経営者と出資者

数日前に、知り合いから唐突に、「出資者と経営者に軋轢が生じるのはなぜでしょう」という質問を受けた。

典型的なのは、短期利益を求める出資者の意見と、経営者の理念(信念)に衝突が起きる場合であろう。
社会の信用を得ているが多額の利益は期待できない活動と、根本のとなる活動の信用を損なうかもしれないが、リターンの大きな取引の二つがある場合、どの様な対応をするか、という場合等にこの問題が典型的に現れる。

オーナー企業の最大の欠点は、オーナーの一存に会社の経営が左右されるという点であるが、一方、上場企業の弱さがあるのも確か。
出資者が全て自己の短期利益を求めだしたら、会社経営は適切な軌道を外れるであろう。

僕が前職を辞める直前、「コンサルティングは利益が薄いから、顧客相手に物を売れ」という指示をされて困ったものだ。
コンサルティングを辞めた時点で顧客は維持できないという、簡単なロジックも理解していない人間の発言であるが、こんな常識を疑う意見でも、出資所管部長の声となれば、従わざるを得ないのが資本の世界であり会社組織。

出資者が多ければ、こんな突飛な意見は薄まるのであろうが、上場企業の株式を買う人間の目的は、通常キャピタルゲインであるため、必然的に短期利益の追求が主目的となる。


過去には、上場会社の社長になる(自分で作った会社を上場させる)のが夢、という発言をしていた事もあるが、今では決して上場したくない(子会社の上場はさておき)。
MCH本体への出資者は、もう一人も増やしたくない。
出資者は、僕、社員、起業時(まだ、成功するかどうかも分からない時)に出資をしてくれた方だけで良いと思う。
よけいな声に左右されず、堅実で信念に基づいた経営を続けていきたいからである。

オーナー企業の弱さであり強さであるのは、会社の品格・未来が、オーナーに大きく左右される事。
この点は、肝に銘じて、自分を律していきたいと思う。

話がコロッと変わって・・・

先日、香港の力寶軒で炒飯を食べた。
僕は炭水化物好きなので、麺、ご飯がともかく好きだ。

この時食べた麺は外したけれど、炒飯は凝ってて美味しかった。
レース状のたまごで包んだ炒飯。
名前も力寶炒飯なので、このレストランの売りではないか。