香港映画のセリフと語学学習

20代の頃、会社派遣の研修性で、1年台湾(語学学習)・1年福建省の福州(実務)に行かせてもらった。
台湾では、1日7~8時間語学の学習(語学学校の授業)をさせてもらったので、家に帰ってくるとくたくただった。
その際の娯楽が、香港映画(北京語吹き替え版)。
下に漢字の字幕が出るので、単語の確認(使い方・ニュアンスが覚えられる)、リスニングの勉強にもなるし、楽しいし、一石二鳥だと喜んで見ていた。
特に好きだったのは、周潤発・レスリーチャンの「男たちの挽歌(英雄本色)」で、これは、百回以上見て、セリフを暗記できるくらいだった。
VTRで語学を勉強したと言えるくらい。
見張り、報復、仇討など、特殊な言葉をたくさん覚えたが・・・

その中で、印象に残っている光景とセリフが、チョウユンファとディロンが、敵を待っている時の会話。

龍:お前は神を信じるか。
周:信じる。俺が神だ。
  人こそ神。自分の運命を決める事ができる人間は神だ。
  (だから、今、自分の運命を自分で動かしている俺は神だ)。
龍:運命を決めたくても、決める事ができない時もあるぞ。
周:賭け事に勝ち負けは付きものさ。

というセリフ。
20代の僕は、格好いいセリフだなあと、つくづく感心して見ていた。
20年以上たった今でも、そのシーンを思い出すし、このセリフを思い出す。
あの映画を見ていた、当時は将来、こんなに長く(映画のシーンの)香港に住む事になるとは思わなかったが・・・

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