香港・中環に新しくできた、「鮨琥珀」にご招待頂く。
先日、紹介した上環の「谷川」もそうだが、良い鮨屋、割烹料理が、新しく香港に開店している。嬉しい限りだ。
蔵六鮨で握られていた方という事で、非常に丁寧な仕事をしている。良い鮨は、軽くて味わいがある。
メニューは、HK$2,980とHK$1,980のお任せのみ。
当初は、HK$2,980一本だったようだが(この取材では、HK$2,980のお任せ一本と出ている)、その後、HK$1,000安い価格のものを加えたとの事。今回頂いたのは、HK$1,980の方だが、分量の違いで質は同じらしいので、僕の食欲だと、これで十分(というか、十二分)。
僕としては、HK$1,980のコースができたことで、この店が選択肢に入った。日本酒を飲んで(一般より良く飲むので)、酒代がHK$800程度と想定すると、一人HK$2,800(4万円程度)。ぎりぎり接待に使えるが、HK$ 3,800(5.5万円)だと、2人で11万円なので、これは難しい。このHK$1,000の差は大きい。大儲けしている会社なら違うだろうが。
香港で鮨を食べると、ネタを日本から空輸しているので、当然、価格は日本より高くなる。それは辛いが、美味い料理店が多いのは、感謝せねばならなかろう。
そんなこんなで、美味しく寿司を食べ、新潟の鶴齢、あと銘柄を忘れたが佐賀の日本酒(これが、思った以上に美味しい)を飲みながら会食。以前、日本で、押しつけがましいミシュラン店(鮨屋)に行って辟易したが(そういう店は、僕的には論外だ)、そういう雰囲気は無く、楽しく食事ができる。
最後の巻物は干瓢。干瓢嫌いの僕が、初めて美味しいと思った。濃厚な味わいに、ワサビが上手くアクセントをつけている。
そんな感じで、満足して食事を終える。