香港(お好み焼きを食べる)

引き続き、業務と締め切りに追いかけられる毎日で面白い事無し。
明日からの北京・広州出張に期待をかけよう。
仕事を終わらせると、最近できた鉄板焼き屋で会食。
鉄板焼き屋とは言っても、売り物はお好み焼き+焼きそばなので、庶民的。
参加したのは、生保の現法社長と銀行の方+谷垣君。
両氏は谷垣君の親友で、仲良し3人で会食をしようということになっていた様であるが、急遽僕がJoinしたもの。
僕は月曜日の酒がきいていて(三日酔い?)、殆ど酒を飲まず。
広島焼き、オムそば、生ハムの生春巻きが美味しかった。
僕はそば好きだから、お好み焼きよりも焼きそばの方が好き。


話は変わるが、広州市の工商行政管理局で、「会社法の改正に伴い、外資企業の常駐代表所は開設できない。分公司にせよ」という公告が出された。
とは言え、会社法の改正は、外資企業の常駐代表所には触れていないはず。
確かに、会社法第14条に、「外資企業は分公司を設立できると書いてある(一方、常駐代表所の事は記載されていない)」が、これは以前から同様の規定であり、今回、改定が行われたものではない。
「地方の運用か?」と聞いたら、「国家の動きだ」と言われたが、広州の工商行政管理局は、一昨年も、「国家の動きだ」と言って、保税区企業の国内取引を規制してきた(立ち消えになったし、実は、局地的な動きであった)ので、鵜呑みにして良いかどうか、現状では不明。
1年ほど前に、江蘇省・浙江省で、やはり、外資企業の常駐代表所は不可(分公司にせよ)という動きがあったが、これと同様のものであろうか。ちょっと、他地域を調べて見なくてはならない。

広州⇒香港(たまったブログを一気に書く)

朝、広州東駅に到着すると、電車のチケットが買えず、1時間半ほど駅で時間を潰す事に。
駅の喫茶店で、コーヒーを飲みながらたまっていたブログを一気に書く。
またまたバッテリーがなくなったので、電車の中では、高木彬光氏の刺青殺人事件を読んで時間を過ごす。
本当に暑い。外はTシャツで十分だ。
持ってきた皮ジャン、セーターが恨めしい・・・

話変わって、数日前につくづく感じていたのは、「歳と共に自分もたくましく(ずうずうしく?)なったもんだ」という事。
思い起こすと、子供の頃、僕は、かなり気の弱い方であった。
小学校に入学した時は、トイレの場所がわからなくて、最初の二日間はトイレに行けなかったし、二年生の頃は、授業中にトイレに行きたいと言えなくて、漏らしかけた事がある(顔面蒼白になった。たいへん苦しかった)。
大学入学早々の時も、レストランでウェイターの人を呼び止めることがなかなかできず、当たり前の様に呼び止めている友達が羨ましかったり。
それから(大学入学早々から)、合気道を始めたり、言葉もわからないのに一ヶ月中国旅行に行ったり、会社に入社してしごかれたり、中国歴が長くなったり、色々な出来事を経て、徐々に図太くなってきたような気がする。
小学校の時の繊細さは、もうかけらもないな。
子供の頃は、気弱な自分が嫌で、事ある毎に自己改革をしようとしていたので(授業中手が上げられない子供だったのが、意を決して学級委員に立候補したり)、この様に図太くなったのは、希望通りという訳であるが。
何事も経験。
性格も変わるものである。

上海⇒広州(広州は春の陽気)

雨はやんだが、上海は曇りで、厚い雲に空が覆われている。
そんな訳で、飛行機はかなりの数が、Delay かキャンセル。
僕が乗る予定の飛行機(東方航空)も、飛行機が到着していないという事で、チェックイン時に他の飛行機(上海航空)に変えてあげようと言われる。
変更手続に若干のトラブルが有ったので、虹橋空港の端から端を、何回か往復する事になったのであるが、総じて真面目に対応してくれ、15分で変更できた。
空港の待ち時間に、締め切りを大きく過ぎた「華南シフト(コンシェルジュ香港用)」の原稿を書く。
今回は、僕が実地を見に行き、その後、桑畑・亀一コンビが取材に行き、下原稿を仕上げる。
それをベースに、僕が原稿を書くという、初の試み(いつもは僕が、最初から最後まで全部やっている)。
(政府機関だけでなく、進出企業の声も含めて)思ったよく取材してくれた。
何だかんだ言って、彼らも成長したものだと思いながら、文章を書いていると、PCのバッテリーが切れて、舌打ちをする(PCのバッテリーが1時間半くらいしか持たないので何とかしなくては)。


飛行機に乗り込むと、どうせ(PCのバッテリーが切れて)仕事が出来ないので、いきなり寝る。
途中で起きると、「用があったら呼んでくれ」というシールが座席の前に張ってある。
機内食は要らないので、そのまま本を読んでいたら、スチュアーデスの人がやってきて、「申し訳ないが、寝てたので起こさなかった。食事をしないか。飲み物も有るよ」と言われる。
「要らない、要らない」と感謝して答える。
中国の飛行機のサービスも良くなってきたものだと感心。


広州に到着すると、24℃という機内アナウンス通り大変暖かい。
上海も、今日は少々寒くなり、空港では吐く息が白くなる状況だったので、温度差に驚くばかり。
結局、もって来る服を完全に間違えた事に!
広州では、社内打ち合わせをして、夜、高橋社長+亀一+新人(女性)の成瀬さんと会食。
高橋社長が、事前に、「今度入った成瀬さんのキャラクターには驚くよ」と言っていたが、確かに、年齢差だけではなく、違った空間に生きているような雰囲気を感じる人物である。
前世は異星人に違いない。
成瀬さんは、「亀一さんは、(愛・地球博の)モリゾーに似ています」と暴言をはいていたが、言われてみれば確かに似ている。
亀一は、この一年間で7Kg太った様で、確かに色が緑ならモリゾーだ。


会食したのは、初めて行った(たしか、「いろは」という)店。
期待以上に美味しかったので、選んだ亀一を誉めてあげる。
会食後は、1時間マッサージ。
昨日、清水さんに「当分、一日おきにマッサージに行った方が良い」と言われたので行く事にしたもの。
結果として、かなり下手で、全然良くならず。
これでは、安かろう悪かろうだ!とがっかりする。

上海(上海の雨は難儀)

夜が明けると雨。
小雨ではあるが、ただでさえタクシーがつかまらない上海では、雨が降ると致命的にタクシーがつかまらない。
朝一番のホテル前は問題なかったものの、その後は、移動のたびに大変な思いをする。
午後3時に茂名南路でつかまえようとしたときには40分かかって服がびしょぬれ。
午後5時に旧森ビル(匯豊大廈)の前では55分待ちで、目的地の虹橋にたどり着くまで2時間。
非効率な事この上ない。
上海に会社を作る時でも、最初はタクシーでいいやと考えていたが、考えを改めざるを得ない模様。

仕事を終わらせ、夜7時から会食。
目的は、数ヶ月前から興味津々だった忍者屋敷。
二度行くかどうかはさておいて、一度は行かねば!と考えていた店。
雰囲気はなかなか(面白くて)良い。
料理は、当たり外れは有るが、当たりのものは美味しい(鶏ささみの串揚げが気に入る)。
食べ+飲み放題(メニューから好きに選べる)で、2人で340元弱というのは、コストパフォーマンス的には良いと思う。
ともあれ、忍者の格好(赤忍者だな)の服務員が、「いらっしゃいませでござる」とか、「料理を間違えました。ごめんなさいでござる」と本当に言っているのを確認して、大変満足。
グルメ向きではないが、従業員の感じもよいので、宴会用にはよい店であろう。

その後は、同行の清水さんご推薦の、新しく出来たバーに。
確かに、僕が好きな長いカウンターに、いろいろな酒が置いてある。
雰囲気も良く、悪くない。
マッサージ修行中の清水さんが、好意で喉の状況を見てくれる。
喉のリンパ腺が腫れている。
首筋と肩も恐ろしいほどこっている。
恐らく、「眼+腕のこり⇒首・肩⇒喉のリンパ腺⇒喉の痛み」ときているのであろう、という見立てで、該当と思しき個所を丁寧にもんでくれた。
おかげで、翌日は、生まれ変わったような喉の軽さ。
やはり、持つべきものは、一芸ある友人である、と大変感謝する。

香港⇒上海(金さんと会食+打ち合わせ)

朝の便で上海へ。
寒いだろうと身構えて、厚い洋服をたくさん持っていったら、暖かい(12℃)ので拍子抜け。
上海へ着くと、タクシーで嘉定に直行。
新会社設立に絡む相談に乗る。
打ち合わせが終わると、虹橋賓館に。
何時も泊まるホテルが高いので、もう少し安いホテルを探さねばと初めて泊まったホテルであるが、まだ高い(香港ほどではないにせよ、上海のホテルの高さには泣かされる)。
もう少し安い(でも、清潔でインターネットが使える)ホテルを探すのが次回までの目標。
ホテルに到着すると既に夜。
人事・労務コンサルタントの金さんに、ホテルまで迎えに来て頂き会食に。
金さんは、以前、虹橋賓館に長期滞在していたとの事で、「懐かしいですねぇ」と言っている。

金さんと知り合ったのは2002年の事なので、既に3年半経過しているが、殆ど仕事を一緒にした事がなく、ただの友達状態であった。
「そろそろ一緒に仕事をしますか!」というのが、今回の打ち合わせ(翌日)の主目的。
その前に、「先ず、飲もう」という事になったもの。
連れて行っていただいたのは、HANASENNという炭火焼の店。
焼き鳥好きの僕としては、かなり満足。
お互い、生ビール3杯+梅酎ハイ5杯程度飲む。
それからバーに。ここでも、お互いウイスキーを3杯位飲む。
という事で、翌日の打ち合わせ写真では、少々顔がむくんでいるような。

香港(JAMBOに行った+個人所得税)

ちょっと話がさかのぼるが、JAMBOに行ってきた。
香港の絵葉書やガイドブックに必ず出てくる店であるが、美味しくないという評判があったので(最近、味がよくなったという噂も有り)、なかなか踏み切れなかった。
とは言え、香港に駐在しているからには、一度は行ってみたい。
そんなことで、9年がかりでやっとJAMBO訪問が実現した。
実際に行ってみると、写真通りの概観。
必要以上にけばけばしい。
昔懐かしい香港のイメージ。


水上レストランには、フェリーで渡るので面白い。
レストランは何階建ての構造になっているのか数えなかったが、ともあれでかい船である。
レストランは人で一杯。
いまだにこれだけ人が集まるのはたいしたものだと感心する。
味は、聞いていたよりは美味しい。
北京ダックは意外にいけた。値段もリーゾナブル。
ただ、ファミリーレストラン的な味、という感じで、続けて行くとちょっと辛いかな。
人手が足り無そうで、サービスも70年代の香港、という感じだし・・・
まあ、香港観光ツアーとして行くのは良いと思う。
ちょっとレトロな感じや、フェリーでの移動で、ブルースリーになった様な気分が味わえる?

さて、ビジネス情報。
1月1日より、個人所得税法実施細則が改定となった。
ポイントは、
●月次の基礎控除が、800元から1600元に引き上げられた事
●徴税管理の強化が図られた事
基礎控除に関して言えば、昨年末まで外国人は、追加控除(3200元)と併せて4000元/月の控除となっていた。
基礎控除の引き上げによって、これがどうなるか(追加控除の増減額があるか)が噂されていたが、結果として、追加控除はそのまま(新実施細則27条)。
1600+3200=4800元が外国人の月次控除となる事が規定された。
尚、中国人の基礎控除に関しては、800元から1600元と2倍にした上で(国民のかなりの割合が個人所得税を払わなくてよくなる感じ)、今までの様に、地方が個別の控除額を設定する事を禁止する通達を別途出している。

香港(アニュアルディナー)

今週は期末決算なので、面白い事(特筆すべき事)がまるで無い。
唯一のイベントがアニュアルディナー。
僕が香港に来た頃は、アニュアルディナーも何百人参加というイベントであったが、年々、質素になってきてはいる。
とはいえ、一応、一年の大イベントという事で、ホテルを借り、スタッフも「盛り上げよう」という努力をしながら参加している。
今回の会場は、九龍側にあるホテル。
会場は悪くない。料理も美味しかった。海辺で夜景もすばらしい。
問題は、屋外BBQだったと言う事。
10度を切るかどうかという気温の中、更に、海風が吹く中でのイベントとしては、かなり苦しい。
これが、夏なら楽しかったのに。

一応、巨大な簡易テントが張ってあるので、まともに屋外の寒さではないが、桑畑君の越冬隊の如くの格好を見れば、状況が分かろうと言うもの。
隣のマイケル部長がさほど寒そうではないのは、太っていて寒さに強いためらしい。


ともあれ、夜10時頃まで宴会は進行し、宴席はお開きに。
直前に、領家さん+機械部のスタッフと記念写真。

更に、コンサルティング部で記念撮影をしようとしたら(マイペースな人間が多いコンサルティング部は3人しか参加せず)、アニュアルディナーの度の泥酔が恒例となっているOさんが、飛び込んできた(ポーズをとっていたら、シャカシャカという走り声が聞こえたので、何かと思っていたらOさんだった)。
酔っていて顔が白いので、まさに心霊写真の様な写真となってしまう。
カメラも驚いたようでピントがボケボケ。
最後に、Oさんをタクシーに乗せようとすると、ホテル前に溜まっていたタクシーが避ける避ける。
これだけ空車がパニックのように避ける光景をはじめて見た。
「酒は飲んでものまれるな」である。

香港(新著と講演会の宣伝)

明日香出版から出す本の校正が最終段階に入ってきた。
タイトルは「中国ビジネス組織変更・撤退完全マニュアル」。2月1日出版予定。
定価3465円(税込み)
組織変更にスポットを当てた本で、ちょっとした自信作!

宣伝ですが、内容は以下の通り。
第一章:開設と撤退(組織改廃の手続とポイント)
● 現地法人の設立と閉鎖
● 委託加工契約の締結と終了
● 出張所の開設と閉鎖
第二章:組織変更(組織変更手続のポイントと注意点)
● 委託加工⇒現地法人
● 現地法人⇒委託加工
● 出張所⇒現地法人
● 現地法人⇒出張所
● 出張所名義の変更(「日本本社の出張所」から「現地法人の出張所」)
● 現地法人の出資構成変更(持分譲渡)
第三章:現地法人の再投資(子会社設立)と、現地法人の分枝機構(分公司・常駐代表所)開設
第四章:現地法人の増資と減資
第五章:外資商業企業の設立と貿易権(外貿流通経営権)の獲得
資料編:契約書・申請書雛形など


宣伝ついでに・・・
2月13日に日中投資促進機構主催のセミナーで講師をします。日中投資促進機構さんの講演会も、これで3回目。
すっかり恒例になってきた。
講演タイトルは中国進出となっていますが、新書出版を記念して、組織変更の内容を半分くらい話す予定。


さて宣伝ばかりでは恐縮なので、年末・年始の出来事。
久しぶりにオーシャンパークに行ってきた。
ジェットコースターなどは怖くて乗れないので、ほのぼの系を回る。
パンダを見たり。

ケーブルカーに乗ったり。
ケーブルカーは1.4KMの距離。海を越え、山を越えるので少々怖い。

香港(今年も宜しくお願いします)

明けましておめでとうございます!
本年も宜しくお願い致します。

実は、例年、新年の雰囲気には軽い反発心を持っていたのですが(「頑張ってるのは、いつでも同じだ!」という感じ)、今年は素直に「おめでとう」という事ができる気がします。

というのも、昨年は体・メンタル共に不調で、特に、メンタル(精神面)はかなり悪い状況にあり、自分自身危機感を持っていました。
ただ、年末に次のような事があったり、考えたりしました。
● 12月は意識して仕事量(というか、執筆量)を落として、休日は寝た。
ここ数年、休日は執筆+資料チェック、出張の移動中にも執筆、という感じで、いつも気を張ってたのが良くなかったようです。
何事もメリハリ、というのが分かりました。
● 20代の頃に面識があった、とある女性社長に12年ぶりに再会し、その折、「頑張るのではなくて、楽しみなさい」と言われたのが心に残った。
それもあり、プレッシャーがある状態も含めて、自分がどこまでできるか、腹を括って楽しんでやろうと開き直りました。
考えてみれば、経営者だけでなく、世の営業マン、管理者、執筆者 etc.、全員が予算や締め切りと戦っているはずです。
僕が、自分自身を特別だと思ったり、こんな状況で音を上げたりしている様では、意識過剰と言うものです。
● 昨年最終のブログにも書いたとおり、本当にたくさんの方々が支えてくれていることを、今更ながら実感した。
応援の中には、積極的な応援もあれば、(反対はしないという)消極的な応援もありますが、どちらもありがたい事です。
どちらも、肯定的に僕を見てくれていると言うことで、僕に自信を与えてくれます。

そんな状況で、今年早々、前向きな気持ちです。
久々に、攻めるぞ!という気分が戻ってきました。
心配してくれていた方々には、「もう大丈夫です+有難うございます」と伝えたい気持ちです。
今年も宜しくお願い致します。


因みに、昨年から悩んでいた、喉の不調はあと一両日中に治りそうな感じです。
決め手となったのは、年末の睡眠+喉の丹念なマッサージ+枕の交換+ストレス解消
どうも、硬い枕も駄目だったようで、枕を変えました。
とは言え、家の中に良いのがなかったので、5年以上前に買った、「こげぱん」のクッションで寝ているのですが・・・