は、コンシェルジュ大西代表と沖縄料理。
限りなく新橋寄りの銀座にある、雰囲気も本場っぽい店(本場に行った事無いけど)。
食べると歯が真っ黒に染まる焼きそばや、麩チャンプル、更には、アロエのポン酢がけなどの珍品を堪能したが、やはり写真を取り忘れたことに、食べ終わってから気が付いた。
仕方がないので、会食場所近くの新橋をぶらつきながら、ブログ用写真を撮ろうと試みる。


立ち食いそば屋「ボンヌッフ」というのを見つけて、不思議な名前だなぁと撮影。

新橋の路地裏で、松本清張の映画にでも使えそうなところを見つけて撮影。
などしてみたが、さすがに取ってつけた感はぬぐえない。

更に、このブログが受け付けないファイルだったようでアップできない。
あ~、骨折り損だ。
通り道で取っただけだけど。

ジムの場所に問題があるホテル

今回の日本出張は、自宅とホテルの両方泊。
日本で宿泊したホテルは、初めて泊まるホテルだけれど、値段と設備のバランスがとれた良いホテル。更に、小さいながらもジムがあるのは、(出張にもジョギングシューズを持って出かけるようになった)僕にとってありがたい。
ただ、問題なのがジムの場所。

夜の会食前に、10Km弱走る事にしてジムを探すと、ホテルの外にある事が判明。
一旦、外に出なくてはいけない。
そもそも、ホテルもロビー階でエスカレーターを乗り換える必要有り、ジムに行くにはちょっと面倒。
更に、ジムに係員はいない(これはまだ良い)し、シャワーはおろか、着替え場所もない。
結果として、ジムで走り終わって、汗だくになった姿で、ホテルの入り口に入り、エレベーターに乗り(正装してホテルのレストランに向かう人もたくさんのっているので、かなり目立つ)。
ロビーを突っ切り、部屋に帰らなくてはいけない。
自分も嫌だが、ホテルの雰囲気もすごく乱している気がする。
何考えて設計したんだろう・・・
せめて着替え場所くらい作ってほしいよなぁ。

かなり気まずい思いをしたものだ。

またもや機内で映画を楽しむ

朝便で香港から東京に移動。
香港空港でぎりぎりまでインターネットチェックをしていたら、PCのバッテリーがなくなったので、機内では開き直って映画を楽しむ。
「キサラギ」を見たが、良いテンポで話が進むので大変楽しかった。
まだ時間が余っているので、ホラー映画を見ようとするが、2本見ようとすると時間がタイト。
例によって、「九州上空を飛んでいます」とかいうアナウンスが入ると、「どこの上飛んでてもいいから、早く流してくれ-!」と心の中で叫んだりする。
結局、最後まで見られず、大変心残り。

因みに、先日、知り合いが「最近、涙腺がもろくなってきたんで、感動する映画見ると泣いちゃったりして恥ずかしいんですよ」と言っていた。
そこで、「僕なんて学生の時から泣いてますよ。映画見て泣いたら、すがすがしい気持ちになって、得した気になるからいいじゃないですか」と応えておいた。
実際に、飛行機で映画を見ていても、かなりの確立で泣いたりする。
「その時は彼によろしく」とか、そんな感じのものは当然として、カンフーハッスルでも泣いたりする。
さすがに、今回の映画とか、氷の微笑とかでは泣かないけれど・・・

昼食の誘惑に負けると夜が楽しめない

午前中に、何文田のサッカーグランドまで行き、少年サッカーの試合を観戦。
2試合見たので、終わったのは12時半。
せっかく九龍側まで来たので、チムサッツイで食事をしていこうと思い、ぶらぶら歩いて、目にとまった店に入ってみる。
メニューを眺めると、なかなかよい店だ。
各種定食、うどん、洋食が揃っている。
ともかくお腹が空いていたので、カツ丼とミニ冷やしたぬきうどんをたのむ。
全部食べたが、たいそうなボリュームだったので過剰満腹。
ついでに、睡魔が襲ってくる。
すぐに帰って寝たいところであるが、スターフェリーの新しい港(セントラル)を見たかったので、スターフェリー⇒バスと、1時間くらいかけてのんびりと帰宅。
家に帰り着くと、ベッドに倒れこんで1時間半昼寝。

起きたのは17時前。
不意に食べすぎを後悔して、家の周りを10Km走る。
夜は近所のタイ料理。
とは言え、殆どお腹が空いていないので、野菜とトムヤムクンスープを飲んで終わり。

夕食が楽しめないので、昼の食べすぎはよくないと実感。

亀一とトレーニング談義をするが軽く受け流される

亀一が広州から香港に出張。
今後の広州・深センの展開に付いて会議を開く。
亀一は、いつもながら、11時前にもっそりと現れ、午後5時頃去っていく。
僕は昼休み走ったので、一緒に会食する時間はなし。
仕事の打ち合わせを数時間しただけ。
きっと、亀一は、また揚げ物を食べていったのであろう。

打ち合わせの合間に、亀一と雑談。
「運動しているだけあって痩せましたねぇ」と言われたので、数日前に読んだターザンのバックナンバーでしいれた知識を披露しておいた。
これは、「筋肉自体の機能低下は、60歳から始まるので、20代と40代では、筋肉の機能自体は変わらない。20代をピークに筋力が落ちていくのは、単なる運動不足」と書いてあったもので、これは朗報だ。
しっかり運動すれば、大学時代に達成できなかった、ベンチプレス100Kgというのも達成できるかもしれない(実は、大学時代も80Kgしか上がらなかったので、100Kgにはかすりもしていないのだけれど・・・)。

亀一には、「今は水野は20代と同じくらいの重さが持てるようになってるからね。君も揚げ物ばっか食べてないで、ちゃんと運動しないとだめだよ」と自慢かたがたはっぱをかけておいたが、いつもながらに、「ほほう」と軽く受け流された。

夜は、ランカイフォンでイタリアン。
運動すると食べ物が美味しくなるので、前よりずっと良く食べている。


中国ビジネスコンサルタント水野真澄のブログ