長続きすればだが。
僕は、小学校3年生から高校までクラシックギターを弾いていた。
小学校6年生でアルハンブラが弾け、高校の頃にはかなりの曲が初見で弾けたのだが、30年弾いていないので、今は全く弾けないし、楽譜も読めない。
少しずつでもメンテナンスしておけばよかったと思うが、後の祭りだ。
後悔先に立たず。
一方、30才過ぎてから習ったので、上達はしなかったが、やってよかったのはサッカーとボクシング。
サッカーは、習ったというと語弊があるが、全く経験が無い状況で、6年間少年サッカーのコーチをやっていた。
30代後半から、子供の横でちょこちょこやっていただけなので、上達しない事おびただしかったが(子供の方が上手い)、一つ良かったのは、とっさに足が出る様になった事だ。
携帯電話や瓶を落とすと、反射的に足が出るので、地面に落ちる前にワンクッションでき壊れない。
こんな事が、今までに何度もあった。
まあ、サッカーをした収穫が、この程度の事で一体良いのか、という疑問もわくが、それはそれでよしとしておこう。
少なくとも、携帯4~5機を修理・交換から守れたと思う。
ボクシングは30才から始めた。
33才に駐在に出るまでの3年間ジムに通ったが、これは純粋に健康によい。
ボクシングジムに払う月謝は1万円程度だったと記憶しているのだが、毎日行ってもよいのでたいそう安い。
ジム側も、プロになって強くなる(賞金を稼ぐ)人間が重要なので、プロテストが年齢的に受けられない30代の人間は、あまり真剣に教えてはくれない。
とは言え、僕も仕事があるので、練習に気合が入りすぎて、頭をボコボコ殴られても困る。
それを考えれば、丁度よかった気がする。
ボクシングが良いのは、1人で練習できる事。
大学時代に熱中した合気道は、相手がいないと練習しにくいけど、ボクシングは、1人でもシャドーができる。
現在では、健康維持とダイエットという目的が主になってしまったけれど、やってよかった、という気がする。