思い出の温泉大飯店

福州駅と温泉大飯店の部屋

香港から1時間の飛行で廈門到着。
すぐに廈門駅までタクシーで行き、電車で福州に移動。

廈門・福州間の快速は、数か月前に開通したとの事で、2時間弱で福州に到着する。
研修時代(1990年)は、車で6時間かけて移動していた訳だから、便利になったものだ。

宿泊は、研修時代住んでいた温泉大飯店。

部屋はほぼ昔通り。
僕は、昔住んでいた思い入れがあるので、喜んで泊るのであるが、普通に見れば、五星ホテルにしては、古びた感じで期待外れという事になるのだろうか。
思い出というのはすごいものだ。

これは、エレベーターの前にある服務台。
今は人がいないが、当時は、常時ここに服務員がいて、見張っていた(?)ものだ。

とは言え、皆な、同年代(20代)の女性だったので、娯楽が全くなかった当時の僕は、毎晩、ここで2~3時間、服務員と立ち話をしていた。
それが唯一の娯楽だった。
孤独は癒えるし、語学の勉強にもなるし、一石二鳥。

話は変わるが、移動中に、小学生時代の事を考えた。
小学校時代の僕は内気で、小学校に入学した時、最初、トイレの場所が分からず(人に聞けず)3日間ほどトイレに行けなかった。
入学数日後に校内を歩いていて、トイレを見つけた時は嬉しかったものだ。

こんな内気な人間だったのに、今では平気で海外に行き、交渉もすればプレゼンもする。
人間、経験で性格も変わるものだ。