数日前の事(上海)。
一連の講演会も終わって、久々に2次会まで行き痛飲する。
健康管理上よくない事ではあるが、酒を飲むと露店で串焼きやら麻辛湯が食べたくなる。
そんな訳で、仙霞路の露店に行って、軽くつまむ。
何故こういう雰囲気が好きかは自分でもわからない。
1988年に台湾留学した時、最初は屋台が不衛生に思えて、食べる事ができなかった。
その後、1989年に赴任した福州(当時の福州の衛生状況は、悪い意味ですさまじかった)で、人生観を根本的に変える様な1年間を送り、かなりの事に耐えられるようになった。
当時は娯楽と呼べるようなものはほとんどなかったし、実務研修の1年間は福建省を離れる事が認められなかったので、福州の露店(当時他の地域にはあまりなかった)に、懐かしい台湾の雰囲気を投影していたのだろう。
その頃からかな。
因みに、福州で1年過ごした後に、台湾の屋台に行ったら、非常に清潔に思えて、「2年前(台湾赴任したての頃)は、何でこれが不潔に見えたのだろう」と驚いたものだ。
当然、日本に帰ったら、どんな居酒屋でもピカピカに見えた。
懐かしい25年前。
あの頃から比べれば、台湾はとびぬけてお洒落になり、中国本土も清潔になった。