個人の換金(外貨⇒人民元現金)の運用状況を調べてみた

外貨⇒人民元の換金状況がどうであるか、運用を調べてみようと思い立つ。
そんな事で、部下を銀行に走らせたり、自分も銀行に行ったりして、実地調査を行ってみる。
ポイントは、外貨から人民元現金の換金がどういう状況か。

まず香港。
香港での人民元への換金は、昔は、両替ショップでしかできないに近い状態であったが、CEPAの施行とほぼ同時に、中国人民銀行公告[2003]第16号が公布され、以下の通りの規定となった(個人の換金)。
● 現金の換金については、一人一回 RMB 6,000以内
● 銀行口座を通した換金については、一人一日 RMB 20,000以内

さて、香港の中国銀行に行ってみる。
僕:人民元現金に両替を。
銀:中国に中国銀行の口座はありますか。
僕:ありますよ(と言って香港ドル現金を出す)。
  因みに、換金制限は幾らですか?
銀:一日2万元です。

お~、法律に近い(銀行口座通してないけど・・・)。
とは言え、身分証明書の提示を全く求められなかったので、実際には足を運べば何回でも換えられそうな・・・

さて、上海、広州、深圳。
上海、広州は、1日の換金制限 US$ 5,000相当。
年間 US$ 5万。
まず、「個人外貨管理弁法(中国人民銀行令[2006]第3号)」、及び、「個人外貨管理規則実施細則(国家外貨管理局・匯発[2007]第1号)」通りの対応だ。

深圳の銀行に僕が行ってみると、
僕:1日の換金制限は?
銀:ありません。幾らでもOK

お~、自由だ。

という事で、まあ、銀行ごと、支店ごとの違いがあるかもしれないけど、まあ、法律と運用のバランスが、こんな形で取られているのがわかって興味深かった。

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