ジャスミン(辻原登)昔の中国を思い出す

福州で宴席を終え、一人シャングリラホテルロビーで、ウィスキーを飲みながらジャスミンを読む。

この本は、10年ほど前に読んで、非常にインパクトが有った。他人にあげてしまったので、その後、読みたいという思いがかなわなかったが、アマゾンで中古を購入できた(新品はなかった)。
1989年7月に中国(上海)入りという、僕の福州研修と同じ時期を舞台としている事もあり、非常に感情移入できる。
甘すぎる恋愛小説とか、ご都合主義的という感想を持つ人もあろうが、まだ、中国人と外国人の接触が歓迎されておらず(やっと一緒のホテルに入れるようになったが、当時は、依然として、中国人と外国人では通貨も異なり、生活範囲も異なっていた)、恋愛も決死の覚悟であった時代を経験した人間にとっては、感情を揺さぶられる。

因みに、何度かブログでも書いたが、この小説の舞台が外灘の上海大廈。

福州の日本料理

先週土曜日の昼は、福州の街を散歩。
三坊七巷でビールを飲みながら、本を読む。平和だ。

夜は、同じく三坊七巷の一幸という日本料理屋に行く。
僕の半生記の第一章にも書いたのだけど、1990年の福州には日本料理屋がなく、本当に苦労したものであったが、今ではかなりの数の日本料理屋が有る。勿論、上海のレベルとは比べるべくもないが、ぜいたくを言わなければ、それなりに満足できる。今回行った一幸は、今まで食べた福州の日本料理屋の中では、かなりレベルが高かった。マグロの刺身の鮮度も良かったし。



ただ、高い。個室を使うと、最低消費が1,200元。二人でそんなにいくのか!と思ったが、上の写真の石焼き和牛は、薄い肉数枚で、500元ちょっと(9,000円程度)。日本酒も、一本義の一番安いものが600元(1万円程度)という事で、最低消費はあっさりいってしまう。
それでも満席だ(今回は、日本人客は見かけず)。
という事で、値段は高いが、その分、サービスは良い。上海、広州に有っても行かないが、福州ならまた行くであろう。それなりに満足であった。

福州昼食(かなりでかい)

上海から福州に快速電車で移動。4時間。かなり便利だ。
遅ればせながら、ウィチャットペイ、アリペイをインストール。それから、鉄道チケット購入アプリ、タクシー、レンタルバイクなど、一通りのアプリも入れたので、かなりの事が自己解決できるようになった。中国の電子マネー、笑ってしまうほど便利だ。たいしたものだなあ、という実感。
さて、到着した福州で、初日はクライアント様の送別会。

翌日の昼食は、宿泊のシャングリラホテルの部屋でルームサービス。軽く麺を食べたいな、と思ったら、出てきたのはこのサイズ。値段(90元程度)からして、こんなすごいものが出てくるとは思わなかった。以前、他のホテルで食べた時も、同じようなサイズが出てきた事がある。でかすぎだよ。福州。

翌日は、インドネシアチャーハン。麺の反省を活かして。適正サイズのものをあれこれ探してオーダー。まあ、大きかったが、何とか全部食べられた。味は良し(前日の麺はいまいち)。

開業10周年企画(2018年8月31日)

2018年9月1日は、水野コンサルタンシーホールディングスの開業10周年記念。皆様の日頃のご支援、改めて感謝申し上げます。

という事で、めったにやらない記念行事をやろうと思い、8月31日(9月1日が土曜日なので)に、上海の揚子精品酒店の会場を予約しました。記念講演会(無料)を企画いたします。講演テーマはこれから考えるので恐縮ですが、カレンダーにチェックを入れて頂き、是非、ご参加頂ければ幸いです。収容は100人なのですが、いつもと違って会場費用が高いので、追加公演ができません。告知が出ましたら、是非、早めのお申し込みを。


なぜ、このホテルかというと、以前ブログに書いたのですが、1985年8月、僕の生まれて初めての中国訪問の時に、泊まったホテルだからで、その意味では、僕と中国との関係が始まった場所でもあるためです。

なお、まだ会場を予約していないのですが、できれば、同じホテルのイタリアンで、簡単な食事をしたいなと考えています。こちらも、ご参加いただける方がいれば、ご連絡を頂ければ有難いです(やるかどうかの判断になりますので)。行事的な事が嫌いな性格ですので、スピーチも挨拶も、その他イベントも全くなし。食べて飲むだけでいきたいと考えています。

因みに、同じホテルでも(全面改装されたため)、中身はこんなに違います・・・
これが33年の時間の流れですね。