おみくじとか占いとか

高校3年生の時に、鶴岡八幡宮のおみくじをひいたら凶が出て、翌年浪人して以来、おみくじはひいていない。
別に、凶をひいたから浪人したわけではなく、あきらかに自分の努力不足(高校1~3年の夏まで、全く勉強しなかった)の結果だが、ともあれ、「おみくじに凶なんて入れるな!」と怒りを感じたのが、ひかなくなった理由である。
まあ、入れないと、お祓いで儲ける事ができないのであろうが。

占いもやらない。
信じないというだけではなく、いくら信じていなくても、何かネガティブな事を言われれば心に残り、それが、後の自分の行動を、何らかの形で縛る様になる。
それが嫌だ。

前にブログで、過去の僕の運不運(過去に不運と思えた事が、実は良い選択肢だったという経験)という話を書いたが、人間の運・不運は、運命ではなく自分が決めるものだ。
より正確に言えば、自分の努力が運命を変えるのだ。
ある事象が起こった時、それが不本意な出来事であったとしても、その中で努力をすれば、それが幸運の道に姿を変える。
振り返った時、「あの時は不運を嘆いたけれど、実は、幸運だったんだ!」と言える様になる。
仮に、過去に僕に起こった出来事が反対であったとしても、それがベストの結果につながる様に、僕はもがいていたであろう。

人間誰しも未来は予測できない。
だからこそ、可能性を求めて、ある時は不安と恐怖で努力するものだ。
その努力だけが、未来を創る。
努力しても不安を感じるのであれば、「自分は運が良い」と一日何回も唱えればよい。
10年も唱えていれば、心から信じて、自信が持てるようになる。
占いが(人生相談的な)癒し効果を提供してくれるのであれば、そして、自分に自信を持たせてくれるのであれば、その意義は否定しない。
それが、人を救う事もあるのであろう。

ただ、自分の人生に責任を持てるのは自分しかいない訳だから、偶然(おみくじ)や人の言葉に左右されるのではなく、自分が信じるように戦ってみたい。
少なくとも僕はそう思う。

久々の広州での講演会

久々の広州での講演会のお知らせです。
「華南地域の日系企業が注意しなければならない3つの動向(加工貿易政策の展望、 流通税改革による影響、外貨管理規制の変化)」というテーマで講演します。
(上海での講演会はないのか、というご質問を複数頂きました。5~6月に企画させて頂きますので、しばし、お待ちください。ありがとうございます)。

全国への拡大を前提に、2012年から上海で開始されている流通税改革、来料独資転換に関する 優遇措置の適用期限の設定など新たな加工貿易政策、投機資金流入規制の観点から継続して 行われている資金調達や外貨の人民元換金に対する規制強化、という中国でビジネスを行う企業にとって大きな影響を与える3つのテーマについて、華南地域の日系企業の視点に立ったリスク分析、 及びその対策を検討します。

セミナー日時:3月22日(木) 14:00〜16:30  13:30開場
会場:広州市天河北路233号中信広場商業棟4階 中天凱旋会議センター403室

セミナー内容:
1.加工貿易政策の展望
(1) 今後の加工貿易政策の展望と想定されるリスク
(2) 今後の来料加工継続の可否と必要となる対策
(3) 進料加工運営への転換とその影響

2. 流通税(増値税・営業税統合)が華南地域に与える影響
(1) 流通税改革の内容
(2) 流通税改革が企業運営に与える損益面の影響
(3) 流通税改革が華南地域に与える影響

3. 外貨管理政策のトレンドと今後の見通し
(1) 資本金・借入金管理(借入・換金)の変更
(2) 貨物代金決済制度の改革とユーザンス管理(前受・前払含む)に与える影響
(3) クロスボーダー人民元決済の現状

講演者:Mizuno Consultancy Holdings Ltd. 代表取締役社長 水野真澄
参加費:一般200元
MCH会員・NNA会員 100元
(当日受付にてお支払いください。)
定員:70名 ※定員になり次第締め切らせていただきます。

お申し込み:
seminar@mizuno-ch.com
またはFax(86)20-3877-1275まで、

御社名、ご参加者氏名(全員分)、メールアドレスを記入願います。
また、MCH会員及びNNA会員の皆様には優待価格を設定させていただきましたので、
お申し込みの際に、MCHまたはNNA会員の旨、お知らせください。

PE課税仮完成

中国のPE課税に関する本、執筆完了。
半分校正を終わらせて、今日の作業は終わり。

ブログを読んで頂いている数名の方から、早く書いてくださいと督促を受けているので、早く形にしたいもの。
まだ出版までに2~3ヶ月の作業が必要だけど、久々に楽しみな気分。

2002年に最初の本を出して以来、20冊以上本を出しているので、本を出すという事に対して不感症になってしまった感は否めない。
ただ、今回は、自社で出版し、日本・海外の書店で流通させるという初の試みなので、ハードルはそれなりにあるが、楽しさもある。

人間、新しい目標を設定し、それを越えていく事に、やりがいが生まれてくるものだ。