香港(通常業務)

今日はオフィスで通常業務。朝一番で、恵州進出が決定した企業の方(日本より出張)が来社され、簡単に打ち合わせを行う。昨今の情勢に関して、共同通信、ジャーナリストの方より電話での取材を受ける。SARSの頃をなんとなく思い出す。政治的な話は専門外なので、ここでは割愛するとして、事象のみを捉えると、今後、日系工場でのストライキ等が増加しないか、不安な面はある。珠江デルタ一体は、内陸部からの出稼ぎ労働者が多く、潜在的に待遇の不満・工場定着率の低さが上げられる地域である。昨今の中国進出ラッシュで、労働力の需給バランスにもそれなりの変化が生じてきた事から、昨年より工場でのストライキが増加傾向にあり、これを踏まえてか、各地域が規定する最低賃金も、引き上げが続いている。今までは、ストライキも、待遇が総じて見れば低めの香港・台湾企業での発生が多かったが、これが、免罪符を貰ったような感覚で、日系企業で発生すると怖い。この点、リスク管理の対策を練るべきで、提携先のトータルリスクマネジメント会社と対応策が打てないか、協議を始めたところ。
全然関係ないが、自宅の天井から水が降ってきた。上の階の人間が洗濯機の水を出しっぱなしにした模様。日本の感覚なら大問題だが、こちらの人たちは、大家にしても、管理人にしても、「水も止めさせたし、意外に目立たないので、問題ない。良かったね。漏電したら連絡してね。しないと思うけど」という対応で、大変のりが軽い。感覚の違いを感じるなぁ。