保税物流中心B型認可

最近、ばらばらと報道されているけれど、保税物流中心B型の認可が始まった。

保税物流中心B型というのは、使い勝手から言うと物流園区の様なもので(若干の違いはあれど、園区遊の様なオペレーションができる点では同様)、一昨年に総合保税区に昇格した蘇州保税物流中心B型が第一号。

物流園区が国務院の認可で設置されるのに対して、保税物流中心B型は税関総署の認可で設置できるため、比較的認可取得が容易では、という観測から、全国で一時は200か所近くのB型申請が上がっていたようであるが、新規の認可(蘇州、北京、南京以外)が全く進んでおらず、南沙、深センなどは、保税港区に申請を切り替えて、認可を最近取得した経緯がある。

そんなB型であるが、ここに来て全国17か所の認可が行われた。
広東省では、東ガンの虎門、中山などが認可を取得した。

検収までにはまだ時間がかかるであろうから、すぐに操業を開始する訳ではないであろうが、例えば広東省に、物流園区機能(香港代替)を果たす場所が、「深セン2か所(物流園区と保税港区)、東がん(B型)、広州(物流園区)、南沙(保税港区)、中山(B型)、珠海(クロスボーダー工業園区)」という感じで随分出てきた。

これで、加工貿易貨物の流れもかなり変わってくる事であろう。
どこを抑えて今後の戦略を立てるかが、物流会社のこれからの勝負になるであろう。