香港(年末の満足感は・・・)

昨日の少年サッカークリスマス会では、お茶のペットボトル2本を持参し、ひたすらこれを飲む。
おかげで、酒を全く飲まず、食事もセーブして終わらせた。
この生活を2〜3日過ごせば、体調も戻るであろう。
一方、一部のコーチ陣は乾杯を繰り返し、居酒屋の酔っ払い状態。
子供の会なんだから、もう少し酒を控えるべきだよなぁ、と思う事しきり。
22時半で終了。

ところで、ここ数週間、全く原稿を書く気がおきない。
元気も無い。
一応、年内の連載原稿ノルマは済ませてあるが、これだけ気力が充実してこないのは少々問題である。

思い返してみると、僕には天然の「思い込み力?」が有るようで、それが、今の仕事を始めるのに役立ってきた。
最初に、上海エクスプロラに連載原稿が載った時(2001年夏)も、香港ポスト(2001年秋)・NNA(2002年1月)に連載が始まった時も、単純に「これはすごい事だよな」とか思ったし、最初に本を出した時(2002年4月)、最初にTVに出た時(2002年11月)なんて、嬉しくて嬉しくて仕方が無かった。
だから、2001〜2003年までは、年末はいつも充実感に満ちていたし、業務最終日(12月30日)には、毎年一人で、決まった日本料理屋でお祝いするのが恒例になっていた。
そんな感じで、「良い意味での自己満足」が、次のステップに進むエネルギーになっていたのは確かで、楽しみながら目標を大きくする事ができた。
それが、ちょっと変わってきたのが2004年。
この頃から、嬉しさ、満足は長続きせず、プレッシャーを意識するようになってきた。
本を出しても、DVDを出しても、嬉しいのは現物を見た最初の1分間だけで、直ぐに、「次に繋げなきゃ」というプレッシャーに置き換わる。
プレッシャーが次第に大きくなり、満足がどんどん小さくなっている。
絶えず、何かに追われている様な気がする。


そんなことを漠然と考えていたら、TAJIRI選手が、米国最大のプロレス団体であるWWEを退団という記事がウェブに出ていた。
ちょっと前に読んだ同氏の日記に、「同団体のエディ・ゲレロ選手が30代で急逝した事で、現在の生活の継続を真剣に悩んでいる」という内容が書かれていた。
繰り返す移動と睡眠不足、プレッシャーにより生じた自分の体調不良を、商社マンの過労死になぞらえて綴った内容。
それと比較すると、僕の状況(体調・プレッシャー・疲労)は、取るに足らない、というより、全く問題ない状況と言っても良い。
ただ、こういった、プレッシャー・疲労感は、程度の差こそあれ、現代を生きる人間(昔もそうだったんだろうけど)が、共通に持っているものなのであろうし、この状況を改善するには、好奇心・新鮮な感性を取り戻す必要がありそうだ。
その為の方法を、ちょっと考えよう。