シャロンのうどん

シャロンの鍋焼きカレーうどん

上海から香港に移動する際、虹橋空港を使ったので、シャロンで鍋焼きカレーうどんを食べた。
空港にあるシャロンの味には意見がある人もあろうが(料理の味自体を取れば、確かに決して美味しいとは言えないかもしれないが)、虹橋空港、浦東第一空港を使う時は、シャロンのカレーかうどんを必ず食べてしまう。
空港にある、というのが重要なのであろうと思う。
そして、1980年代にもあったというところが凄い。

1989年に、台湾の語学研修から福州の実務研修に切り替わった時、上海虹橋空港に入り、福州行き便に乗り換えた。
当時、台湾の学校の先生や、周りの人たちからは、中国に行ったら何もないぞ、覚悟しろと脅され(彼ら自身中国行った事がなかった筈なので、単なる思い込みと脅しだ)、暗い気持ちで虹橋空港に到着した時、シャロンがあってどれだけほっとした事か。
その後(1990年代)も、上海出張し、空港で「手打ち風うどん」という赤ちょうちんを見ると、ついほっとして食べてしまったものだ。
まだ、中国出張のハードシップが高くて、上海でも日本料理が少なかった頃だ。

20年以上が経過し、時代は変わったが、そんな思い出が強く残っているので、シャロンを見ると「食べねばいかん」という気持になるのであろう。

今回食べた鍋焼きカレーうどんは、味はいつもの通り。
美味しさを云々するのではなく、僕にとっては思い出の味なのであろう。
1980年代・1990年代前半を知らない人にとっては、どうでも良い話かもしれないけれど。

因みに、日本行き便数本の搭乗前だった事もあり、シャロンは空き席がない程の満員であった。

年齢当てクイズは嫌いだ

宴席の折、特に二次会ネタとして、「水野さんって何歳だと思う」というネタ振りが頻繁にある。
これが大の苦手だ。

まあ、年齢よりは若く見られるので、善意で言って頂いているのだと思うけれど、我ながら、47歳(来月48歳)という年齢は、最近実感せざるを得ない。
意地を張って言わないけれど、小さい文字が見えなくなったり、肌のつやが無くなったり、(染めないと)髪が白かったりとか、変化を痛感する今日この頃だ。

そんな状況下の年齢あてクイズは、当てられても気まずいし、外れても「実は50歳前」という回答をせざるを得ないし、その後、しばし雰囲気に乗れなくなってしまう。。
また、20代の人間にとっては40歳越えれば皆同じだろから、「そんな事私に聞かれても、30代でも40代でも、同じ事だよ、と思ってるだろうなぁ」と考えると、「頼むから早くこの話題を終わらせてくれ」という居心地の悪さを感じる。

そんな訳で、僕に限らず、他人の年齢あてクイズは、対象となった人が内心うろたえている事が多いので、やめた方がよいと思う。
僕個人としては、切にやめて頂きたいと思っているし。

という訳で、いっそ観念して開き直るか。
髪もバッサリ切って、年齢相応を目指そうか、と考え始めている最近の僕である。