成田に行く前に蕎麦を食べる

実りある日本出張だったので、満足して香港に移動。
夕方の飛行機なので、時間は余るほどあり、近所の蕎麦屋で昼酒を飲む。3日間の休肝日後の酒なので、なかなか美味しい。
ビールは、僕があまり好きではないスーパードライしかなかったが、気分の良さもあってか、それなりに満足する。
このビールは、僕が新入社員の時に売り出され、瞬く間に日本を席巻し、キリン、サッポロもスーパードライを出したほどだ。最初は好きで、台湾研修生に出た際、旅行に来る友人には、銘柄問わず、スーパードライを土産に持ってきてもらった。何分、当時の台湾は、日本ビールには輸入制限がかかっており、一度、郵送してくれた友人がいたが、何100%の関税を要求され、引き取り断念した事が有った。
それが、ある時を境に、まったく舌に合わなくなり、今では基本は飲まない。という事で、久々のスーパードライであった。

香港の情勢も、なかなか緊迫してきている。現時点では、局地的な場所に近づかなければ、特段安全には問題ないが、今後、28年間(現体制維持のデッドライン)、色々な局面が出てくるだろう。そんな中、香港貿易発展局から、日本での講演(7月27日)を頼まれたので(香港貿易発展局主催のセミナーで、30分間の基調講演をする)、さて、どう話すかと思案する。

前にも書いたが、商社に入社したおかげで、歴史的な瞬間をこの目で見られた。湾岸戦争直後で、まだ油田が盛大に燃えている時、シリア・ヨルダン・サウジ・カタールに出張した。香港返還にも立ち会えた(1997年4月に香港駐在開始)し、アジア金融危機の経済混乱や、SARSの蔓延時も香港で過ごした。怖さはあったが、自分の考え方に影響を与えたのは確かだ。
あと、20数年、香港に腰を据えて、自分ができる事をやろう。