書籍出版塞翁が馬

先日もブログで書いた「中国外貨管理マニュアルQ&A」が、その後もランクを上げて、Amazonの海外進出部門第3位に入った。

暫く前に出した、「中国ビジネス担当者マニュアルステップワン」の1巻と2巻も、最近またよく売れている様だ。という事で、出版元チェイスチャイナ(子会社)の社長をしている杉山君が、「嬉しいですねえ」と言いながら、珍しくほくそ笑みながら仕事をしている。

中国外貨管理マニュアルQ&Aは、初版(2012年)・第二販(2013年)は別の会社が出版したが、ここから改定出版を断られたため自社出版に踏み切った経緯が有る。それで子会社が潤う事になる訳で、まさに塞翁が馬である。
そうなると、この実績を評価され、先日、チェイス出版の図書は、日本の大手書店に直接搬入できるようになった。
日本の図書流通は、かなり敷居が高く、新規参入が極めて難しい。日本の図書流通業に顔が利く出版社から本を出す(若しくは、何らかの形で、そのした会社の力を借りる)という形を取らないと、大手書店で書籍を流通させる事ができなかった。自分の出版社でこれができるようになってきたというのは、最初の書籍を出版した2002年以降15年間の成果だ。この件に付いては、その難しさを分かってくれる方は殆どいないと思うけれど、個人的にはよくやったなと、ちょっと満足に浸る。

ともあれ、人生まさに塞翁が馬。
一つの事が吉と出るかどうかは、本人の頑張り次第だ。