香港(とんかつ屋で豪遊・4人でHK$ 2千)

香港自体はさして雨・風はないのであるが、広東省あたりに台風がいる関係で、飛行機の到着が遅れている(若しくは、できない)様である。

出張者の飛行機(上海⇒香港)はキャンセルされてしまうし、今日取材を受ける筈だった新聞社の方の飛行機は福州に行ってしまった模様。
僕なら福州は土地勘があるが、知らない人が福州に到着したら大変であろう。
大変なところに仮着陸したものだ(空港から市内まで車で1時間はかかるし)。

そんな中を、広州会社の高橋社長が、部下の井上君を引き連れて、広州から電車で香港に。
業務打合せを兼ねて、夕食を一緒する。
何が食べたいかと聞くと、「両者一致でとんかつ!」と言う。
前のブログにも書いたとおり、とんかつ自体は好きなのであるが、とんかつ屋ではどう粘っても1時間半程度だし、過剰満腹にもなりそうだ。
「嫌ですよぉ」と一度は言ったのであるが、考えてみれば、広州では美味しいとんかつが食べられないのであろうから、その希望をかなえてさし上げるのが、社会人のたしなみだなと思い直す。

という事で、銅鑼湾の「とん吉」に決定。
確かに美味しいとんかつは食べられるが、ここに行くのは8年ぶり。
やはり、とんかつ専門店というのは行きにくい。

夜7時に「とん吉」到着。
既に、人が何人も並んでいる。
定食ではあまりに面白みがないので、アラカルトで、「ヒレ」、「ロース」、「カキフライ」、「海老フライ」、「マグロの刺身」を頼み、更には、日本酒(加賀鳶・純米)まで飲む。
会計は4人合わせてHK$ 2千ちょっと。
とんかつ屋とは思えない豪遊だ。

ただ、久々に食べるとんかつ屋のとんかつは美味しかった。
高橋社長は、「食べすぎで、体に鉛を打ち込まれた様だ」と発言。