成田エクスプレス内でのささやかな打ち上げ

9月25日(木)の夜便で日本から香港に移動。27日(土)の便で上海に移動。

という事で、現在上海にいます。ここ数日の生活を・・・

今回の日本出張は3泊と短い日程で、面談2件と講演会1回。比較的ゆったりしたスケジュールであった。講演会(税務調査の動向とポイント)は好評で、アンケートも大変有益60%、有益36%という結果だった模様。

最終日は、ほっとした気分で丸の内で面談をこなし、東京駅構内でビールとつまみを買って、成田エクスプレスで一人酒盛りをしながら移動。

成田エクスプレスの中で酒盛り。秋味と焼き鳥ヒレカツ。
成田エクスプレスの中で酒盛り。秋味と焼き鳥ヒレカツ。
昼食を食べていないので、点心も購入。これはいまいちだったけど、プレミアムモルツ赤が泣かせる美味しさ。
昼食を食べていないので、点心も購入。これはいまいちだったけど、プレミアムモルツ赤が泣かせる美味しさ。

成田でEmailチェックをしながら1時間半ほど時間をつぶすと搭乗。以前ブログで、JALの機内食は日本発便より香港発便の方が好みに合う、と書いたけれど、先月頃から、日本発便のグレードが上がった気が。今回は、和食を選択したが、非常に繊細で美味しかった。インディージョーンズを見ながらのんびり移動。

JALの機内食。先月くらいから、日本発便の機内食がおいしい。
JALの機内食。先月くらいから、日本発便の機内食がおいしい。

 

のどぐろ塩焼きと甘エビの刺身がおいしかった。
のどぐろ塩焼きと甘エビの刺身がおいしかった。

 

日本で税務調査のポイントを講演

ただいま日本。

昨日は日本在外企業協会主催の講演会。ここでの講演は初めて。友人でもある金杜法律事務所の劉新宇パートナー弁護士が、在外企業協会と長く付き合いがあり、今年4回の講演企画を持っていたので、その1回で呼んでもらった形。

昨今の税務調査のポイントと注意点を1時間半解説。この1年、税務調査・税関調査が多いので、この内容の講演依頼が多い。今回は、主催者より「実例をなるべく多く紹介してほしい」という依頼をもらったので、各地で対応した実例を交えて解説した。

今日は都内で面談の後、夕方便で香港移動。

関係ないが、先日、広州投資促進中心を訪問し、主任と1時間ほど面談した際の写真が、政府機関のHPにアップされているのを偶然見つけた(以下)。

http://www.investguangzhou.gov.cn/web/bg/jsp/content/content_detail.jsp?catEncode=001001002007&contentId=34951

WeChat(微信)を始めてみて

数か月前から中国でLineが使用できなくなってしまったので、已む無くWeChat(微信)を始める事にした。WeChatを使い始めてみると、思ったよりも使い勝手が良い。携帯で写真を撮って、そのままモーメンツに投稿できるので、それで満足してしまい、ブログの更新が遅れる事態もでてきた。

何より良かったのは、長らく音信普通になっていた人と、コミュニケーションが取れる様になった事で、福州研修生時代に懇意にしていた水産公司の人、丸紅時代にお世話になった中国の人と連絡が復活した。また、その人たちから、「水野の活動は、人から聞いて知っているよ!」などと言ってもらい、嬉しく思ったりもした。

日本人でも、Emailアドレスは知っているので、連絡する気になればできるが、わざわざ打つほどの用事もない、という人たちと、気軽に交流ができる様になったのもありがたい。

そんなことで、瓢箪から駒のWeChatの効用であった。

ちなみに、僕のIDは、mizunomasuですので、ご興味のある方は、一言添えてご連絡下さい。

ATMにカードが吸い込まれる

9月16日の事(広州)。宴席前に現金を引き下ろそうと、ホテルロビーのATMを使うが、現金は出てきたがカードが出てこない。最終的に、「カードは銀行が預かった」と表示されて終わりになる。慌ててATMに表示されていたホットラインに電話を掛けると「カード番号を教えて下さい」と言われる。

「カード吸い込まれたから電話かけてる訳で、今はわからない」というと、「でも、番号がわからないと手続が開始できません」と切り返される。やむなく、あれこれ電話をかけて番号を調べ、再度電話。なんだかんだの質問を受けると、「登記はしたので、5営業日以内に連絡します」といわれてそれで終わり。それではもう香港だ。

結局、香港で手続取った方が早いと思い、HSBCに電話をかけ、カードのキャンセルと再発行の手続を取る。カードは4営業日で届くらしいので、広州の銀行がATMからカードを引っ張り出すよりよほど早い。以前、台湾で同様の事があったが、その時は電話を掛けたら1時間以内で現場に来てくれ、カードを救出してくれた。こういうことを考えると、中国本土のサービスはまだまだだ。

しかし、日本に暮らしていると、カードが出てこないとか、(よしんばカードが吸い込まれたとしても)取り出せないという事態は、まず考えられない。そのため、海外旅行に行く時も、「日本のカードでも海外で現金が引き出せるので、現金携帯は不要であろう」と考えがちだ。ただ、海外では、この様な事態が起こりうる。万が一の事態を想定し、十分な備えをする事が、海外に行く際(特に、途上国)のリスク管理と言えるだろう。

こんな感じで、細かいトラブルが二つあったが、こういう時は、得てして仕事は順調で(いつも同じ)、人生、不思議な感じでバランスがとれているものだ、と思う。

壁に激突前歯が欠ける

この数日、移動続きだったのと、細かいトラブルが有ったので(2回に分けて書きます)更新が少し遅れてしまいました。

さて、数日前の事ですが・・・

上海で考え事をしながら歩いていたらガラスドアに激突し、前歯が欠けてしまった。あまりの衝撃音に管理人が二人飛んできて、心配そうな表情で直立不動になっていたが、「何でもない。自分が悪い」と言って立ち去る。曲がりなりにも武道で黒帯を取った人間が何たる緊張の無さだ、と自分自身に恥じ入るばかり。

唇は若干の流血。歯も痛かったが、その後、行きつけのバーで軽く飲んで、(その日は他に客がいなかったので)店員さんと露店で夜食を食べる。

路上での夜食風景
路上での夜食風景
ビールと焼きそば
ビールと焼きそば

その翌々日に香港に移動したが、台風の影響か3時間ほどディレイして、帰宅したのは0時近く。香港到着の翌日、翌々日は広州だったので、やっと今日(歯が欠けた5日後)歯医者に行けた。心配していたけれど、いともたやすく直してくれ安心。また、うまいもんだとドクターに感心する。

治療が終わったのは11時45分だったので、付近にあるラーメンチャンピオン(香港)に直行し、中に入っている毘沙門零で醤油ラーメンを食べる。香港人は大の豚骨好きなので、出店している店も豚骨が殆ど。あっさり好みの僕としては、店の選択肢が少ない状況だったが、醤油・味噌・塩と、僕の好きなラーメンが揃っているのこの店に即決。なかなか美味しいラーメンを食べられ満足(税サ込でHK$88)。

ラーメンチャンピオン内。毘沙門零の醤油ラーメン。
ラーメンチャンピオン内。毘沙門零の醤油ラーメン。

 

 

 

水野Tシャツ

しばらく前に、水野組Tシャツ完成。3年ほど前に第一弾を作ったが、その時よりも生地が良い。これは非売品で、飲み仲間等に贈呈する予定。

先日、行きつけのバーの人に贈呈したら、早速着て仕事をしてくれた。その姿を見た年配の男性客から、「(水野組と書いてあるので)建築関係の方ですか?」と聞かれ、「いえ。冗談です」と返答しておいた。

1作目よりも品質が良い。
1作目よりも品質が良い。

 

 

 

飛行機生活

ホーチミン⇒香港のキャセイ便ビジネスクラス。
ホーチミン⇒香港のキャセイ便ビジネスクラス。

ホーチミンから香港に戻るキャセイ便は、同行の斎藤さん共々ビジネスクラスになった。行きの飛行機で、僕が一旦、プレミアエコノミーになったのだけど、機体故障で2時間遅れ、更には機体交換でアップグレードが取り消されたので、そのお詫びと思われる。なかなか洒落たことをする、と感心。

座席が完全に水平になるので、非常に楽だった。機内食はこんな感じ(間違って魚を頼んでしまい、これが外れで少し悲しかった)。

機内食。カレーチキンを頼むつもりだったのに、何故か焦って魚フライを頼んでしまい、これが失敗。
機内食。カレーチキンを頼むつもりだったのに、何故か焦って魚フライを頼んでしまい、これが失敗。

翌々日、香港から上海に移動。これだけ飛行機が続くと、さすがに体がきつい。ラウンジでシャンパンを飲みながらEmail整理。

キャセイラウンジ。
キャセイラウンジ。
昨日の座席は、水平にはならなかったが、なかなか快適。
昨日の座席は、水平にはならなかったが、なかなか快適。

マルコポーロメンバー14周年なのでランクアップです!と言われ、昨日もビジネスに。

機内で仕事をしようと思っていたが、機内映画でゴジラがやっていたので、ついつい見てしまう。機内食はこれ。トンポーローが思いのほか美味しかった。

機内食。期待していなかったが、トンポーローが思いのほか美味しく感激。
機内食。期待していなかったが、トンポーローが思いのほか美味しく感激。

 

ベトナム雑感

2泊3日の短い出張であったが、非常に有意義であった。何より、僕の知っているベトナムとは全く変わっていたのに驚いた。ともかく街が明るい。人々の表情にもゆとりがある。

僕が初めてベトナム出張したのは1993年の事。米国との国交が正常化されていなかった頃で、目についたのは、街を覆う貧しさだった。街中には物乞いがあふれている。レストランで食事をすれば、入り口に50人近くの物乞いが待ち構えているし、街中には(おそらく麻薬をかがせて)意識を失ったように眠る赤ん坊を抱えた女の子の物乞いがいる。夜の街(当時は真っ暗)を歩くと、顔の潰れた人、下半身が無い人が、突然四方から集まってくる。という状況で、毎日、心が痛む光景を目の当たりにする事となり辛かった。

新入社員の頃の配属は、輸出為替課(輸出船積み書類の取り扱い)だったが、カントリーリスクの観点よりベトナムは原則取引が出来ず、その状況下、1件回ってきた船積書類に驚いて、「これ通していいんですか?」と上司に聞いた事がある。今とは別世界だ。

街中のカフェ。甘くないコーヒー(日本で飲むような普通のカフェラテ)が飲めてほっとした。
街中のカフェ。甘くないコーヒー(日本で飲むような普通のカフェラテ)が飲めてほっとした。

 

ホーチミンの景色。
ホーチミンの景色。

2007年に再度訪問した時は、状況は一変していたが、それでも今の街の明るさには及ばなかった。今回は、工業団地を訪問する時間が無かったが、当時の工業インフラは非常に悪く、中国に比べて20年以上劣っている。これでは物流コストが非常にかさむし、納期管理が難しかろうと考えた事がある。次回の出張で、これがどの様に変わっているのか確認したい。

レックスホテル。1993年に駐在で宿泊していた元同僚は、ネズミが走り回っていて本当に住むのが辛い、と言っていたが、今ではブランド店が入居するお洒落なホテルに大変身。
レックスホテル。1993年に駐在で宿泊していた元同僚は、ネズミが走り回っていて本当に住むのが辛い、と言っていたが、今ではブランド店が入居するお洒落なホテルに大変身。

今のホーチミンは、香港、上海から比べると、便利さははるかに及ばないが、十分、滞在が楽しめる街になっている。便利だ。宿泊したホテルもサービスが良かった。ただ、当然の事でもあるが、便利になった分、物価も高い。僕の滞在で使用した金額を考えると、深圳・広州での滞在費用と同じくらい。外国人が居住するコストは、中国の都市部と比べても、まったく安くない。

地ビール。僕の口には合わなかった(甘くて濃厚という味)。やはり、現地生産のサッポロビールがおいしい。
地ビール。僕の口には合わなかった(甘くて濃厚という味)。やはり、現地生産のサッポロビールがおいしい。

これは空港。小規模ながらきれい。これも昔と大違い。驚いたのは、出入国カードが廃止されている事。2007年当時でも、入国管理は中国よりも厳しかったし、1993年当時は、僕と同時に到着したミッションの一員が、所持金を(詳細な金額は忘れたが)100万円くらいと書いてしまい、数時間取り調べを受け、ミッション全体のホテル到着が遅れに遅れた、という事件も有った。これも大違い。

空港。これも、小規模ながら小奇麗な空港に生まれ変わっていた。
空港。これも、小規模ながら小奇麗な空港に生まれ変わっていた。

今回のベトナムでの雑感はこの様な感じ。豊かになった(便利になった)。その分、物価は高くなった。という事であるが、日本企業の進出、ひいては僕の進出、という点に関しては、「機は熟した」というのが僕の直観。中国で言えば、1990年代後半~2000年代早々の状況であろうか。

中古設備輸入が開始されるという話もあるようで(中国では2003年からの動き)、中国と同様に、これから諸般の規制が強化されていくだろう。人件費上昇率も20%近く、中国よりもはるかに高い。また、コンサルティング会社を作るには、US$10万程度の資本金が必要(中国であれば、行政指導を考慮してもUS$5万で十分)。この様に、投資環境面で厳しい点はあるが、外資誘致が実績を上げている事への裏返しでもある。

ビジネス環境的には面白い場所だと思う。

 

ベトナム料理(精算に一苦労)

ベトナムで面談を数件こなすと会食に。ベトナム出張に来たからにはベトナム料理。とは言え、ベトナムと中華の折衷(更に、タイ料理風の品もある)という、フレキシブルな店。ベトナム産のサッポロビールを飲みながら料理を食べる。

食べた料理と雑感は以下の通り。因みに、この日は、料金精算で面白い経験をした。

生春巻き。美味しかったが、食べてから「生野菜には寄生虫がいるんですよ」と言われ、ぎょっとする。
生春巻き。美味しかったが、食べてから「生野菜には寄生虫がいるんですよ」と言われ、ぎょっとする。
ソフトシェルクラブの揚げ物。
ソフトシェルクラブの揚げ物。
四川風エビチリ。この店は、ベトナム料理と中華料理の折衷という感じ。
四川風エビチリ。この店は、ベトナム料理と中華料理の折衷という感じ。

 

ほうれん草とエビのチャーハン。中華料理だが、この日一番おいしかったのはこれ(次に美味しかったタイ風春雨は撮影を忘れる)。
ほうれん草とエビのチャーハン。中華料理だが、この日一番おいしかったのはこれ(次に美味しかったタイ風春雨は撮影を忘れる)。

料金を支払おうと、カードを出すと使えないと言われる。やむなく、コードをあれこれ出して、どれが使えるのか試してもらったが、機械故障で使えないとの結論に。やむなく、店員さんの運転するバイクの後ろにまたがり、夜の街を銀聯カードが使えるATMを探して、あちこち行き来する。

最終的にシティバンクのATMで引き出せ、会計ができた。しかし、訪問3回目のホーチミンで、夜の街を20分近くバイクで移動するとは、何とも貴重な経験をした。

店員さんのバイクの後ろにまたがり、銀聯カードが使えるATMを探してあちらこちらに。
店員さんのバイクの後ろにまたがり、銀聯カードが使えるATMを探してあちらこちらに。

 

ホーチミンの初日

昨日夜8時半にホーチミン到着。ベトナム訪問は3回目。1993年、2007年に訪問して以来。

着陸時に飛行機の窓から見える街の夜景が明るいのに驚く。最初の訪問時(1993年)は、ドイモイで国際的な注目を集め始めてはいたものの、米国との国交正常化前で夜の街は真っ暗。物資の無さ、インフラの悪さを感じたし、物乞いの驚くほどの多さに胸が痛む思いをした。1989年の福州で1年間出国せずに生活した僕が、4日間のベトナムが辛くて耐え難かったのを思い出す。

2回目の訪問時は、(1993年と比べて)ずいぶん街の様子は変わっていたが、更に、この7年間の変わりよう(2007年と今回の比較)も大きい。街中には、入ってみたいと思わせるレストラン、バーが何軒もある。1993年とは全くの別世界で、(中国でも同様の事を感じるが)時代の流れの激しさを感じる。

ホテル到着が9時半なので、少し遅めだが飛び込みで日本料理店に入る。ホテルのフロントに、「日本料理屋はあるか」と聞くと、「ここは日本ストリートだから、ホテルの回りにいくらでもある」と言われ、実際、歩くと、「いらっしゃいませ!」と、至る所で日本語で声を掛けられるので驚く。

居酒屋を選定して会食。日本酒が3種類ほど、焼酎は品揃え多し。日本酒を飲めるとは期待していなかったので、うれしい誤算。鮮度はいまいちで味は落ちるが、飲めるだけで感謝しなくてはならない。

料理は、香港、上海と比べれば、レベルは格段に落ちるが、これも昔を知っている身としては、これだけの選択肢があり、日本語で接客が受けられるだけでも感動もの。

会食が終わると、ホテルバーでウィスキーでも飲んで寝ようと思ったが、既にクローズ。バーは無いかと歩いていると、カラオケに引き入れられる。すさまじい偽酒に目と頭がくらくらするが、日本語・中国語・英語の歌の数は多く(ベトナム語の歌は無いらしい)、音響が非常に良いので歌う分には満足。気分よく1時間歌って散会。飲み放題だったので一人4,000円程度。さすがに健康を害しそうな酒だったので、1杯しか飲まなかったが・・・

ともあれ、豊かになってきているベトナムを実感して、時の流れの速さに驚いた訪問初日であった。

 

日本酒(鮮度はいまいちだが、ベトナムで吟醸酒が飲めるとは思っていなかったので、飲めるだけで満足せねばなるまい)
日本酒(鮮度はいまいちだが、ベトナムで吟醸酒が飲めるとは思っていなかったので、飲めるだけで満足せねばなるまい)

 

もつ鍋
もつ鍋

 

焼き鳥盛り合わせ
焼き鳥盛り合わせ

 

今回同行してくれた、斎藤さん(水野深圳総経理の斎藤)
今回同行してくれた、斎藤さん(水野深圳総経理の斎藤)